杉作さんは、週７日でラジオ番組のパーソナリティをやっていて、いまかなり多忙ですけど、グラビアを観る時間はあるんですか？

杉作もちろんですよ。グラビアはかなり見てます！　ほぼ毎日、雑誌パトロールに行きますし。

毎日？　雑誌パトロール？

杉作今、僕が住んでいる松山には東京みたく、バックナンバーが置いてあるマニアックな書店はないんです。だから雑誌を買い逃したら手に入らない。そこで必ずチェックするようにしてるんです。特に大原優乃さんのグラビアが載ってる雑誌は必ず売り切れます。先日は愛媛と高知との県境まで行き、やっとの思いで買いましたよ。

すごい情熱です。でもグラビアだけ見たいなら、デジタル写真集って手もあります。いま各誌から誌面のアザーカットを使った作品がたくさん出てます。

杉作今回、教えてもらってグラジャパ！のデジタル写真集を見ましたけど衝撃でした。素晴らしい！　写真点数も多いし、いつでもどこでも買える。これは革命的です。

今回は５冊を選んでもらいましたけど、好きなグラビアの傾向はあるんですか？

杉作僕は恋愛体質の人間なんで、女のコのことをしっかり好きにならないとグラビアは楽しめないんです。なのでグラビア以前に自分が好きな、可愛いくて幸せを運んでくれそうな明るい女のコがいる作品です。単に胸とか尻がいいだけではダメ！（きっぱり）

例えばどんな方ですか？

杉作大原優乃さん。彼女は素晴らしい！　体全身から愛くるしさが溢れ出ていて、幸せな雰囲気が漂ってます。もう一生そのままでいてね！って見ながら思っちゃいます。ちなみに僕は登場した時、絶対にこのコは人気が出ると思いましたね。

それはなぜ？

杉作僕はアグネス・ラムの衝撃をモロに受けた世代なんですけど、大原さんが出た時、「ついに国産のアグネス・ラムが現れた！」と思ったんですよ。

アグネス・ラム？

杉作そう。大原さんは笑顔が素晴らしく、しかもそれが勝負カットにもなる。それってじつはすごいことだと思うんです。勝負カットってアンニュイな表情が多いものじゃないですか。僕の知る限り、完璧に笑顔を勝負カットにできるのはアグネスと大原さんだけ。だから大原さんは正当な後継者ではないかと。もちろん豊満なボディといい南国的な雰囲気といい似ているところは他にもあります。

なるほど。さっき恋愛してからグラビアを見ると言ってましたが、ということは、杉作さんは大原さんに恋をしているってことですか。

杉作その通りです。それどころか写真集を眺めすぎて今、本当に付き合ってるような気になっています。いや、大原さんは僕の彼女です。えー、すごく気持ち悪いことを言ってるというのは自分でも十分承知でしゃべっていますので（急に真面目な声で）。

大原さんが好きなのはわかりましたから他に誰かいません？　もう少し冷静な感じであげてもらえると。

杉作葉月つばささんです。彼女は男のコの夢が現実になったような女性というか。『Ｍ字上げ』って写真集で、おかっぱ＆メガネのルックスで、超ミニスカートから白いパンツをチラ見せさせてるカットとかあるんですけど、それなんてどこかのエッチなマンガから抜け出したみたい。見た瞬間、「生きててよかった！」と感激しましたね。

そんなに？（笑）

杉作僕はもともとマンガ、アニメに出てくるメガネのコが好きなんです。いるでしょ！？　トロくて、羞恥心が薄そうな女のコ。それが現実に現れたんですから、嬉しくもなりますよ。

葉月さんも杉作さんの彼女なんですか？

杉作彼女は僕の夢の世界の彼女です。いつも眠った後、会っています。えー、また気持ち悪いことを言ってるというのは十分わかっていますので（またも真面目な声で）。

そこまでグラビアが好きなら、自分で撮りたいとは思いません？

杉作カメラを扱うのは難しいので、ディレクションとか構成をやってみたいですね。

大原さんならどんなグラビアを？

杉作僕なら全部、着衣にしますね。１枚は水着でもいいけど他はすべて着衣。もともと僕は着衣のカットがしっかりあるグラビアが好きなんです。水着に比べ、着衣だとより身近な気持ちになれますから。今回あげなかったけど、大原さんの『１０代カウントダウン』って写真集に出てくる、デニムのミニスカートのワンピースとか、可愛くていいですね。

