『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第56回 華村あすかさんと女子トーク(前編)「私、実は“おふざけキャラ”なんです」

グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。


第56回は華村あすかさんと女子トーク・前編「私、実は“おふざけキャラ”なんです」


■衝撃の初登場・初表紙デビューから5年


とり 週プレでの“あの”衝撃デビューから5周年――。私、ずっとこの方をゲストにお呼びしたいと思っていたんですよね。


金髪 おっ、相当思い入れがある感じですか?


とり もちろん、あります。5年前というと、ちょうど私が週プレを毎週購読し始めた頃でもありますからね。というわけで今回の『グラビア美女画報』は、じわじわとお馴染みになってきたゲスト企画・女子トークをお届けします。ゲストは、華村あすかさんです〜!


華村 はーい、よろしくお願いします!


金髪 “あの”衝撃デビューって華村さんのことかぁ。確かに、ビックリでしたよね。デビュー初仕事にして週プレ初表紙・初巻頭グラビアを飾られたんですから。過去に例を見ないほどの大抜擢でしたよね。


2017年8月21日発売『週刊プレイボーイ36号』(撮影/佐藤裕之)より


とり 私、当時まだ大学生で。地元のコンビニで見かけて、みょうに惹かれたのを覚えています。「検索してもまだ何の情報も出てこない普通の女のコ」と書かれてある通り、検索しても本当に何も出てこないんですよ。


華村 うわぁ、懐かしいなぁ。もう5年も前になるんだ。


とり 記念すべきデビュー5周年イヤー。まずは、当時の華村さんについて聞かせてもらえますか?


華村 我ながら当時の反響はスゴかったですよ。芸能のお仕事を始めたことは、地元・山形の友達ふたりにしか伝えていなかったのですが、例の週プレさんが発売された途端、連絡殺到でしたから。近くのコンビニは、全店売り切れ。地元で唯一の大型書店でも、在庫を入れては無くなっての繰り返しだったそうです。あるとき、お母さんが普通に本を買いに行ったら、店長さんに感謝されたと言っていましたね(笑)。


とり 全国誌の表紙で堂々のデビューですもんね。そりゃあ地元のお友達はビックリしますよ。華村さんとしても、それらの反響を受けてデビューの実感が湧いてきた感じですか?


華村 そうですね。デビュー早々にして『サンジャポ(『サンデージャポン』)』(TBS系)さんに出させていただけたのも、この表紙抜擢があってのこと。この週プレさんを見て、私に興味を持ってくださった方がたくさんいると思うと、人生が大きく変わった1週間でしたね。


とり お話を聞いているだけでドキドキしてきますよ。その初グラビアの撮影は、やっぱり緊張しました?


デジタル写真集『ゼロの18歳~デビュー~』(撮影/ 佐藤裕之)より


華村 緊張どころの騒ぎじゃなかったですよ。何が何だか分からぬまま撮影が進んで、現場での私語は慎まないといけないと思っていたので、声を発することもほとんどなかったです。待ち時間は現場の端で縮こまって、空気のような存在になっていました。インタビューだって、今ほどハキハキとは答えられなかったです。


金髪 まぁ、仕方ないですよね。山形から上京して、いきなり新しい人生が始まったんですから。戸惑って当然です。


華村 でも20歳の頃に、ドラマ『スカム』(MBS・TBS系)で女優の山本舞香さんと共演させていただいたのを機に、少しずつ変わっていきました。緊張して現場入りした私に、舞香さんは、友達みたいなテンションで「ヨッ!」と気さくに話しかけてくれたんですよ。初対面で、舞香さんの方が先輩だったにもかかわらずです。その瞬間、芸能活動に対する緊張がフッと解けた感じがして。


とり もっと気楽でいいんだと。


華村 はい。それに舞香さんは、現場で遠慮がちな私に「もっと自分からしゃべりかけた方がいいよ。スタッフさんも、ほかのキャストの方も、コミュニケーションをとってナンボなんだから。自分を好いてもらえるよう、自分から立ち回らないと」とも教えてくださいました。ヘタにしゃべりすぎて生意気に思われるのもイヤだなぁと、素を出せずにいた私にとって、心が軽くなる言葉でしたね。それからです。お仕事の現場で、少しずつ自分のキャラクターを出せるようになったのは。舞香さんと出会わなければ、今の私はいなかったかもしれませんね。


■変顔だらけのグラビアになっちゃうかも


とり 初表紙を飾ったときのグラビアを見ていると、どこか憂いを帯びた印象のある華村さんですが、実際は、スゴく明るい人柄ですよね。最初は正直、控えめで口数も少ない人だと思っていましたよ。


華村 それ、よく言われます。ドラマの現場に行っても「見かけによらず、意外とズバズバ言うんだね」って。写真とのギャップがあるみたいですね。自分の主張を強く押し通すタイプではないにしろ、ハッキリとした物言いは、どこへ行っても驚かれます。


金髪 かわいいし、小顔だし、スタイルもいい。それほど目を引く存在感がありながらも、お話ししてみるとフレンドリーで愛嬌がある。地元にいたとき、かなりモテたんじゃないですか?


華村 いやぁ、全くモテませんでしたよ(笑)。


金髪 うそー?「他校の男子生徒から噂されているなぁ」とか、感じませんでした?


