『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第34回 “お姉さんグラビア”の注目株、桜田茉央はいま、生花から自然に咲く花へ

グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。第34回は、桜田茉央さんをピックアップ! “お姉さんグラビア”の注目株、桜田茉央はいま、生花から自然に咲く花へ。


グラビア優等生・桜田茉央は"年下のお姉さん"


金髪 今回は、2021年最後の『グラビア美女画報』です!


とり 本連載も34回目。あっという間でしたねぇ……。まぁ、今回もいつもと変わらず、気になる女のコとデジタル写真集について語っていきましょう〜!


金髪 そうですね! 私が最近気になったのは、先日リリースされた桜田茉央さんの最新デジタル写真集『九十九里一泊二日 秘めごと』。桜田さんのデジタル写真集は、これまで週プレ グラジャパ!から2冊出ていますけど、それらと比べると一気にテイストが変わった気がしたんですよね。


とり 私も思いました。ってか個人的に桜田さんのデジタル写真集のなかでは、最新の『九十九里〜』がいちばん好きですね。


金髪 わりと生っぽいグラビアですもんね。とりさん、好きそう(笑)。


とり そうなんですよ! その愛は後ほど語らせていただくとして(笑)。それより前のデジタル写真集は、どちらかというと生っぽさとは真逆の、きれいなグラビアでしたよね。



金髪 そうそう。特に週プレ初グラビアをまとめたデジタル写真集『ふるふわり』は、シンプルな空間で撮られた爽やかなカットが満載。それゆえに、桜田さんのきれいなお顔立ちや、程よく華奢で程よく丸みのある”ちょうどいい”スタイルの良さが際立っていました。青とか水色とか、寒色系の衣装が多い分、クールでキリッとした印象も受けますね。


とり めっちゃ分かります。私も、このグラビアを見たとき、お手本にしたいくらい洗練されたポージングを披露されていて「グラビア優等生だな」って思ったんですよ。腰の反り方や足を曲げる角度など、もともとの美しさに、さらに磨きがかったグラビアだと感じましたね。その洗練具合から「グラビアを頑張っていきたい!」という気概も、強く伝わってきました。


金髪 私、桜田さんを紹介するとき、密かに”年下のお姉さん”というワードを推していたんですよ。それは、桜田さんより年上の方から見ても、どこか”お姉さんっぽさ”を感じてしまうほど、真面目で頼りがいのある印象を受けたから。実際にしゃべっている映像を見る限り、柔らかい人柄だと思うんだけど、グラビアから伝わるイメージは、容姿端麗な凛々しいお姉さんって感じなんですよねぇ。


とり ”年下のお姉さん”とは秀逸ですね。矛盾しているようで、妙に納得です。



金髪 とはいえ、実際の桜田さんの柔らかさに限りなく近いのは、2作目の『Stay with』だと思いました。容姿端麗で、ポージングも美しくて、スタイルも”ちょうどいい”。そんな桜田さんの柔らかいキャラクターは、『ふるふわり』のような寒色系のグラビアよりも、この『Stay with』のような暖色系のグラビアの方が、顕著に表れやすい気がするんです。あたたかくて、やさしそうで、とにかく光がきれいで……。だから私は、桜田さんのデジタル写真集のなかだと『Stay with』がいちばん好きなんですよね。


とり そうなんですね! 確かに『ふるふわり』の頃より、表情も柔らかくなっています。そのためか、どれだけ甘えても受け止めてくれそうなお姉さんっぽさが、さらに強まったようにも見えますね。グラビアに慣れてきたタイミングだったっていうのも大きいかも?


金髪 それもあるだろうね。ただ桜田さんって、まだ24歳なんですよ。みんなのお姉さんというにはお若い年齢です。それなのに安定感があって、つい甘えたくなってしまう。この雰囲気が桜田さんの不思議な魅力だと思うんですよね。”年下のお姉さん”というワード、みなさんにも伝わりますか?


覚悟を感じるグラビア


とり 後半は、私が好きな最新デジタル写真集『九十九里〜』について語らせてください!まずはじめに、桜田さんってお花みたいな方だと思うんですよね。


金髪 唐突! お花ってどういうこと?


とり すみません(笑)。お花みたいな方だと感じたのは、週プレ初登場の『ふるふわり』のとき。ポージングの美しさとスッキリとした背景から、透明のガラスでできた花瓶に一輪挿しされている生花を想像したんですね。それは、整頓された部屋のなかでいちばん日当たりのいい場所に置かれてある生花でした。ただ生花は、長持ちさせることはできても、そこから育てることはできない。花瓶を倒してしまったら、ガラスが粉々に割れて、花も台無しになってしまう。そんな儚さも感じたんです。


金髪 あぁ。その感じ、何となく分かるかも。


とり でも、最新作『九十九里〜』の桜田さんは、ふかふかの土のうえに自然と芽を出した花だと思ったんですよね。その花もやっぱりきれいなんですけど、自然のなかに咲いているから、土が被って汚れることもあるし、虫に食われて葉に穴が開くこともあるし、ちゃんと手入れしてくれる人がいないから、天候不良で枯れる可能性も大いにあるわけで。生花とは違って、過酷な状況で咲いているんですよね。私はそれを、事務所から独立して現在フリーで活動中の桜田さんの活動そのものを示唆していると捉えてみました。


金髪 生花か、自然に咲く花か……。同じ花でも、生き方が全然異なりますもんね。



とり そうなんです。自然のなかで花を咲かせるっていうのは、大きく花開く成長のチャンスに恵まれているようで、危ない側面もたくさんあります。そんななか桜田さんは、だだっ広い大自然に咲くことを決意された。1、2作目のきれいなグラビアから、3作目でガラリと生っぽくなったのは、その決意を表現するには、生っぽいグラビアの方が説得力があると思ったから。特にこのカットは、自然の環境(フリーの道)を選んだ桜田さんの覚悟の表れだと勝手に解釈しちゃいましたね。


金髪 険しい山道を歩こうとしているからってこと?