では杉作さんが考えるグラビアの面白さとは？

杉作やっぱり物語です。女のコを好きになって見るわけですから、写真の一枚一枚でいろんなことを考え、自分で彼女の物語を作っていく。それが最高に楽しい。だからデジタル写真集のようなたくさんの枚数が見られるのは素晴らしい。これでグラビアが一段と楽しめます。それにすごく楽ですね。もう高知県の近くまでわざわざ行く必要もないですから（笑）。

タイチさんといえば、新日本プロレスで「愛を捨てた聖帝」として知られる人気レスラー。最近は「G1 CLIMAX」初出場を果たすなど、リング上でバチバチやっていますが、グラビアは見ます？

タイチ当たり前だろ！　大好きだよ。ひと昔前までは巡業をまわるバスの中にはいろんな雑誌が積んであったんだけど、その中をあさって、いつもグラビアを見てた。最近はケータイをいじることのほうが増えたんで、雑誌を見る機会は減ったけど、可愛いコのチェックは欠かさない。ツイッターで気になるコがいたら、裏アカでちゃんとフォローしているよ。

“裏アカ”なんですね。

タイチ恥ずかしいだろ（笑）

今日はグラジャパ！の商品から５冊を選んでいただきましたが中でも一番のお気に入りは？

タイチ和地つかさちゃんだな。前にDVDも買ったことがあるよ。

どのあたりがお好きなんですか？

タイチ俺は昔から低身長の“ロリ巨乳”が好きなんだよね。その中でスタイルといい、全身のバランスといい彼女は理想のコ。もちろん顔もいい。昔、テレビの深夜番組で見かけた瞬間、「おっ、このコ、めっちゃタイプ！」って、即一目惚れしたよ。

大好きなんですね。DDTの2017年2月14日バレンタイン男性限定興行にラウンドガールとして登場したことがあるそうですが、ご存じでしたか？

タイチあぁ、知ってたよ…他団体の情報は一切見ない俺だけど、アレだけは心底羨ましくて仕方なかった…。

そんな切なそうな顔をしなくても（笑）。和地さんを好きなのはわかりましたけど、“ロリ巨乳”のどこがいいんですか？　タイチ選手とは体格差だってあるでしょ？

タイチ抱きしめた時、女のコの顔が俺の胸くらいにくるだろ。そうなると守ってあげたくなるんだよな。「俺の中に隠れておいで」みたいなさ。

なんだか男らしいですね。

タイチキャバクラに行く時も必ず「背が低くておっぱいが大きい子を用意してね」ってお願いしておく。もうデフォルトだから。

でも“ロリ巨乳”って、いつもタイチ選手のそばにいるディーヴァのあべみほさんとは真逆ですよね。あべさんは高身長でスラッとしたモデル体型の美女でしょ。

タイチそれとこれとは別なんだよっっ！（ドン）

改めて５人のラインナップを見ると、天木じゅんさん、RaMuさんと確かに“ロリ巨乳”多め。一方で小倉優香さん、永尾まりやさんはまた違ったタイプですが。

タイチわざとバラバラにしたんだよ。そのほうがいいだろ。

ありがとうございます。

タイチ小倉優香ちゃんは大きいから本来好きなタイプと違うけど、彼女を嫌いな男はいないはず。朝起きて、隣に寝ていたら、絶対に手を出すだろうし。

それはそうかもしれないですけど、それは好きなグラビアとはまた別の話では……。

タイチ出すだろ！（ドン）

はい。小倉さんはリングにあがったことはないんですかね。

タイチ聞いたことないな。でもこの間テレビで新日本の道場にきたんだよ（2019年6月15日『有吉くんの正直さんぽ』）。しかもオカダ（カズチカ）や若手たちと練習してさ。その番組を見た瞬間、若い奴に電話して「てめぇ、なんで教えねーんだ！」って怒鳴っちゃって。で、どうせなら彼女が履いたスリッパとプッシュアップバーをパクろうと思って「今度取りに行くからとっとけ」って聞いたら「すみません、わかりません」って！　思わずブッ殺そうかと思ったよ！

