『声優トモ写!』【五十嵐裕美・野水伊織】第1回

仲良しの声優2人がお互いを撮り合うデジタルフォトブック「声優トモ写!」。このコラムでは、2人の関係性に迫ったインタビューから撮影のアイディア出しまで、フォトブックの制作過程を全4回に渡りお送りします!!


今回からは、五十嵐裕美さん(写真右)野水伊織さん(写真左)が登場!! 2人の出会いから仲良くなったキッカケ、フォトブック制作への意気込みなどをお聞きしました!!


――それでは、まずは簡単に自己紹介をお願いします。


五十嵐 声優の五十嵐裕美です。北海道出身で、血液型はO型です。自己紹介って何を言えばいいんだろう(笑)。


野水 好きな食べ物とか?


五十嵐 むしろ嫌いな食べ物のほうが少ないかも。ファンの方からも食べているところを見たいってよく言われるくらい、食べることに定評があります(笑)。死ぬまでにひとつでも多く美味しいものを知りたい。


野水 カッコいい。ずっと好き嫌いないの?


五十嵐 好き嫌いは脳の洗脳だと思っているので、なぜ食べられないのかを突き詰めて、「食べられないはずはない」と自分さえも騙して定期的に練習して。


野水 嫌いだったものが美味しくなるって素晴らしいよね。


五十嵐 美味しさを知らないものがあるのって切なくない?


野水 たしかに。みんなが美味しいって言っているのにね。


五十嵐 自己紹介なのかわからない内容になってしまったけど、野水さんどうぞ。


野水 声優の野水伊織です。北海道出身で、血液型はA型です。


五十嵐 好きなものは?


野水 映画とホラーにまつわるものはなんでも好きです。


五十嵐 好きなホラーのジャンルは?


野水 ゴアが好きです。腸が出ていると嬉しいです。


五十嵐 良い自己紹介!


――おふたりの関係性を教えてください。


五十嵐 私と野水さんが仲が良いっていうのはあまり知られていないと思うんですけど、今回の企画では満を持して仲の良さを見せようと思っています。


野水 ありがたい。女の子で仲良くしてくれる人があまりいないので。


五十嵐 それが謎(笑)。


野水 私は本当に人見知りで、趣味以外だと何を話していいのかわからないので、映画に詳しいクリエイターのおじさんとばかり仲良くなってしまうんです。五十嵐氏は、そこを気にせず踏み込んでくれる特別な人です。


五十嵐 いいんだよ、そのままの伊織で。


――おふたりが仲良くなったキッカケは?


五十嵐 最初に会ったのは『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』(2013年放送のTVアニメ)でしたけど、そのときはほぼしゃべらないままワンクール終わっちゃいました。


野水 初めて演じる役柄だったこともあったりして、収録が大変だったんですよね。時間をかけて録ってくださる現場で、居残りとかもあったり。芝居を突き詰める緊張感みたいなものがすごくて、あまり余裕がなかったというか。


五十嵐 そのあと『モテ福』(2013年~2018年までテレビ埼玉ほかにて放送されていたバラエティ番組)だよね。


野水 実写の番組だったけど、私たちは声だけの出演で。


五十嵐 私は女将っていうポジションの人形で出演していました。


野水 私は腐女子のキャラクターで呼ばれて、「BLと言えば野水さんでしょ」という謎のハードルがありました(笑)。アニメでデビューする前からお世話になっていた制作さんだったので、「野水さんなら変なことをやってくれると思って」と言われて呼ばれたんです。


五十嵐 その現場が半日とか1日拘束で待ち時間も長くて。キャスト同士も仲が良くてずっとしゃべっている感じでしたけど、ほかのキャストさんは全員男の子の俳優さんだったので、野水さんが入ってきてくれて「女子だ~!」って嬉しかったです。


野水 みんな仲良くて本当に良い現場だったよね。


五十嵐 そこで仲良くなって、歳も近いし、同郷だし。でも、野水さん自体に世界観がしっかりあるから、最初はとっつきにくい人かと思っていました。なんか、ヤバい人かなって(笑)。


野水 よく言われる(笑)。


五十嵐 服装とか見ても、今日みたいにカッコいい雰囲気というか、“闇属性”というか、アーティストっぽいというか。でも、初期の頃はわりとフリフリとかかわいい感じだったよね?


野水 なんか……あの、やめたんです。そういうの。


五十嵐 気持ちはわかる(笑)。


野水 女の子っぽいものとか今でも好きなものもあるし、だけどそういうの誰も私に求めていないかなと思ってすべて振り落としてきました。普通の人です。


五十嵐 しゃべると最初から壁がなくて、すぐに仲良くなれました。ちゃんと会話できる人。


野水 私、人間だよ。



――野水さんから見た五十嵐さんの印象はいかがでしたか?


野水 少し怖いと思っていました。


五十嵐 9割そう(笑)。「最初、五十嵐さん怖いと思っていたんで」しか言われないから。


野水 そうなんだ(笑)。優しいし、めっちゃかわいいのに。


五十嵐 ありがとうございます。


野水 ストイックなイメージはあったけど、実際は怖くはなかったです。


――おふたりの仲良しエピソードみたいなものはありますか?


