『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第15回 女子人気抜群の女優・新條由芽。グラビアから始まる、煌めきのストーリー。

グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。第15回は、新條由芽さんをピックアップ! 女子人気抜群の女優・新條由芽。グラビアから始まる、煌めきのストーリー。


女子を魅了するウォータープルーフな清潔感!?


金髪 グラビア好きの女のコに最近よかったグラビアを聞くと、かなり高確率で「新條由芽さん」と返ってくるんですよね。とりさんも新條さんの画像を待ち受けにしていたことがありましたよね。この女子ウケの理由は一体何なんですかね?


デジタル写真集『ゆめいろ digital edition』(撮影/中村和孝)より


とり そうですねぇ……。圧倒的な清潔感があるところ、でしょうか?もちろん、かわいさやスタイルのよさも新條さんの魅力の一つですが、今年発売された1st写真集『ゆめいろ』(週プレグラジャパにて電子版『ゆめいろ digital edition』も配信中)を見ていると、とにかく爽やかさに胸を打たれます。このカットなんて、海をバックに砂浜で寝そべるというグラビアでは定番のポージングではあるものの、どこか他とは違った特別な爽やかさがあるように感じませんか?


金髪 なるほど。"清潔感と爽やか"さかぁ。


とり 私は率直にそう感じましたね。そして、その清潔感ゆえに水滴がめちゃくちゃ映えるとも。


金髪 え、水滴が映える?どういうことですか?


とり 私は、グラビアのなかで水に濡れた肌を見るのが大好きなんですよ。なぜかと言うと、肌が濡れることで質感の生々しさが増して、そこに写る女のコの存在が五感全てで感じられるようになる気がするから。ただ、基本的に人の肌から滴る水って、あまり綺麗なものではないじゃないですか。その綺麗すぎない感じが濡れ肌のよさではあるんですけど、新條さんの場合は、むしろ肌を介すことによって、水滴がさらに美しい宝石か何かに生まれ変わっているように見えるんですよね。


金髪 ちょっとよく分からないです(笑)。水滴があることで、より新條さんの美しさが増すってこと?


とり そうですね(笑)。新條さんだと、不思議と生々しくなりすぎないんですよ。それが新條さん特有の清潔感だと思います。


金髪 なるほどね。私は、新條さんのデジタル写真集だと『サヨナラは夏の向こう』がいちばん好きです。タイトル通り、プールや海を舞台に、夏らしい日差しを受けたグラビアになっているのに、全体的に涼しげなんですよね。これも新條さんの清潔感がそうさせているんですかね。


とり だと思いますよ。面白いですよね。ロケーション自体は暑そうなのに、全然汗をかいていなさそうで(笑)。


金髪 かいていたとしても、ずっとサラサラしていそうですよね(笑)。


デジタル写真集『サヨナラは夏の向こう』(撮影/中村和孝)より


とり もしそういう体質なんだとしたら、相当羨ましいです(笑)。『サヨナラは夏の向こう』は私もお気に入りで、この撮り下ろしを見たとき、新條さんの清潔感がストレートに写されているなぁと感じました。カメラマンさんは1st写真集『ゆめいろ』と同じ中村和孝さん。恐らく和孝さんの滑らかな写真と新條さんは、相性が抜群にいいんですよね。


金髪 和孝さんって、グラビアのほかにファッション系の撮影も多く手掛けているカメラマンさんですよね。女子受けの秘密は、もしかしたらそこにもあるのかなぁ?


とり あるかもしれないですね!何せ、先に紹介した2つのカットは、グラビアっぽくもありながら、何となく日焼け止めのポスターっぽくもありますよね。ファッション誌に載っていてもあまり違和感がないような気がします(笑)。


金髪 言われてみたら確かにそうですね!そもそも日焼け止めの広告って、グラビアと同じように水着や露出の多い衣装で撮られていることが多いにもかかわらず、スーパーや薬局で自然と貼られていますよね。それはきっと、いやらしさよりも広告としての美しさの方が勝っているからじゃないでしょうか。当然ながら、グラビアとはアプローチの仕方が全然違いますしね。その観点で見ると、新條さんのグラビアは、日焼け止めの広告と同じ雰囲気があって、女性としても感覚的にすんなり受け入れやすいのかもしれないですね。


とり 新條さんが日焼け止めのイメージガールに選ばれる日も、そう遠くはないかもしれませんね(笑)。それに、日焼け止め広告の観点から考えると、”水滴が映える肌”のニュアンスも理解してもらえたんじゃないでしょうか。……つまり、ウォータープルーフってことです。


金髪 汗や水にも強い肌ってことですか(笑)。うーん、ちょっと無理やりな気もするけど、新條さんの女子ウケの理由として”清潔感”はかなり説得力がありました。女子ウケのグラビアにおいて、”清潔感”は大事なテーマと言えそうですね。


「一枚の写真が、誰かの人生を変えることがある」


とり 私が新條さんを好きになったのは、2018年に発売された『ヤングジャンプ』10号の巻末に掲載された初グラビアを見たとき。新條さんがまだ今の事務所に所属する前のグラビアで、”謎の美少女”として紹介されていました。


金髪 確か、もともと被写体モデルとして活動されていたんですよね。全く無名の状態で、ヤンジャンの巻末グラビアに登場するって凄いことですよ。やっぱり美少女って、どこにいてもすぐ世間に見つかっていくものなんだなぁ。


とり 本当にそうですよね。ヤンジャンではスクール水着を着た写真が何枚か掲載されていて、それがとってもかわいかったのを覚えています。何より、人柄も、経歴も、声も、話し方も何もわからない状態で、「このコは本当に実在しているんだろうか?」と思わせるような謎めいたオーラに惹かれました。