いやそれで殺されても……。永尾さんは？

タイチAKB48にいた頃からセクシーだなと思って気になってて。そうしたら卒業後、グラビアをたくさんやるようになってすっかり好きになった。

AKB48にいた頃って、タイチさん、見てたんですか？

タイチ特に神７の時代は大好きだったよ。一番の推しは河西智美ちゃん。あの生意気そうな感じがよくて。写真集も買っちゃった。

写真集も！

タイチあと倉持明日香ちゃんがプロレス好きだったので、そこからの縁で一度劇場にも行った。ウキウキで観てたんだけど、公演中、楽屋で「なんか怖そうな人がきてるけどなんなの？」ってザワついていたらしくて。ひでーよな。

いや、普通の反応かと。タイチさんはグラビアを撮ってみたいと思いますか？

タイチそれはどうだろ。でも興味はある。

たとえば和地つかささんだったら、どのように撮ってみたいですか？

タイチ彼女は俺にとって理想の女のコだから、めちゃくちゃラブラブな彼氏目線で撮影しまくりたいかな。それと低身長とロリ巨乳の個性はうまく見せたいね。でも相当かわいいだろうから、どう撮るかなんて考える余裕なく、モジモジしてるだけかも。

結構、純情っていうか。

タイチうるさいよ!!

タイチさんはグラビアをどんなふうに楽しみます？

タイチ普通にエッチな目線で観るのは大前提として、リスペクトしながら観てるかな。

リスペクト？

タイチ彼女たちって身体を見せることが仕事だろ。俺たちもカッコいい身体を維持しようとして、いろいろ気をつかってるけど、彼女たちはもっとそうなんだと思うんだよね。少しでもお腹の肉が水着にのってたりすると「たいしたことない」とか言われちゃうだろうし。同じ裸で勝負する者として、裏に相当の努力があるってことがよくわかるんだよね。

なるほど。

タイチいつかそんな素晴らしい彼女たちに会える日がくるまで、俺ももっともっと精進しなきゃな。

精進って、ベルトを取るためじゃないんですか？

タイチそれとこれは別なんだよ！　どっちも楽しみに待ってろよ！

取材・文／大野智己、撮影／山下隼

いろいろな人に好きなデジタル写真集を選んでもらい、グラビアの話を聞いています。磯山さんはレジェンド代表ってことで、今日はお邪魔しました。

磯山レジェンドって……。私なんてただ長くやってるだけですから、そんな（苦笑）。でもいつもグラビアはチェックしてますよ。楽屋にあれば絶対に見るし、コンビニにいけば雑誌の棚を見るし。「今週は誰が表紙かな？」「今は誰が人気なのかな？」って気になります。それにグラビアを見るのがやっぱり好きなんですよね。

好きな女のコの傾向なんてあります？

磯山私は“王道”が好きですね。キレイというよりも可愛いくて胸が大きな女のコ。

胸が大きいのは大事ですか。

磯山グラビアって水着姿を見せるものですからね。大きいとインパクトがあって、それだけで見る人の目を引きます。

ズバリ、一番気に入っているコは？

磯山大原優乃ちゃんです。笑顔が愛くるしくて、胸がバーンとある。私の中では大原さんこそ、グラビアアイドルらしい、顔立ちと体型だと思っています。

おーっ！　今日はその大原さんをはじめ、何人かのデジタル写真集を見られるようにタブレットを持ってきたんですけど。

磯山今はこんな風にグラビアを見られるんですよね。点数もいっぱいだし、本当に便利。（タブレットを見て）うん。やっぱり大原さんはかわいい！　すばらしいです！

絶賛ですね（笑）。

磯山あと大原さんって、いい意味で洗練されすぎていない、素朴な親しみやすさもありますよね。見ていると、ずっとそのままでいてね、変わらないでねって思っちゃいます（笑）。

笑顔がかわいくて、スタイルがいい、さらに素朴な親しみやすさがある。これは私見ですけど、大原さんは磯山さんとかぶります。

磯山あはははは。じつを言うと、たまに言われます（笑）。（大原さんが）デビュー当時の私に似てるって。でも、私はあんなに可愛くなかったと思うから、そう言われるとすごく申し訳ない気持ちになるけど。あと私が好きなグラビアアイドルの傾向としては「グラビアが好き」っていうのもありますね。

