テレビプロデューサー 佐久間宣行の場合

佐久間宣行さくま・のぶゆき

1975年生まれ。テレビ東京プロデューサー。
『ゴッドタン』をはじめ、『青春高校3年C組』『ソクラテスのため息〜滝沢カレンのわかるまで教えてください〜』『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』『ウレロ☆未開拓少女』ほかを手掛ける。

佐久間さんは普段、グラビアを見ますか?

佐久間会社の中や現場などで雑誌が置いてあれば、見ますよ。あとコンビニなど行って、表紙でカワイイと思えば、手にとって中身も見るし。って、普通ですよね(笑)。

デジタル写真集は?

佐久間それはまだですね。でも興味はありますよ。

今回、グラジャパ!の写真集を5冊選んでいただきましたが、これはどんな基準で?

佐久間僕はギャップのある方が好きなんです。水着姿なんてまるで想像つかないんだけど、見たら「おーっ!」みたいな女のコ(笑)。今回は自分が仕事した方々を中心に、ギャップを感じたタレントさんの作品を選びました。

中でもこの一冊というと?

佐久間出口亜梨沙さんの『妖艶なるままに』です。彼女は“ゲラ(よく笑うキャラ)”ってことで、僕がやってる『ゴッドタン』に出てもらったんですが、出演が決まった時、資料用のグラビアを見たんです。そうしたらびっくりしちゃって。普段、テレビのレポーターをやってて、グラビアのイメージがなかっただけに、余計インパクトが大きかったんですよね。スタイルもすごくいいです。

出口さんに限らず、『ゴッドタン』にはグラビアタレントやグラビアアイドルが度々、登場しますよね。あれはどんな基準で選んでいるんですか?

佐久間全員オーディションです。でもグラビアがいいからという理由で選ぶことはないです。そもそも番組に水着姿はそう出せませんから(笑)。普通に企画ごとに来てもらって、その時に「お芝居がうまそう」とか「下ネタが好き」とか特徴をチェックしておくんです。それでその後、合う企画の時に声をかけさせていただいています。バラエティは見た目でなくキャラクターですから。

なるほど。『ゴッドタン』によって、世間のグラビアアイドルを見る目は変わりましたよね。ただカワイイだけでなく、面白さもある女のコたちなんだなって。

佐久間それはあるかもしれませんね。『ゴッドタン』も最初は眞鍋かをりさん、相澤仁美さんのような普通にバラエティができるグラビアのコに出てもらっていたんです。だけど谷桃子さんとか手島優さんのような、いい意味で振り切れた方々が出るようになって、そこから一気に流れが変わりました。MC陣もいじり倒しやすいからって、変わったキャラクターの方をどんどん出すようになったんです。今年出てもらった葉月つばささんなんて、普通にカワイイのに趣味はエロマンガを見ることですからね。まぁ、『ゴッドタン』の出し方が本当に良かったかどうかはわかりませんけど(笑)。

佐久間さん自身はもともとどんなグラビアアイドルが好きだったんですか?

佐久間う~ん、誰だろう(しばし熟考)。グラビアをやってるってことで、グラビアアイドルじゃなくてもいいですか? 高校の頃は内田有紀さんの水着写真集は買いました。あと深津絵里さんとか。若い頃は普通に美少女が好きだったと思います。

お二人とも顔立ちが整ってて可憐なイメージですよね。

佐久間あと思い当たるのは……ずっと後になるけど、逢沢りなさんかな。いまも大好きなんですけど、初めて彼女のグラビアを見た時は衝撃でしたよ。こんな素敵なコがいたんだ!って。でも、こんな風に言っておいてなんですけど、そういう一部を除くと、昔から絶対的エースは苦手なんですよね。

そうなんですか(笑)? 誰もが認める人気の女のコはダメと?

佐久間そうそう。俺が好きにならなくてもいいじゃんって思っちゃう(笑)。だからどこか陰があったり、素朴な雰囲気のあるコのほうが好きですね。そちらのほうが感情移入できちゃう。

そう言われて改めて今回のセレクトを見るとなんだかわかるような気も。ちなみに佐久間さん自身はグラビアを撮ってみたいと思います?

佐久間いやー、それはないですね。グラビアって、セクシーさがないとダメじゃないですか。それを出せる自信がない。笑えるグラビアだったら、もしかして撮れるかもしれないけど(笑)。

それこそ、逢沢りなさんだったらどんな風に撮ってみたいですか?

佐久間それはますます無理ですよ(笑)。そうだなぁ。「もう、仕方ないな~」みたいな表情を撮ってみたいですね(笑)。

では佐久間さんにとってグラビアの魅力は?

佐久間高校時代に戻してくれることです。僕、福島の片田舎の男子高の出身で、女性は常に見上げるような存在だったんです。口なんてまったくきけませんでした。キレイなコのグラビアを見ると、その時のドキドキした気持ちがよみがえってくるんです。

急に小さくなっちゃうんですね。

佐久間まさにそうです(笑)。グラビアに出てるコは、みんな年上に見えちゃいますもん。ホント、憧れのお姉さんです。そしてグラビアを見る度、「俺もまだまだだな。もっと頑張ろう」って元気になるんですよね。

取材・文/大野智己、撮影/山下隼

佐久間宣行
「俺のデジタル! ベスト5」

<週プレ PHOTO BOOK> 出口亜梨沙「妖艶なるままに」

撮影/西條彰仁

『ゴッドタン』に出てもらったんですが、それまで彼女のグラビアを見たことがなかったんです。でも見たらびっくり。普段のレポーター仕事のキリッとしたイメージとかけ離れて、愛らしいし、スタイルもいい。まさに憧れのお姉さんタイプです。──佐久間

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[週プレnet Extra] 神部美咲「ユルっと、フワっと、下ネっタ。」

撮影/岡本武志

『ゴッドタン』の下ネタ系企画に出てもらったら、やたら笑ってくれて。すごくチャーミングなんですよ。それだけにグラビアはギャップがあって魅力的。艶っぽい表情には思わずドキッとしちゃいます。──佐久間

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【デジタル限定】 葉月つばさ「M字上げ」

撮影/栗山秀作

彼女も『ゴッドタン』に出てもらったんだけど、グラビアを見たら想像以上に水着は小さいし、ポージングも超大胆。しかも趣味はエロマンガを読むこととか。最初は普通に美少女だと思っていたのに、ギャップだらけで最高ですよね。この写真集も裏切りません。──佐久間

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[週プレnet Extra] 沢口愛華「少女伝説」

撮影/YOROKOBI

名古屋のアイドルグループの女のコ。会社に挨拶に来たのでお目にかかったんですけどグラビアを見てびっくり。洋服を着てると素朴であどけないんだけど、水着だとものすごいインパクト。2020年の活躍を予感させる一人ですね。──佐久間

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WPB 逢沢りなデジタル写真集~特装合本版~

撮影/川島小鳥、熊谷貫、中野佑美(A.K.A.)、尾身沙紀(io)

愛らしい表情といい、そのあどけない顔からは想像のつかないスタイルのよさといい。とにかく「素晴らしい」の一言に尽きます。もうグラビアを引退したと思っていたけど、そうじゃないんですよね。次のグラビアがとにかく楽しみです。──佐久間

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