『グラビア美女画報〜女子のためのグラビア講座』第74回 “サウナグラビア”の尽きない魅力をグラビア好き女子が語り尽くす!!

グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさ。ふたりのグラビア好き女子が、気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。第74回は、グラビアアイドルたちの間でも大流行中の「サウナ」グラビアの魅力を語り尽くす!



■グラビア界にも到来のサウナブーム


金髪 “サウナブーム”と言われるようになって久しいけど、とりさんは“サ活”やっています?


とり いいえ、全くですね……。


金髪 私もね、これまではサウナの魅力なんて全く分からなかったの。でも最近、夜中まで開いてる近所の銭湯を見つけて通い始めたのを機に、ダイエット目的でサウナに入ってみたら、ちょっとだけハマる気持ちが分かってきたんですよね!


とり へぇー。


金髪 「熱い」ってことしか考えられないから無心になれるし、出たあとの開放感! 気持ちの切り替えがはかどるんですよ。まぁ、“整う”って感覚には行きついていないんですけど。


とり そうなんですねぇ。


金髪 えっ聞いてる!? 興味ないでしょ!?


とり き、聞いてますよ(笑)! でもすみません。どちらかというと、サウナは苦手な方なんですよね。グラビア界でもかなり流行っていますし、インタビューなどを通していろんなコからサウナの話は聞きますけど、何というか、ルーティーンとか、“整う”ための流儀とか、いろいろあるじゃないですか。


金髪 あぁ、ありますね。10分入って→水風呂行って→外気浴する、みたいな。


とり そうそう。そういう決まり事が煩(わずら)わしいのと、サウナルームにいると、どうしても他のお客さんが気になってしまうんですよね。一度、ブームにあやかって銭湯のサウナに入ってみたことがあるんですけど、「この人たちより涼しい顔していかに長くいられるか」って、勝手に競争心が働いて大変だったんですよ。“整う”どころか、考えごとをしすぎてヘトヘトになってしまったくらいで……。


金髪 それ、とりさんが負けず嫌いなだけじゃ!? まぁ、気持ちは分からなくないけどね。今どきは、個室を貸し切れるサウナ施設も多いですよ。よく、サウナハットを被った自撮りをSNSにあげている女のコとかいるじゃない? ああいうコたちは、みんな、個室サウナを貸し切って撮っているんですよ。いいところだと、2時間で1万3千円とかするらしいけど(笑)。


とり ヒョエー!


金髪 あはは、高いよね。さすがに私もそこまでいくと手が出ないんだけど、グラビアアイドルからすれば、個室サウナは、武器(胸、スタイル)を活かした自撮りがしやすい場所だよね。代謝が良くなると肌も綺麗になるし。実際、貸し切りのサウナ施設で撮られたグラビアも増えてきた印象です。


とり あぁ、確かに! サウナグラビア、見かける機会が増えたかも。


金髪 個人的に、週プレで特に印象的だったのは、園都さんの『サ道の女』。サウナ好きのご本人プロデュースで実現したグラビアで、サウナハットとか、ヴィヒタとか、サウナへのこだわりを感じるアイテムが写り込んでいるのがポイントなんですよね。


園都『サ道の女』(撮影/佐藤佑一)


とり ヴィヒタ……?


金髪 私も詳しくないけど、白樺の枝葉を束ねたサウナグッズで、肌を叩くと血行促進に繋がるみたいですよ。サウナハットは、頭がのぼせるのを防いだり、熱で頭皮が傷むのを抑えてくれる効果があるんだとか。


とり なるほど。そういう細かいところにも、サウナ好きの園さんらしさが表現されているってことですね。


金髪 そうやって、女のコの趣味や世の中のトレンドを意識した要素をいち早く取り入れられるのは、決まりごとの少ないグラビアの面白いところ。何ならサウナは裸で入るものだから、グラビア的な露出も違和感なく合法的に見せられる。サウナグラビアが増えたのも納得ですよ。


とり そういえば、オロナミンCとポカリスエットを混ぜたオリジナルドリンク「オロポ」を飲むなんて話を聞いたことがあります。サウナの世界、いと難解……。


金髪 ただ混ぜてるだけだから(笑)! ちなみに、私が担当したバーレスク東京・ももちゃんのグラビアにも、サウナシーンがあるんです。表情も虚ろだし、かなり暑そうにしているけど、サウナを終えた後の外気浴シーンでは、大胆にバスタオルを広げて。ももちゃんらしい無邪気さが感じられる一枚が撮れて、個人的にスゴく気に入っているんですよねぇ。


もも(バーレスク東京)『スペシャルな彼女』(撮影/藤本和典)


とり おぉ〜、写真からも熱さが伝わってくるくらい頬が真っ赤っか!