たとえば、それは「仕事でやってる感」がないというか。

磯山そうそう！　そういうのってたとえ笑顔で写真に映っていたとしても、絶対にわかっちゃいますから。心の曇りが少しでもあると見ても100％楽しめません。

磯山さんは、若いグラビアのコに相談されたりします？

磯山ありますね。今後どうしていったらいいですか？みたいなことをよく聞かれます。

なんて答えるんですか？

磯山自分をよく知りなさいって。結局、表に出るのは自分ですからね。まずは自分の売りが何か見つめて、どう撮られたいのか自分で考えなきゃって。そうでないと水着の面積がただただ小さくなっていくだけだから。あとは、王道に帰れ、みたいなことは言うかな。

王道？　王道だと、大原さんみたいな一部を除いて、差をつけずらいんじゃないですか？

磯山でも、最後はやはり王道が残ると思うんですよね。だから奇抜な水着を着たり、大胆なポーズをとったとしても、自分の中の軸は王道においたほうがいい気がします。

逆に言えば、王道でも勝負できるように、常に自分を磨くことが大事とか。

磯山そう。本当にその通りですね。

磯山さんたちは「グラビア黄金世代」みたいに言われますけどいまの女のコたちと何が違っていたと思います？

磯山なんだろう。うーん、難しいなー。SNSが当たり前の時代だからこそ、自分をアピールする場も増えたし、見られることに抵抗がないように感じますね。私たちは雑誌しかなかったので。それに肌の傷とか修正が当たり前ではなかったから周りからも転ばないように、蚊に刺されないようにとか言われて、自分でも肌に傷がつかないよう気をつかったり。

ベテランの磯山さんが言うとリアルですね。

磯山そんなこと言うと、私たちよりも上の先輩たちは、修正自体なかったからもっと意識がすごかったですけどね。気合みたいなものが伝わってくるし。

ちなみに現在もグラビア界では現役として活躍していますが、まだまだ続行していただけますか？

磯山観る方が喜んでいただけるのなら続けたいですね。やっぱりグラビアが大好きですから。

取材・文／大野智己、撮影／山下隼

佐久間さんは普段、グラビアを見ますか？

佐久間会社の中や現場などで雑誌が置いてあれば、見ますよ。あとコンビニなど行って、表紙でカワイイと思えば、手にとって中身も見るし。って、普通ですよね（笑）。

デジタル写真集は？

佐久間それはまだですね。でも興味はありますよ。

今回、グラジャパ！の写真集を５冊選んでいただきましたが、これはどんな基準で？

佐久間僕はギャップのある方が好きなんです。水着姿なんてまるで想像つかないんだけど、見たら「おーっ！」みたいな女のコ（笑）。今回は自分が仕事した方々を中心に、ギャップを感じたタレントさんの作品を選びました。

中でもこの一冊というと？

佐久間出口亜梨沙さんの『妖艶なるままに』です。彼女は“ゲラ（よく笑うキャラ）”ってことで、僕がやってる『ゴッドタン』に出てもらったんですが、出演が決まった時、資料用のグラビアを見たんです。そうしたらびっくりしちゃって。普段、テレビのレポーターをやってて、グラビアのイメージがなかっただけに、余計インパクトが大きかったんですよね。スタイルもすごくいいです。

出口さんに限らず、『ゴッドタン』にはグラビアタレントやグラビアアイドルが度々、登場しますよね。あれはどんな基準で選んでいるんですか？

佐久間全員オーディションです。でもグラビアがいいからという理由で選ぶことはないです。そもそも番組に水着姿はそう出せませんから（笑）。普通に企画ごとに来てもらって、その時に「お芝居がうまそう」とか「下ネタが好き」とか特徴をチェックしておくんです。それでその後、合う企画の時に声をかけさせていただいています。バラエティは見た目でなくキャラクターですから。

