『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第96回マッチングアプリ広告で話題を呼んだ女優・上田操さんと女子トーク!(前編)「30歳を目前にして、ギラギラしすぎるのもカッコ悪い気がしたんです」

グラビアライター・とり&グラジャパ!スタッフ・金髪りさのグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。今回は、マッチングアプリ広告モデルとして『週刊プレイボーイ』でグラビアデビューした女優・上田操さんと女子トーク。前編では、久々の撮り下ろしとなった最新グラビア『ゆさぶられる。』について聞いちゃいます!


4年前より気持ちの余裕が増したと思います。


とり 金髪さんは、4年前の今頃何していたか覚えています?


金髪 4年前っていうと2019年ですよね? 私がアルバイトをしていた週プレ酒場が2019年の5月に閉店して……ちょうど週プレの編集部で働き始めた頃だったんじゃないかな。って、何だか懐かしいなー(笑)。とりさんは何していました?


とり 私は、ちょうど大学を卒業して関西から上京した年でしたね。口車に乗せられるがまま、高い美容器具をローンで買わされた記憶があります(笑)。


金髪 大丈夫だったんですか!? って、もしかしたら私たちが初めて会ったのも……?


とり 4年前くらいだった気がしますねぇ(遠い目)。と、前振りが長くなってしまいましたが、今回は、先日4年ぶりに週プレでグラビアを披露してくれた方をゲストにお呼びしているんです! 誰だか分かります?


金髪 なるほど! もちろん、分かりますよ。当時、マッチングアプリの広告でバズりまくっていた上田操さんですね!?


 


上田 せいかーい! 上田操です!


とり わーっ、初めまして〜!


上田 うふふ。お二人のお話を聞いて、改めて4年という時間の長さを感じました。いろいろ変化するには十分な年月ですよね。また帰ってこられて本当にうれしいです。ありがとうございます!


金髪 最新デジタル写真集『ゆさぶられる。』を見させていただきましたけど、髪が伸びましたよね。顔つきも大人っぽくなられた感じがします。


最新デジタル写真集『ゆさぶられる。』(撮影/鈴木ゴータ)/デジタル写真集『となりのみさおっち』(撮影/藤本和典)


上田 25歳から29歳になりました。並べてみると本当に変化が顕著ですね(笑)。髪に関していえば、この4年間で金髪にしたりピンクにしたり、自粛期間でお仕事が制限されてしまったのを機に、いろんなカラーを試して遊んでいたんですよ。結局黒髪に落ち着きましたけど、4年前の私は、まだ何も知らなそうな顔をしていますね。


とり 体つきも変わられた気がします。


上田 4年前の撮影は、まだ筋トレを始めたばかりの頃でしたから、少しぽちゃぽちゃしていますよね。このあと、めちゃくちゃ筋トレを頑張ったんです。一時は週6でジムに通っていたほど(笑)。ボディメイクも仕事の一環だと思っていましたし、少しでもサボってしまったら、何かうまくいかないことがあったときの言い訳にできてしまう気がして、絶対に妥協したくなかったんですよね。


金髪 週6はヤバい! ほぼ毎日じゃないですか。


上田 今思えば、強迫観念に駆られていたんだと思います(笑)。筋トレも、それ以外のことも、やるだけやってダメだったら諦めがつきますけど、例え少しでも手を抜いていた事実があったら後悔してもしきれないので。ただ、これまたコロナ禍でジムに行けなくなったのを機に、家でできるトレーニングにシフトチェンジしてから、無理に体を鍛えることは自然となくなりました。今は家でのストレッチやピラティスをメインに、筋肉を正しい位置に戻す方向でボディメイクを行っています。食事も以前より自由に摂っていますし、気持ちの余裕が増したと思います。


 

最新デジタル写真集『ゆさぶられる。』(撮影/鈴木ゴータ)


とり 何となく4年前のグラビアに比べて、体の力が抜けているような印象を受けますよ! 実際、久々の現場はいかがでした?