金髪 でしょでしょ? こういう表情が撮れるのもサウナグラビアの面白さだと思うなぁ。ただの銭湯では、ここまでポーッとした表情にはならないでしょ。サウナシーンがフリになっているからこそ、バスタオルを全開にしているシーンの爽快感も倍増だし。どうです? サウナグラビアを通して、少しは魅力を分かっていただけました?


とり そ、そうですね。何となく分かってきた気がします(棒読み)。


金髪 ウソでしょ(2回目)!



■妄想力が試されるサウナグラビア


とり 昨年夏に出た杉本愛莉鈴さんのデジタル写真集『RELAX』にも、サウナで汗をかくシーンがありましたよ。プールに温泉にサウナと、グラビアの王道“濡れ”シチュエーションをコンプリートしていて、「すんごい盛りだくさんだなぁ!」と思った記憶があります(笑)。プールは元気に、温泉ではしっとりと。それらに続くサウナは、とにかくヌーディな印象で、王道“濡れ”シチュエーションの違いを感じたなぁ。


杉本愛莉鈴『RELAX』(撮影/LUCKMAN)


金髪 サウナに入るとガラッと雰囲気が変わりますもんね。グラビアからも、サウナ特有の温度感が伝わってくるというか。妄想好きなとりさんとしては、想像を広げるのに打ってつけのシチュエーションなんじゃないの?


とり うーん。逆にちょっと難しいかもです。というのもですね、私の妄想のきっかけは、主に写真から伝わる光の質感や匂いなんですよ。例えば、「夕暮れを散歩しながら、こんなことを考えたな〜」って記憶があるとするじゃないですか。すると、グラビアで似た光を見たときに、その光に包まれていた光景や感覚を思い出して、それが妄想に繋がっていくパターンが多いんですよ。


金髪 まーた小難しい話を!


とり だからサウナのオレンジがかった光を見ると、妄想よりもサウナへの苦手意識が先行してしまうんですよね。ムワ〜っとした匂いで、今にものぼせそうになっちゃうというか。そのなかでこそできる妄想もあるにはあるんですけど。


金髪 それ、逆にめちゃくちゃサウナグラビアを楽しんでいるとも言える気がするけど(笑)。サウナグラビアを見るだけでサウナ気分になれるってことでしょ?


とり どうなんでしょう(笑)。ただ妄想好きとして面白みを感じるのは、サウナグラビアって、わりと唐突感があるんですよね。温泉グラビアの場合は「体が冷えたし温まろう」といったストーリーが分かりやすくなっているものが多いのに対して、サウナグラビアは「なぜサウナに入っているのか」が描かれていないものが多い気がするんです。


金髪 良い指摘! 温泉グラビアは、打ち合わせの段階で温泉で撮ることを想定して現場に行くパターンが多いだろうけど、サウナグラビアは、「撮影施設にサウナスペースがあったから、せっかくだし撮ってみよう!」って感じがほとんどだと思うし。でも、何でその唐突感が妄想好きとして面白いの?


とり 頭の中に広がっていた妄想が途端に途切れてしまうから、ですね。全部熱に持っていかれて、訳が分からなくなるんですよ。試されている気がしますよね。「お前は、このサウナシーンをどう捉える?」って。


金髪 もっと素直に楽しんでいいと思うよ(笑)。でもどのグラビアを見たときに思ったのか気になるな。


とり 例えば、この根本凪さんと鹿目凛さんのサウナグラビアも、かなり唐突なんですよ。直前までプールで遊んでいたかと思えば、突然サウナシーンに切り替わって、ふたりでポーッとしているんです。しかも、そのあとはめちゃくちゃカッコいいカットに続くという(笑)。


ねもぺろ from でんぱ組.inc『Break The Wall』(撮影/細居幸次郎)


金髪 流れが謎だね(笑)。それで、どんな妄想を考えたの?