なるほど。『ゴッドタン』によって、世間のグラビアアイドルを見る目は変わりましたよね。ただカワイイだけでなく、面白さもある女のコたちなんだなって。

佐久間それはあるかもしれませんね。『ゴッドタン』も最初は眞鍋かをりさん、相澤仁美さんのような普通にバラエティができるグラビアのコに出てもらっていたんです。だけど谷桃子さんとか手島優さんのような、いい意味で振り切れた方々が出るようになって、そこから一気に流れが変わりました。ＭＣ陣もいじり倒しやすいからって、変わったキャラクターの方をどんどん出すようになったんです。今年出てもらった葉月つばささんなんて、普通にカワイイのに趣味はエロマンガを見ることですからね。まぁ、『ゴッドタン』の出し方が本当に良かったかどうかはわかりませんけど（笑）。

佐久間さん自身はもともとどんなグラビアアイドルが好きだったんですか？

佐久間う～ん、誰だろう（しばし熟考）。グラビアをやってるってことで、グラビアアイドルじゃなくてもいいですか？　高校の頃は内田有紀さんの水着写真集は買いました。あと深津絵里さんとか。若い頃は普通に美少女が好きだったと思います。

お二人とも顔立ちが整ってて可憐なイメージですよね。

佐久間あと思い当たるのは……ずっと後になるけど、逢沢りなさんかな。いまも大好きなんですけど、初めて彼女のグラビアを見た時は衝撃でしたよ。こんな素敵なコがいたんだ！って。でも、こんな風に言っておいてなんですけど、そういう一部を除くと、昔から絶対的エースは苦手なんですよね。

そうなんですか（笑）？　誰もが認める人気の女のコはダメと？

佐久間そうそう。俺が好きにならなくてもいいじゃんって思っちゃう（笑）。だからどこか陰があったり、素朴な雰囲気のあるコのほうが好きですね。そちらのほうが感情移入できちゃう。

そう言われて改めて今回のセレクトを見るとなんだかわかるような気も。ちなみに佐久間さん自身はグラビアを撮ってみたいと思います？

佐久間いやー、それはないですね。グラビアって、セクシーさがないとダメじゃないですか。それを出せる自信がない。笑えるグラビアだったら、もしかして撮れるかもしれないけど（笑）。

それこそ、逢沢りなさんだったらどんな風に撮ってみたいですか？

佐久間それはますます無理ですよ（笑）。そうだなぁ。「もう、仕方ないな～」みたいな表情を撮ってみたいですね（笑）。

では佐久間さんにとってグラビアの魅力は？

佐久間高校時代に戻してくれることです。僕、福島の片田舎の男子高の出身で、女性は常に見上げるような存在だったんです。口なんてまったくきけませんでした。キレイなコのグラビアを見ると、その時のドキドキした気持ちがよみがえってくるんです。

急に小さくなっちゃうんですね。

佐久間まさにそうです（笑）。グラビアに出てるコは、みんな年上に見えちゃいますもん。ホント、憧れのお姉さんです。そしてグラビアを見る度、「俺もまだまだだな。もっと頑張ろう」って元気になるんですよね。

取材・文／大野智己、撮影／山下隼

今田さんは以前、カメラマン・イマーキーを名乗り、過去にグラビア写真集（『今田耕司が撮った１３人のオンナ』・光文社刊）を出したり、テレビ番組で期待の新進グラドルを紹介したりと、グラビアがお好きに見受けられます。実際はどうなんでしょう？

今田めちゃくちゃ好きですね。普段、情報収集のために週刊誌やマンガ誌などを山ほど読むんですけど、そこでほとんどのグラビアをチェックしてます。で、気に入った女のコがいたらマネージャーに言ってメモってもらって。グラビアだけでなく女性ファッション誌も見ますよ。かわいいコ大勢出てるし。

