『初グラビア物語~My First Gravure Story~』第43回後編 レジェンドグラドル・星名美津紀が語る“グラビア道”とは?「胸は寄せるのでなく上げるものなんです」

『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズが『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。


今回はB92W64 H88という圧倒的スタイルを誇るレジェンド、星名美津紀さんの後編。


星名さんは2012年2月、中学3年生でデビュー。撮影会で長蛇の列を作るため、「星名シフト」と呼ばれる専用シフトが作られるなど話題を呼び、6月4日売りの『週刊プレイボーイ2012年15号』で初グラビアを披露。


前回は芸能界を目指した経緯から、初グラビアに至るまでのエピソードを聞きましたが、今回は週プレのグラビアについて、グラビアへの熱い想いなどを語ってもらいました。



『週刊プレイボーイ2012年38号』(撮影/萩原和幸)より


ーー週プレの初グラビアは予想を遥かに上回る反響で、デジタル写真集も大ヒット。担当編集者の目論見通り、早速第二回目の撮り下ろしが決まりました。タイトルは「異次元の乳房」(2012年38号/9月3日発売)です。


星名 確か茨城の古民家みたいな場所で撮影したのかな。私が部活のマネージャーで、みんなと合宿に来ました。で、みんなから熱い視線を浴びる……みたいな設定で。


ーー無防備に着替えているシーンなどがありますよね。当時まだ17歳だし、部活マネージャーはぴったりです。


星名 ありがとうございます。その頃には芸能活動をするため、通信制高校に転入していたんですけど、じつを言えば部活のマネージャーには憧れていたんです。だからグラビアではあるけど、なれたのは嬉しかったですね。水着のカットが多すぎて、あまりマネージャーっぽさは薄いけど(笑)。


ーーその後、星名さんは週プレに17回、登場されています。特に印象に残っている回は?


星名 やっぱり初めて表紙を飾らせていただいた時かな。


ーー2014年21号(5月12日発売)号掲載の「白シャツ少女」(同名タイトルのデジタル写真集が発売中)ですね。


『週刊プレイボーイ2014年21号』(撮影/中山雅文)より


星名 そうそう。「表紙」ってこともあり、思い切って上半身、素肌に白シャツ一枚で撮影したんです。でもそこまでの露出はしたことがなくて。撮影中、ずっとドキドキしていましたね。あとこれは沖縄ロケなんですけど、あいにく台風にぶつかっちゃって。


ーー沖縄の台風って、木が何本も倒れるくらい激しいですよね。


星名 予定していた屋外でのロケが出来ず、大半が屋内スペースでの撮影に。でもスタッフさんたちとずっと一緒で、それがどこか修学旅行みたいで楽しかったけど(笑)。あ! あと「梅雨」をテーマに撮影したグラビアも覚えていますね。


ーー2015年26号(6月15日発売号)の「濡れて、大人になって…」(同名タイトルのデジタル写真集が発売中)ですか。


『週刊プレイボーイ2015年26号』(撮影/関根和弘)より


星名 それです。もともと雨に打たれるシーンはやってみたかったんですよ。ドラマみたいで、かっこいいじゃないですか(笑)。とはいえこのグラビア、一部じゃなくて、全部濡れるカットなんです。すごく寒いし、思っていた以上に大変でした。


ーーそれにしても星名さんの週プレのグラビアは、晴れたビーチでニッコリ!みたいなものは割と少ないですよね。フェチっぽかったり、濡れたり、屋内でしっとりみたいなものが多いというか。


星名 確かにそうですね。「雨が降る町」なんかもまさにそう(2014年29号。+スペシャルで閲覧可)。クルマの中という密室やほの暗い駐車場などで、なぜか体をしっとり濡らして撮ったグラビアで。この時も八丈島まで行ったんですけど、ずっと雨が降ってしまい、やむなく屋内ロケになったんです。


『週刊プレイボーイ2014年29号』(撮影/小塚毅之)より


ーーだからタイトルが「雨が降る町」と(笑)。


星名 しかもその雨が激しくなって、飛行機が欠航して帰れなくなってしまって。ここまでくると私が雨女なのか、担当編集さんが雨男なのか、なんてことを考えたり(笑)。


ーー2010年代前半当時、AKB48ほかアイドルのグラビアが多かった頃。王道のグラビアが多かったから、星名さんのようにしっとりしたグラビアはかえって目立っていた気がします。