とり まずこのデジタル写真集は、「ソーシャルディスタンス」という言葉が定着し始めた頃に撮影されたこともあって、その象徴アイテムであるアクリルボードにより二人が隔てられているシーンから始まるんですね。まさしく、トレンドを意識した要素を取り入れたグラビアです。その透明の壁を壊して密着していく様子に二人のコンビ感が描かれているわけですけど、このサウナシーンだけは、絶妙にコンビ感がチグハグな気がするんですよ。「ただでさえ熱いんだから!」と離れたがる根本さんと、「いいじゃーん」と全力で根本さんにもたれかかる鹿目さん。お二人の個性も感じますよね。


金髪 ははは。そう言われると、そんなふうに見えてきましたよ(笑)。


とり でも、この後のカッコいいシーンでは、キリッとふたりで同じ眼差しを見せているんです。“裸の付き合い”とも言うように、サウナという密室で過酷な撮影を乗り越えたからこそ、心の「Wall」も「Break」して、よりコンビネーションが良くなったのかもしれないですよね。


金髪 ルー大柴!? ってか、「妄想難しいです」とか言っておきながらバリバリ楽しんでるやん!


とり ねもぺろ。今はもうふたりでの活動はしていないけど、本当、いいコンビだったなぁ……。


金髪 そういえば、女子グラを裏でプロデュースしてくれているOさんに「次のコラムは“サウナ”をテーマにしたいです」って話をしたとき、「せっかくなら二人でサウナ行ってくれば?」と提案があったんですよ。「女子グラの活動も3年目に突入するわけだし、そろそろ“裸の付き合い”でもしてこいよ」ってことだと思うんですけど。


とり サウナは苦手なので遠慮します(キッパリ)!


金髪 そこまでハッキリ言わなくてもいいのに!



【デジタル限定】園都写真集「サ道の女」撮影: 佐藤佑一 価格:1320(税込)

年に360日サウナに入るという!? サウナ好きの園都さん。本人プロデュースのサウナ特化な一冊になっています。豊満で艶々した園ボディを様々な角度から楽しめます。大胆なポージングが満載!サウナに行かずとも整うこと間違いなしです。(金髪りさ)


【デジタル限定】もも(バーレスク東京)写真集「スペシャルな彼女」撮影:藤本和典 価格:¥880(税込)

普段は六本木にあるショーレストラン『バーレスク東京』でダンサーとして働くももちゃんのリアルに迫った一冊。サービス精神旺盛なももちゃんだから叶えられるえちえちなプレゼントがいっぱいです。恋人のためにがんばるシチュエーションを想像しながらお楽しみください。(金髪りさ)


【デジタル限定】杉本愛莉鈴写真集「RELAX」撮影:LUCKMAN 価格:1100円(税込)

アイドルグループ「さくら学院」の元メンバーで、現在は女優・モデルとして活動中の杉本愛莉鈴さん。168センチの高身長にGカップというグラマラスボディを惜しみなく披露してくれた本作では、プリクラを撮ったり、ボーリングで遊んだり、プール・温泉・サウナに入ったりと、レジャーを楽しみまくっています! 笑って、はしゃいで、汗かいて。一緒にリラックス気分を味わってください〜!(とり)


【デジタル限定】ねもぺろ写真集「Break The Wall」撮影: 細居幸次郎 価格:¥880(税込)

「ソーシャルディスタンス」を意識して、アクリルボード越しにキスをして。キュートでグラマラスな「ねもぺろ」の“ちょっぴりドキドキなコンビ感”が楽しめる一冊です。プールで爽やかに、サウナでムワっと、最後はクールにキメキメに。いろんな「ねもぺろ」が見られちゃうのです。二人が得意とするイラストとのコンビネーションもお見逃しなく!(とり)


金髪りさ

1992年生まれ、兵庫県出身。

元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。

趣味/ホラー映画鑑賞

Twitterアカウント【@sutekiend】


とり

1997年生まれ、兵庫県出身。

妄想を得意とするグラビアライター。

趣味/散歩、レコード収集

Twitterアカウント【@seikatsu_tori】

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