アツいですね～。グラビアのデジタル写真集を買うことは？

今田それはまだないです。でも興味はありますよ。誌面に載ってない写真がたくさん入ってるし、持ち運びにも便利だし。

さて今日はグラジャパ！商品の中から、お気に入りを５冊挙げていただいただきました。詳細は下記をご覧いただくとして、今田さんが好きなグラドルのタイプは？

今田タイプというか肌がキレイなコですね。俺、白い肌が大好きなんですよ。あとは顔立ちが整ってて、全身のバランスがいいコ。

胸とかヒップは？

今田もちろん気になるけど、大きさは関係ない。むしろ形が大事。やっぱりバランスですよ。

なるほど。では、この中で一人を挙げるとしたら？

今田それ難しいなぁ！ う～ん（しばし熟考）、いのくっちゃん（井口綾子）か、小倉優香ちゃんか。いや、やっぱりテレビで仕事したことあるから、いのくっちゃんにしよ！

井口さんのどこが魅力ですか？

今田そりゃもう、“モッツアレラボディ”でしょ！（激しく舌を巻いて言う）

それ、ただ言いたいだけじゃないですか！

今田いやいや、何言うてんの（笑）！ そのネーミング通り、肌が素晴らしいですよ！ 白いし、柔らかそうだし。もちろん顔もスタイルもいいですけどね。

今田さんは、普段、グラビアをどんな風に楽しみます？

今田僕はやっぱり新しいコに注目していますね。そのコがどんな風に売れていくか想像するのが楽しい。で実際に売れて、テレビなどに出ていくのを見るのは嬉しいし、誰かが「○○ちゃん、かわいいな」とか言うのを耳にして「そうそう」なんて頭の中でうなずいたり。そういうのがたまらないですね。

目利きならではの悦びというか。

今田だから気に入ったコが週プレさんに２回、３回と出たりすると、「きた！またこのコや！」ってテンション上がります。「俺は間違ってなかったぞ！」みたいな。

好きなグラドルのお話をする芸人仲間はいるんですか？

今田普段、メシを一緒に食う仲間内ではいないですね。女のコに詳しいキクチウソツカナイ。くんくらい。グラビアに限らないけど、そもそもかわいい女のコ探しに誰もアンテナを張ってないのは、えらい腹が立ちますよ。

腹が立つ（苦笑）？

今田だって俺には考えられないですよ。「こないだ共演したコ、めっちゃ可愛かったですわ～」って言うから「なんてコ？」て聞くと「名前なんだったかな～」って。「おい！名前くらい覚えておけよ！」みたいな。

それくらい思い入れがあるのなら、今田さんが若手グラドルをフックアップするテレビ番組とか観たいですけど。

今田いやいや。そこまでがっつりやってしまうと気持ち悪いでしょ（笑）。こうしてたまに媒体で語るくらいがちょうどいい。あ、でも、佐々木希ちゃんを最初にテレビに出したのは俺や思いますよ。『爆笑レッドカーペット』でね。

イマーキーとして、井口さんはどんな風に撮ってみたいですか？

今田え？　それ、難しい質問！ 思いつかないかも。本当は大人っぽいのを撮りたいけど、こないだ週プレさんにやられたし（注：本誌４８号では笑顔も少なく、大人の雰囲気でグラビアを撮影）。

さすが、ご覧になってますね（笑）。では小倉さんは？

今田彼女は大人っぽい女性ですから、セクシーな感じですね。たとえばものすごい高級な飲み屋って設定で高級なバニーガールの格好をさせりとか。あとはお花屋さんみたいなのも案外似合いそう。

シチュエーションのあるグラビアが好きですか？

今田断然そうですね（きっぱり）。撮るだけでなく、見るのもそういうのが好きです。海のシーンだったら、一緒に旅行に行ってる感じはこうかなとか、ベッドだったらこんな表情するのかなとか、いろいろ想像できて楽しいですから。もっと言えばプロフィールとかも大事にしますよ。東北出身のコだったら見る前から白い肌してるんだろうなとか考えたり、10代だったら「まだ未成年か～。飲みには誘われへんな」、26歳なら「ええ年頃やな。このコとデートしてみたいなー」なんてことも考えるし（笑）。

要は今田さんにとってグラビアは想像力を刺激するものだと。

今田それに尽きますね。グラビアはヌードとは違いますから、ただ性の対象にすればいいものじゃない。こんなかわいいコがそばにいたらどうなのかな、彼女とだったらどこに行くかなとか、自由に思いを巡らせて楽しむのがいいんですよ。特にまだ彼女のいない青少年にとっては、最高の教材ですよね。これで想像力を発達させて、いつかできる彼女のための準備に備えられるんだから。自分もまだまだグラビアを楽しんでいきたいです。

取材・文／大野智己、撮影／萩原大志