星名 言われてみればそうかも。あとしっとりってことは、笑顔が少ないわけじゃないですか。それもあって、ミステリアスでちょっと大人っぽいイメージにみられました。それがよかったのかも。


ーーやはり胸にフォーカスしたカットが多いですよね。露出のある衣装を着たり、バストアップを多用したり。それだけ星名さんのスタイルが魅力だったってことだと思いますけど、維持するために何かやってましたか?


星名 水泳はしていました。ジョギングなどの運動は胸が揺れて痛いんですよ。水の中だとそんなことはないので。あと胸でいえば、「おっぱいマッサージ」は10代終わりから始めました。もともとは知り合いに「20代になって体質が変わる前に、やっておいたほうがいいよ」とアドバイスをもらったのがきっかけ。何より胸はリンパがつまると左右で形が変わってきますからね。形やハリをキープする上でも大切です。それこそいまもお風呂の後は、胸の周辺を丁寧にオイルマッサージしていますよ。


ーー胸の見せ方なんかも意識しました?


星名 しました。胸は寄せるのでなく、上げるものなんですよね。


ーー上げる!?


星名 はい。腕を手前に組んで胸を強調する時は、ちょっとだけ持ち上げるようにするんです。そうすると谷間が自然な形で見せられるし、あと胸の上も盛り上がってボリュームも見せられます。一方で寄せちゃうと、谷間も不自然な「Y」になるし、盛ってるふうに見えちゃう。そういう細かなところは意識しています。


ーー勉強になります!(笑)。デビューして10年余り経ちますけどグラビアをやったことで、何か変わったと思うことはあります?


星名 グラビアって、タイトで体のラインを出す衣装が多いじゃないですか。だからプライベートでも、その類の服ばかり着るようになりました。たまに緩い服を買ってみようかと思うことはあるけど、何を買えばいいのかさっぱりわからない。ダボッとしたワンピースなんて、一着も持ってないんですよね(笑)。



ーー今日もピタッとしたタイトなワンピース姿ですね。いやいやお似合いです。あと撮影中はどんな意識でカメラに向かいます?


星名 基本は自然体です。とはいえ、自分がキレイに見える角度などは意識することはあります。それと撮影によるけど、シチュエーションを細かくイメージして臨むこともありますね。たとえば学校みたいなシーンであれば、先輩とふたり一緒になって、気づいたら服を脱いで水着になってた……みたいな(照笑)。


ーー妄想世界にしっかり入ってから映ると。


星名 さきほど話した部活のマネージャーを想定したグラビアじゃないですけど、週プレさんの撮影はそういうのが多くて、イメージを膨らませる大事さ、面白さを学びました。


ーー星名さんが思うグラビアの楽しさは?


星名 なにより自由なことですね。よほど細かくテーマが決まっていない限り、カメラに向かって自分の思う通りの表現ができる。言い換えればありのままの自分でいられる。それが楽しいです。


ーーズバリ聞きますが、星名さんはグラビアをやってきてよかったですか?


星名 よかったです。仕事を通じて、大勢のスタッフさんやファンの方などたくさんの方々と出会えましたから。特にファンの方からは「いつも元気をもらってます」と数えきれないほど言われるし、中には「(私のグラビアが)生きがいです」なんて言われる方もいます。他の仕事をやっていて、そこまで言われることってないですよ。これからも、たくさんの出会いに感謝し、ファンの方の声がある限り、グラビアを続けていきたいと思ってます。



●星名美津紀(ほしな・みづき)

1996年5月14日生まれ 埼玉県出身 身長164㎝ B92 W64 H88

公式Twitter【@hoshina_mizuki】

公式Instagram【@hoshina_mizuki】



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週プレ プラス!『雨が降る町』撮影/小塚毅之 +SPECIALにて閲覧可


<デジタル週プレ写真集>星名美津紀「濡れて、大人になって…」撮影/関根和弘 価格/1320円(税込)

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