とり そうですね。さらに言うと、桜田さんが履いている靴ってヒールじゃないですか。普通、ヒールのサンダルでこんな土の上を歩くことってないですよね。下着姿の時点でツッコミどころではあるんですけど(笑)。私が思うに、この上品な衣装は、1、2作目のグラビアのきれいさの名残。きれいさを保ちながら大自然を渡り歩くのは、ボロボロのスニーカーよりもキツイはずですが、それでも桜田さんは、”お姉さん”っぽさを彷彿とさせるヒールのサンダルをあえて選んだんです。それが、桜田さんの覚悟だと思ったんですよね。


金髪 なるほどね。とりさんの話を聞いていると、よく「覚悟を感じた」と話されているイメージがあるんですけど、やっぱり覚悟を感じると「いいグラビアだ」って思うんですか?


とり あー、思いますね。大前提として、写真は良くも悪くもずっと残るもの。つまり写る覚悟があるっていうのは、自分のグラビアに対する責任感があるってことだと思うんです。だから、覚悟を感じるグラビアを見ると、そのコに対する信頼感も生まれるんですよね。と言いつつも、グラビアだけが芸能活動ではないし、どこに重きを置くかは人それぞれ違うので、一概に信頼がどうとかは言えないんですけど。


金髪 そうだね。グラビアには正解がないし、「何がいい」っていうのも人それぞれ違う。グラビアを全力で頑張っているコを応援したい気持ちは私もありますけど、覚悟以前に、まだ右も左も分かっていないような初々しいグラビアも好きですし。


とり はい。それは私もです(笑)。ただ、初々しいグラビアから始まったコがあるときを境に、覚悟を持ってグラビアに挑んでいると分かった瞬間、思わずガッツポーズしちゃいますね。「キター!」って。


金髪 へぇ〜。桜田さんの場合『九十九里〜』がそうだったんだ。



とり 非の打ち所がないくらいきれいなポージングを披露していた1作目に対して、最新作はとにかく自然体な姿を見せてくれています。バッサリ短く切った髪は無造作に乱れているし、息遣いを感じるほど近い距離でのカットもたくさん。この生感は、きれいとは言えない部分まで見せる覚悟がないと、なかなか出せないと思います。


金髪 3作目で雰囲気の違うグラビアに挑戦された桜田さん。このまま生っぽくいくのか、またきれいな感じでいくのか、それとも全く新しい表現に挑むのか。あとに続く、4作目、5作目ではどんなグラビアを披露してくれるのか、とても楽しみですね。


とり そう言えば桜田さんは、今、二級建築士の資格取得に向けて勉強中らしいですよ。何でも、取得難易度の高い資格なんだとか。無事に合格してほしいですし、せっかくなら建築女子にしかできない建築グラビアも見てみたいですよね。


金髪 建築グラビアって何!?


とり うーん、建設現場をお借りして骨組みのなかで水着になるとか?


金髪 なるほど……。「何それ」ってツッコもうかと思ったけど、絵が想像できちゃいましたよ(笑)。


とり あはは。とりあえず桜田さんには、サグラダ・ファミリアが完成する前にバルセロナに行って何かしてほしいな。ほら、桜田さんのファンの総称って、サクラダファミリアっていうみたいですし(笑)。


金髪 サグラダ・ファミリアでできることって何だろう?


とり グラビアは多分難しいと思うので、建築女子らしい”何か”を期待したいですね。最後に無責任なこと言ってすみません(笑)!


(構成/とり)


【デジタル限定】桜田茉央写真集「ふるふわり」撮影/唐木貴央 価格/880円(税込)

ミスマガジン2019で審査員特別賞を受賞した桜田茉央さんが週プレに初登場した際のグラビアをまとめたデジタル写真集です! グラビア経験がまだ少ない頃とは思えぬほど、ハイクオリティなポージングをたくさん披露してくれています。このグラビアを見て、桜田さんの美しさに魅了された方も多いのでは?凛々しくて、柔らかい。桜田さんの曲線美を楽しみたい方におすすめの一冊です!


【デジタル限定】桜田茉央写真集「Stay with」撮影/前康輔 価格/880円(税込)

都内のアメリカンハウスを舞台にした、高級感溢れる上品なグラビア。撮影にも慣れてきた頃なのか1作目に比べて、より柔らかくなった表情としなやかなポージングが見られます。オレンジがかった光に包まれた室内の雰囲気は、写真からも温もりが伝わってくるほど。桜田さんの”年下のお姉さん”感を味わいたい方は、まずコチラからチェックしてみてください!金髪りさおすすめのデジタル写真集です。


【デジタル限定】桜田茉央写真集「九十九里一泊二日 秘めごと」撮影/小塚毅之 価格/880円(税込)

ほかの2作品とは雰囲気の異なる湿っぽいグラビア。髪をバッサリ切った桜田さん。大人の色気をグッと増しているのが印象的です。シチュエーションはタイトル通り、九十九里に一泊二日。公園の子供用遊具を水着姿で遊んでみたり、しっぽりお風呂で距離を縮めてみたり……。背徳混じりのドキドキが堪りません! とりおすすめのデジタル写真集です。

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