金髪 そのヤンジャンの巻末グラビアをきっかけに、今の事務所にスカウトされたんですよね。実際、テレビ関係の人が週プレのグラビアを見て、女のコに出演のオファーをしたっていう話も聞いたことがありますし、昔ほど雑誌の影響力はないと言えど、まだ何者でもない原石が見つかる場所として、雑誌グラビアがあることを実感しますね。


デジタル写真集『宝探しのはじまり』(撮影/細居幸次郎)より


とり それがひとつ、グラビアの役割でもありますよね。この週プレに初登場したときのグラビアも印象的でした。インタビューがルポルタージュ形式で書かれていて、そのなかに「一枚の写真が、誰かの人生を変えることがある」という言葉があったんですよ。今の時代、ネットニュースやSNSにアップされた写真も同様だと思いますが、グラビアをみていると、写真の持つ"伝播する力"を常々感じさせられます。


金髪 そうですね。それは私も同感です。


とり 吉岡里帆さんと一緒に起用されていた「週プレ創刊52周年記念アドボード」にも個人的な思い入れがあります。このアドボードが都内に出ていた頃、私はまだ関西在住の大学生だったんです。ちょうど就活のため頻繁に東京に通っていて、なかなか面接がうまくいかず気持ちが沈んでいたときでした。たまたま見かけたこのアドボードに書かれている「宝探しほど幸せな時間はない」って言葉が強く刺さったんですよ。

無名の女のコがグラビアから羽ばたいていく夢のような過程が大好きだったし、自分が宝だとは思わないですけど、当時行く宛のない自分自身もまた、ある種、宝として「探されている側」なのかもしれないなって思えて。


金髪 就活で思い悩んでいた自分の感情と重なる部分があったんですね。


とり はい。みんな最初は何者でもなくて、一枚の写真や人との出会い、さまざまな巡りあわせがあって何者かになっていく。運や偶然のタイミングによる力も大きいとは思うけど、きっとそれらの重なりには全て意味があるように感じるんですよね。金髪さんも、週プレ酒場があったからこその今じゃないですか?


金髪 そうですね。週プレ酒場がなかったら、今頃何をしていただろう?今のような感じにはなっていなかったと思います(笑)。


「週刊プレイボーイ」2019年2月25日発売号より(撮影/栗山秀作)


とり 2019年2月25日発売の『週刊プレイボーイ10号』に掲載されたこのグラビアも印象的でした。制服やジャージなどの衣装を中心に、学校生活をイメージして撮られていて、新條さんの素朴な美少女性が感じられるところが好きで。正直、「何でデジタル写真集になっていないの?」って思っているくらいです(笑)。改めて見返してビックリしたんですけど、これもまた偶然なのか、タイトルが『煌めきの瞬間』なんですよね……。


金髪 おぉ、本当だ。このグラビアから約1年後、『魔進戦隊キラメイジャー』のキラメイグリーン役が決定するんですよね。その『キラメイジャー』のコンセプトが「キラメキ」。凄い偶然ですね。しかも、グラビアの最後に載っているポエムには「その原石はいつかきっと、あなたの心の火を灯す。それは2年後かもしれない。明日かもしれない。――それは今、かもしれない。」って書かれていますよ。新條さん、グラビアポエムを実現させちゃいましたね(笑)。


とり いやぁ、凄い!鳥肌たってきました(笑)。シンデレラストーリーとはこのことですね。過去のグラビアを見返すと、ヤンジャンと週プレで新條さんが羽ばたくためのレールを引いたんじゃないかってくらい、点と点が繋がっていてドキドキしました。一枚の写真が変えた人生の一例ですね。


金髪 とはいえ、誰もが新條さんみたく、一枚の写真で劇的に人生が変わることはないと思うんですよね。輝かしい今があるのは、新條さんの才能による部分も大きいと思うんですけど、どうでしょう?


とり 私が思うに、新條さんって存在として説得力があるんですよね。新條さんについて何も知らなくても、その存在だけで人々を魅了する力があるというか。最初に話した清潔感含めて、誰が見ても好印象を抱くオーラを持っているからこそ、一枚の写真が多くの人の心に響いて、新しい道へと繋がっていったんだと思います。それは意識してどうこうできるものじゃない。何がそうさせているのか定かではありませんが、きっと撮られることが好きで、写真に写ることを楽しんでいることが影響しているんじゃないかなぁ。新條さんは、写真に写る天才なのかもしれないですね。


*第16回は、7月24日(土)配信予定です


(構成/とり)


【デジタル限定】新條由芽写真集「宝探しのはじまり」

撮影/細居幸次郎 価格/550円(税込)

新條さんが週プレに初登場したときの撮り下ろしをまとめた一冊。あどけない表情。初々しさが光っています。今改めて見ても、何かが始まる予感がするような……。この原石感。最近新條さんを知った方にも、ぜひ見ていただきたいです!


【デジタル限定】新條由芽写真集「サヨナラは夏の向こう」

撮影/中村和孝 価格/1320円(税込)

爽やかな夏。水を弾く肌。コラム内でお話ししていた新條さんの"清潔感"をより強く実感してもらえるデジタル写真集です。太陽が照りつける海やプールで、涼しげに見せる笑顔。夏が待ち遠しくなります。


新條由芽ファースト写真集「ゆめいろ」digital edition

撮影/中村和孝 価格/2288円(税込)

紙でも発売された新條さんの記念すべき1st写真集。沖縄と、新條さんの地元である群馬県で撮影されました。爽やかな水着姿はもちろん、初のランジェリーカットにも挑戦されており、大人っぽい新條さんにも出会えますよ。

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