上田 懐かしい顔ぶれに、安心感しかない現場でした。担当編集さんと年が近いんですけど、4年前にご一緒したときは、私もデビューしてまだ間もない頃でしたし、担当編集さんも新入社員みたいな感じだったので、二人とも全てに一生懸命で、ガムシャラで。二人三脚で頑張りあえていた気がして、スゴく心地が良かったんですよね。そんな編集さんと4年ぶりに再会して、感慨深い気持ちになりましたよ。


とり 「お互い、大人になったねー」って?


上田 はい。あと、これは内輪的な話なんですが、最後にその担当編集さんとご一緒したのが沖縄ロケで、そのとき「実は、ここに来る直前に彼女ができたんです」って話をされたんですよね。初めての沖縄ロケでうれしい気持ちと、担当編集さんの幸せエピソードを聞いて、「スゴく良い撮影になりそう!」なんて思った記憶があって。それで再会したら、今度は「その彼女と結婚しました」と教えてくださったんです。今回の撮影がなかったら知らなかったかもしれないと思うと、これもまた縁だなーって思いました。


金髪 アハハ。確かに、お付き合いから結婚まで発展するくらいの月日ですよね。4年って。


上田 ねー! 本当、ビックリしました。まぁ、私は全くその手の予定がないんですけどね(笑)。



女優として1作品でも多く出続けることが理想です


とり 逆に、4年前と比べて、上田さんご自身が「大人になったなー」と思うところは?


上田 牙(きば)が抜けたところ、ですかね。いい意味で焦りがなくなりました。今も昔も私はずっとフリーランスですし、常に「一寸先は闇だ」と思って活動していますが、特に4年前は、自分に近しい誰かが新しい仕事に挑戦しているのを見るだけで「待って、私ヤバいかも?」と不安になっていました。


とり 私も金髪さんもフリーランスなので、上田さんのお気持ち、分かる気がします。日々不安との戦いだし、周りを見るとつい焦っちゃいますよね。


上田 そうして自分の気持ちを奮い立たせることも大事だなーと思いつつ、いつしか「私は私、あのコはあのコ」って、分けて考えられるようになりました。われながら大人になったんじゃないかなーと思いますね。


金髪 焦りがなくなったのには何かきっかけが?


上田 とにかくオーディションに落ちまくったこと、かな? この4年間、「もうダメだ、私は一生ダメなんだ」と超絶ネガティブになっては、「いやいや、そんな気持ちじゃ受かるものも受かんないぞ」と気持ちを立て直し、本気で臨んではまた落ちて、今度は「私を落とすほうがセンスないんだ」と意地になって……を何度も繰り返してきました。ただ、オーディションはダメでもオファーをくださる方はゼロじゃない。そう思うと、フッと力が抜けてきたというか。頑張ってしがみついてもダメなときはダメだし、それでも見てくださっている方がお仕事をくれるものだし、っていうのが、だんだん分かってきたんですよね。


金髪 なるほど、経験値が溜まったんですね。


上田 何なら普通は、フリーランスよりもプロダクションに所属しているコにオファーするほうが安心じゃないですか。ちゃんとマネジメントしてくれる大人がいて、今後も会社単位でのお付き合いができるわけで、そっちのほうがメリットも大きいはず。にもかかわらず、ただ全力で頑張ることでしかお返しできない私にお仕事を振ってくださる方がいるんです。スゴくうれしいことですよ。自分から獲りにいくことも大事だけど、今いる場所に降ってくるものに身を委ねるほうが楽しく仕事ができるかも? って考え方に変わってきたところはある気がします。なんて、私も丸くなっちゃったなー(笑)。


最新デジタル写真集『ゆさぶられる。』(撮影/鈴木ゴータ)より。おっち、丸くなる?


とり いやー、正直私はまだ丸くなりきれないところがありましてですね……。


金髪 何でとりさんが上田さんに対抗しているんですか!


