2023年2月16日 取材・文/鈴木大貴 ヘアメイク/伊佐千秋
仲良しの声優2人がお互いを撮り合うデジタルフォトブック「声優トモ写!」(週プレ グラジャパ!で配信中)。このコラムでは、2人の関係性に迫ったインタビューから撮影のアイディア出しまで、フォトブックの制作過程をお送りします!!
今回からは、2017年に開催された「ミラクル声優オーディション」に揃って合格し、「アイカツフレンズ!」で声優デビュー。現在ホリプロインターナショナルに所属して活躍中の二ノ宮ゆいさん、松永あかねさんのお2人が登場! 声優を志したきっかけ、オーディションでのエピソードをお聞きしました。
――まずは自己紹介と、お2人が仲良くなった経緯を教えてください。
二ノ宮 声優の二ノ宮ゆいです。
松永 声優の松永あかねです。
二ノ宮 私たちは同じ事務所の同期なんですけど、2人とも同じ一般公募のオーディションで事務所に所属することになって、しかも同い年ってこともあって、仕事仲間だけど友達に近い関係ですね。
松永 でも、オーディションで会った時は、あまり話す感じではなかったよね(笑)。
二ノ宮 オーディションに集中してたからね。
松永 私は思い出作りだと思ってました(笑)。青春っぽいことがしたかったんです。
二ノ宮 そういうこと!? 青春っぽいことをしたかったの?
松永 中学の頃から、毎日同じことを繰り返すのがつまんないなって思って、何か青春したいなと思ってオーディション受けてみました。
二ノ宮 へー。それじゃあオーディションを受けたのは、あれが初めてだったってこと?
松永 うん。初めてだった。
二ノ宮 オーディション受けたのは私も初めてだったけど、合宿オーディションまで行ったら、受かりたいって気持ちにならなかった?
松永 「引き返せないなぁ」みたいな責任問題はあった(笑)。「やんなきゃ」って気持ちになって来た。
二ノ宮 一度、最終オーディションを辞退するかどうかみたいな話になってなかった?
松永 そう。私もそこまで通ると思ってなかったから、親にあんまり詳しいこと話してなくて。「家から遠く1人で生活するなんてダメだから諦めなさい」って言われて、「すみません。辞めさせてください」ってなりました。
二ノ宮 そうだよね。だけど、やっぱり受けるってなったの?
松永 やっぱり諦められなくて、お母さんに交渉して、お父さんにはあんまり言わずに……(笑)。許してくれないって思ったから。
二ノ宮 お父さんは心配だからね。
松永 お母さんだけ説得して「すみません。もう1回受けさせてくれませんか」って連絡して合格しました。
※二ノ宮さん撮影
――面白いエピソードですね(笑)。
松永 お母さんには、「諦めるからハーゲンダッツ2つ買って」って言って。
二ノ宮 安いな!
松永 食べた後に「ごめん。やっぱり諦められない」って。
二ノ宮 どっちも得てるじゃん!
松永 あっという間に食べちゃったからさ……。
――最初は思い出作りだったけど、やっていくうちにどんどん真剣になって行ったって感じなんですね。
松永 そうですね。覚悟が生まれてきて、ここまで来たなら真剣にやりたいなって、声優になりました。ゆいちゃんは、最初から真面目にやってたんだもんね。
二ノ宮 真面目にやってたというか、ずっと部活で吹奏楽を続けてて、結構強い高校に入ったんだけど、あんまり自分と合わなくて1年の秋ぐらいで辞めちゃったんです。それまで数年間、吹奏楽しか打ち込んでこなかったから、何か打ち込めるものを探そうって思った時に声優を目指してみようかなって思って。
それで力試しくらいの感じで初めて受けたのが、このオーディションだったんです。力試しのつもりだったので、地方のオーディションの時はまだ良かったんですけど、合宿オーディションになってきてぐらいから「あ、あれぇ?」みたいな(笑)。
松永 合宿ガチだったよね。
二ノ宮 もう残り10人ぐらいしか居なくなって。
松永 空気も全然違ったよね。子ども扱いも全然されなかったので、「覚悟を決めろ感」がすごかったです(笑)。合宿が一番厳しくて、お仕事始めてからの方がみんな優しくなったぐらい。
二ノ宮 そういうことを経て、私もここまで来たら負けられないなって、元々の負けず嫌いが発動して頑張りました。
※松永さん撮影
――2人が知り合ったのは、合宿からなんですか?
松永 そうですね。でも、あんまり覚えてなくて。合宿の時に私が誕生日で、みんなに祝ってもらった時に一緒になったってことくらいしかないよね。
二ノ宮 受かったのは私たち2人だけだし、同じ境遇で全てを分かり合えるのもあかねしか居ないぐらいだったから、仲良くなったのはそれからですね。
松永 自然と仲良くなっていきましたね。
――お2人は。今回の企画をはじめて聞いたときはどんな印象でしたか?
二ノ宮 私たちが写真系のコンテンツを出すってあんまり思ってなかったから、どんな感じになるんだろうって思いました。あかねとだったらやりたい事とか、いろんな事をちゃんと話せそうだなって思ったので。有難い人選だったと思います。
松永 確かにね。ゆいちゃんじゃなかったらちょっと怖い。
二ノ宮 考えちゃうよね。「本当に撮っていいんでしょうか?」「本当にこの画角で大丈夫ですか?」って(笑)。だからそこは遠慮なく色々話し合いながらできそうで楽しみです。
松永 気楽です。
誰よりもお互いを分かり合ってる2人が、お互いの魅力をどう引き出すのか。次回は撮影テーマについてお聞きします! お楽しみに!
二ノ宮 ゆい(Yui NINOMIYA)
所属:ホリプロインターナショナル
誕生日:9月6日
特技:楽器演奏(フルート)、書道(毛筆初段、硬筆3段)、立ち幅跳び、50m走
趣味:カラオケ、本屋巡り、リズムゲーム、朗読、歌詞の深読み
<主な出演作>
『アイカツフレンズ!』(日向エマ)
『ピーター・グリルと賢者の時間』(ルヴェリア・サンクトゥス)
『IDOL舞SHOW』(伊佐山エリナ)
『アイカツプラネット!』(ポップメロンクレープ)
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』(ノイン)
『リアデイルの大地にて』(ミミリィ)
『ガディガルズ』(シルヴィア)
『アイドルマスター シンデレラガールズ』(八神マキノ)
Twitter【https://twitter.com/YuiNinomiya0906】
アーティストTwitter【https://twitter.com/YuiNinomiyas】
Blog【https://ameblo.jp/ninomiyayui-0906/】
Instagram【https://www.instagram.com/yui_ninomiya/】
松永あかね(Akane MATSUNAGA)
所属:ホリプロインターナショナル
誕生日:10月14日
特技:紙芝居
趣味:読書、アニメ鑑賞
<主な出演作>
『アイカツフレンズ!』(友希あいね)
『ラブライブ!スーパースター!!』(澁谷ありあ)
『ブルーアーカイブ』(エイミ)
『アイカツプラネット!』(ブラッディロック)
『カラミティ』(レナ)
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』(コナー)