華村 全く感じなかったですね。というか、私以上にかわいくてスタイルのいいコなんて、たくさんいたんですよ。「何でこのコたちは芸能やらなかったんだろう?やっていたら、絶対に今頃スターになっているだろうに!」って思うコ、何人も知っています。


金髪 ほ、本当に?


華村 本当です!むしろ私、地元ではかなりの“おふざけキャラ”だったんですよ。自分で言うのも何ですが、仲良しグループでは盛り上げ担当。学生時代の特技は、アンガールズ・田中さんのモノマネでした。決してモテるタイプではなかったんです。


とり そ、想像できないです(笑)。


華村 田中さんがやっている“カニのモノマネ”、分かりますか?長い手足を折り曲げて、カニさん歩きで客席に突っ込んでいく芸です。ああいうのを、いつもふざけてやっていたんです(笑)。週プレさんが発売されたときも、私に「マッギョ」というあだ名を付けた男の子には(あだ名のくだりは、週プレ公式YouTubeにて公開中の『1min.自己紹介チャレンジ』をチェック!)、「お前、何でそんなに色気付いちゃってんの(笑)!?」とからかわれたんですよ。


金髪 「急に女になってんじゃん」みたいな?


華村 そうそう。本来、そういうキャラなので、地元の男の子たちには異性として見られていなかったはずです。モニタリングされたらヤバいだろうなぁ。今までグラビアで築きあげてきた儚いイメージなんて、一気に消えちゃうはず。表に出るときは、ハメをはずしすぎないよう気をつけないと(笑)。


金髪 でも、“おふざけキャラ”を表に出したとしても、グラビアでの儚さがなくなるわけじゃないですよね。それはそれで、華村さんが持っている雰囲気ですし。どっちにでも振れると考えると、“おふざけキャラ”を出していった方が逆にプラスになる気がしますけど。


とり うんうん。いちファンとしては、もっと“はっちゃけあすか”を見てみたいですよ!


華村 えぇ〜。もしかしたら、変顔だらけのグラビアになっちゃうかもしれませんよ?


とり それはそれで見てみたいです(笑)。きっと、変顔だらけでも、いい感じに組んでくださるだろうし。


金髪 初表紙の衝撃に負けないくらいの、妥協のない変顔を求められる気もするけどね(笑)。


華村 いやっ、それ大丈夫なんですか!?


とり あはは。勝手に盛り上がっちゃってすみません(笑)。ちなみに、華村さんのお好きなタイプはどんな方なんです?


華村 好きなタイプですか?うーん。一緒にいて笑いが絶えない人、かなぁ。お笑い番組を見るのとか結構好きですし、ひとりになると考え込んじゃうタイプだから、それを忘れさせるくらい楽しませてくれる人が理想かも。それからカッコつけない人。ちょっとくらい鈍臭い方が愛らしいなぁって思います(笑)。


金髪 “おふざけキャラ”の華村さんとなら、誰とでも笑いが絶えなそうですけど。


とり どんなお笑いが好きなんです?やっぱり、アンガールズですか?


華村 えーっと、好きな芸人さんは……(熟考)。たくさんいらっしゃるんですけど、いちばんは小籔(千豊)さんですかね。それから霜降り明星の粗品さん、チョコレートプラネットの長田(庄平)さん。この御三方には、いつも笑わせてもらっています(笑)。


金髪 みなさん、鋭いツッコミをされる芸人さんばかり!


とり 本当ですね。ツッコまれたい願望とかあるんですか?


華村 いや、それはないです(笑)。単純に面白い方々だなぁって。最近、暇さえあればテレビやYouTubeでこの御三方の動画を見させてもらっているんですよ。少し前に小籔さんが出演されていたバラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)を見たときは、お腹が捩(よじ)れるくらい笑いましたね。「うん、やっぱり小藪さんは面白い!」って。再確認させられましたよ。


とり 小籔さんにゾッコンですね。ファン歴はどれくらいなんです?


華村 上京してハマったので、かれこれ5年になりますね。というのも地元の山形では、あまりお笑い番組の放送がなかったんですよ。東京に来て、こんなに面白い番組があって、こんなに面白い芸人さんがいるんだと、ビックリしたほどでした。


とり まさか、華々しい衝撃の表紙デビューの裏側で、重箱の隅をつつくようなツッコミをする小籔さんにハマりまくっていたとは……。5年越しの笑撃です(笑)。



●華村あすか

1999年3月18日生まれ 山形県出身 身長168cm

趣味=歌うこと 特技=バスケットボール

Instagram【@hanamura_asuka】


<週プレ PHOTO BOOK>華村あすか「ゼロの18歳~デビュー~」撮影/佐藤裕之 価格/1320円(税込)

初仕事&初グラビア&初表紙。華村さんの芸能人生は、まさにここから始まりました。雨に打たれ、光に照らされ。表情に浮かぶ戸惑いに反して、立ち姿から溢れ出るは、輝きに満ちたピュアオーラ。期待、ドキドキ、不安。ここから何が始まるのか。当時の華村さんの心境が伝わる貴重な記録。まだ何者でもない無垢な少女の大挑戦を見届けよ!

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