とり 身を委ねられたらラクなのは分かっているんですけど、それで満足したくない自分がいて、毎日胃がキリキリしているんですよ。上田さん、どうしたら良いですかね?


上田 アハハ。私も、その葛藤は今でもあります。自分の中のギラつきがなくなったら、これ以上、大きな仕事には辿り着けないんじゃないかって。ただ30歳を目前にして、ギラギラしすぎるのもカッコ悪い気がしたんです。他人を蹴落としたり、妬んだりしてまで、上を目指すのは何か違うかなーって。そういう気持ちを抱いたままだと、このお仕事自体が続けられなくなっちゃう感じがしたんですよね。


とり な、なるほど。それは確かにそうかも。


上田 結局、何を目指すかが大事なんだと思います。自分にとって高い目標を掲げるのであれば、それだけギラついた気持ちが必要になってきますよね。一概に、高い目標を掲げることが良いことだとは思いません。カッコ付けたいわけじゃないけど、自分が自分らしく頑張れる範囲で頑張ることが、今の私にはいちばん合っている。そう気づけたからこそ、周りに身を委ねられるようになったんだと思います。ま、どちらが合っているかは人それぞれなんでしょうけどね。ずっとギラギラされている諸先輩方もいるわけですし。


金髪 具体的に、今の目標は何なんですか?


上田 Netflixのドラマに出たいです。


金髪 おぉーっ、良いですね! いま、話題作も多いですし。


上田 本当は地上波ドラマや映画主演などを目標に掲げるほうが女優らしいのかもしれません。もちろん、そういった役どころも狙っていきたいですが、フリーランスで女優業をやっている私にはハードルが高い現実もあって……。今は、ネット配信をはじめ、お芝居ができるフィールドがグングン広がってきています。実際私も、昨年はドラマ配信アプリの作品に出させていただきました。テレビに出て有名になりたいわけじゃないし、何よりもお芝居が大好きだから、1作品でも多く出続けていくことがいちばんの理想です。お芝居を続けていくために、女優として多くの人に上田操の名前を知ってもらえますようにと思って活動しています。


 


●上田 操(うえだ・みさお)

1994年4月23日生まれ 東京都出身

身長147cm B86 W58 H87 愛称=おっち

◯4年前にマッチングアプリ『YYC』の広告モデル姿が話題になり、その後グラビアデビュー。女優業に主軸を置く傍ら、バラエティ番組や広告へも出演するなど活動の幅を広げている。ドラマ配信アプリ『BUMP』にて配信中の『今日も浮つく、あなたは燃える』にて主人公の夫の不倫相手・さっちゃん役を好演して話題を集めている。

公式X(旧Twitter)【@mso_k_0423】

公式Instagram【@mso_k_0423】


【デジタル限定】上田操写真集「ゆさぶられる。」

撮影/鈴木ゴータ

価格/1100円(税込)

かつてマッチングアプリの広告でバズりまくっていた“おっち”が4年ぶりに週プレのグラビアに帰還! 変わらない笑顔との再会に喜び、大人っぽくなった雰囲気に少し寂しさを覚える。4年って、短いようで長い月日だよなぁ……。こりゃあファンのみならず、全員集合のエモ案件でしょう!


【デジタル限定】上田操写真集「となりのみさおっち」

撮影/藤本和典

価格/1320円(税込)

2019年、上田さんにとって初となった沖縄ロケでのグラビアを収録した一冊です。今見ると何だかとても幼いような……? 柔らかい身体を活かした衝撃カットが連発です。お部屋やプール、お風呂で乱れる“おっち”に時差でゆさぶられるのもオススメです。


金髪りさ

1992年生まれ、兵庫県出身。

元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。

趣味/ホラー映画鑑賞

Twitterアカウント【@sutekiend】


とり

1997年生まれ、兵庫県出身。

妄想を得意とするグラビアライター。

趣味/散歩、レコード収集

Twitterアカウント【@seikatsu_tori】

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