野水 USJでお土産を買ってきてもらいました。


五十嵐 USJが『チャイルド・プレイ』のチャッキーのグッズを出していたので、「これは野水さんに買って帰らなきゃ」と思ってすぐに連絡しました。


野水 なんて優しいんだと思いました。連絡がきてすぐに調べて、「これとこれを」って送りました。


五十嵐 野水さん返信早いから、お土産買いやすくて良いです(笑)。そんなに頻繁にというわけではないけど、ホラーものとか気になったりするとすぐに野水さんに連絡しますね。


野水 そうだね。一緒にホラー映画を観に行ってくれたり。


五十嵐 『こどもつかい』っていう、滝沢秀明さんが出ていた邦画のホラーがあって。ほかにも観たい映画がいっぱいあって行きたいんですけど、ホラーは先にもう観ちゃっているかなと思って遠慮しちゃう。


野水 全然大丈夫です。2回観るのもネタバレされるのも大丈夫な人なので、いつでも呼んでください。五十嵐氏は邦画のことをいろいろと教えてくれて、最近教えてもらったドラマとかも観るようになりました。


五十嵐 私は邦画のほうが好きで、好きな俳優さんが出ている作品を観たりします。最近豊作ですから。そういった作品の話をしていることが多いよね。


野水 あとは人生についてとか。


五十嵐 やっぱり年齢が近いから、今後についてとか今の悩みとか話しやすい。


野水 この業界、デビューと年齢が一致していなかったりもするし、同い年だけど先輩っていう印象がある人も多いので。


五十嵐 そうなると、仲良くなるのは同年代よりも年下の子のほうが多くなったりしますね。後輩、仲良くしてくれるので。



――今後、一緒にやれたら良いなというお仕事はありますか?


五十嵐 一緒にしゃべる仕事やりたいね。


野水 やりたい。生放送とかラジオとか。『いがめいと』(ニコニコ生放送『ルームメイト~五十嵐裕美~』)にペットのインコのキャラクターで呼んでもらったけど、まともな話もしたいですね。


五十嵐 普通の話、日常的な話とか。それこそ観た映画の話をしたり、ちゃんと話す番組がしたいですね。


野水 そうだね。そういうの、やりたいな。


――今回のフォトブック企画の話を聞いたときの印象を教えてください。


五十嵐 「野水さんと仲が良いことをアピールする場がきた!」と思いました。


野水 優しい。何それ(笑)。


五十嵐 めっちゃ楽しみです。


野水 五十嵐氏が指名してくれて、と聞いて「ええ~!」となりながらも「そっか、私が写真撮るのか」と考えたら二へ二へしちゃいました。最近ずっと「どういう写真が良いんだろう」って考えています。


五十嵐 不思議な観点で撮ってくれそう。私も撮る側になることはないから、未知な感じがしています。撮られる側もどうしたら良いかわからなくなること多いから、野水さんからアドバイスを受けつつできたら。


野水 多分、五十嵐氏のファンが求めているものは私も見たいものなのかなと思っています。


五十嵐 野水さんのファンってどういう感じなの?


野水 最近、映画好きしかいなくなったような気がする(笑)。声優をやる前の、顔出しのお仕事をさせていただいている頃から応援してくださっている方もいるんですけど、そういう方たちは私が何をしても驚かないし、一緒に映画を好きになってくれる方もいます。最近では逆に、映画好きという部分から知ってくださる方もいたりします。


五十嵐 ああ、「声優だったんですね」みたいな。


野水 そうそう。


五十嵐 そういうの良いよね。


野水 だからもう好き勝手にやらせてもらっています(笑)。五十嵐氏のファンは?


五十嵐 私はデビューの時から“作った自分”を見せるようなことが出来なかったから、ふるいに掛けられた方たちがいる印象かな。もうちょっと声優ファンが求めているようなことが出来たらまた違った道もあったのかなと思うこともあるけど、対等に話せるファンの方たちが増えたし、楽で良いですね。


野水 わかる。人間性の部分でファンになってくれる方がいるのは嬉しいよね。じゃあ、そういう方たちに「なんだ、裕美ちゃんかわいいじゃん」って思わせる、キュンとしちゃうようなものを撮りたい。


五十嵐 よろしく頼むよ。


野水 ちょっとあざといくらいの、「今回だけだぞ!」みたいなやつを。


五十嵐 自分から率先して出来ないから、野水さんに指示してもらって。そういうのも友達同士だからこそ、お遊び感覚で出来るかもしれない。


野水 よーし、撮るぞ~!


2人が満を持して仲の良さをアピールするという今回のフォトブックは、どういうコンセプトで撮影をするのか? 第2回では打ち合わせの様子をお届けします。お楽しみに!


*第2回は、5月20日(木)配信予定です


ヘアメイク/町田恭子


五十嵐 裕美(Hiromi IGARASHI)

所属:マウスプロモーション

誕生日:1986年12月13日

出身地:北海道

趣味・特技:スキー・水泳・ボーリング

<主な出演作>

「ワールドウィッチーズ」(エディータ・ロスマン)

「ハイスクール・フリート」(ヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルク)

「オーバーロード」(ユリ・アルファ)

「BEATLESS」(スノウドロップ)

「アイドルマスター シンデレラガールズ」(双葉杏)

公式Twitter【@HiRoMi_ig】

公式Instagram【@hiromi_ig】



野水 伊織(Iori NOMIZU)

所属:プロダクション・エース

誕生日:1985年10月18日

出身地:北海道

趣味:映画鑑賞(オールジャンル・特にホラー映画、年間200本前後)、映画フィギュア・グッズ収集、ホラー漫画収集、ホラーコスプレ

特技:執筆、作詞

<主な出演作>

「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」(竹乃内 菜々/ナナ)

「デート・ア・ライブ」シリーズ(四糸乃)

「初恋モンスター」(深谷雪)

「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」(黒ウサギ)

「艦隊これくしょん -艦これ-」(翔鶴・瑞鶴、他)

公式Twitter【@nomizuiori】

公式Instagram【@nomizuiorichan】

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