『声優トモ写！』【五十嵐裕美・野水伊織】第２回

仲良しの声優２人がお互いを撮り合うデジタルフォトブック「声優トモ写！」。このコラムでは、２人の関係性に迫ったインタビューから撮影のアイディア出しまで、フォトブックの制作過程を全４回に渡りお送りします!!

２人の関係性が見えた初回に続き、今回はフォトブックの撮影に向けてイメージを固めていきます。五十嵐さんと野水さんが撮りたい、撮られたい写真についてお聞きしました!!

――これまで本格的なカメラで撮影をしたことはありますか？

五十嵐　ミラーレスを持っていて、撮影可能のアイドルのライブには持っていきます。でも、それ以外のときはかさばるのが嫌な気持ちが大体勝ってしまって、帰りも重いしやっぱり置いていこうってなっちゃう。カメラ女子に憧れはあるけど、出来ないタイプ。

野水　わかる。ぶら下げていられない（笑）。iPhoneでいいかなって。

五十嵐　そうそう（笑）。

野水　私はニコンの『D3000』を持っているんですけど、全然触らずに詳しいことがわからないままケータイが進化してしまって……。ただでさえ荷物多いのに、遠出するときに持っていけないなってなって、私もかさばるのが嫌という気持ちに負けてしまいました。いろいろ調べて持ち歩こうっていう気持ちはあったんですけどね。もったいないです。

――撮影場所のイメージはありますか？

五十嵐　“ザ・サブカル”って感じで撮りたいです。

野水　下北沢とかにする？

五十嵐　下北で撮りたい！　前に行ったことのある、自作で服とかトレーナーとかのデザインをしているお店が下北に移転したらしくて、そこに行きたかったし。

野水　そうなんだ。

五十嵐　そのお店、１回しか行ったことないんですけど、クレジットカードのポイントが貯まりすぎていて店員さんにビックリされて、それがキッカケで話をしたのが印象的で、インスタもフォローしています。

野水　ポイントっていろいろと支払いにも使えるのにそんなに貯まってたの？

五十嵐　ポイントの使い方を最近まで知らなくて、ずっと貯まっていたみたいで。『MSSD』っていうお店なんですけど、めっちゃかわいいものが多くて、スニーカーのデザインとかも描いていたり、１点ものとかもあったり。

野水　描くんだ。（お店のWebページを見ながら）こういうちょっとオーバーめのユニセックスとかメンズの服を着ている女の子っていいじゃん。

五十嵐　いいよね。私も古着系好きだから、『アディダス』のビンテージとかも好き。80年代、90年代とか。

野水　下北は古着屋さんとかもいっぱいあるし、お洒落なところたくさんあるし良いかも。

五十嵐　なんかこう、ファッション誌っぽいのをやりたい。

野水　「家の近くで古着見ようよ」みたいな感じのものとか、「部屋で彼女とゴロゴロ」みたいなものを撮りたいな。

五十嵐　いっそのこと、アパートとかで撮りたい。

野水　かわいいハウススタジオよりも、家に遊びに来たっていう感じの方がいいよね。楽しそう。

五十嵐　私の推しの『BiSH』のアユニ・Ｄちゃんがソロプロジェクトで『PEDRO』っていうのをやっているんですけど、それの『生活革命』っていう曲のMVがアパートで彼女と生活している感じでめちゃくちゃいいんですよね。

野水　いいね。

五十嵐　他にも今敏監督の映画が好きで、生活感がある、ゴチャゴチャしている感じが好きなんです。

野水　ちょっと人の生活を覗き見出来るみたいな一枚。

五十嵐　そういうのがやりたいですね。小ぎれいな感じよりもちょっと汚い感じというか。

野水　小路で撮ったりとかね。さっき話していたお店のほかにも何店舗か許可もらって撮影できるといいね。よく行く海外の柄シャツとか入れている古着屋さんとかも行けたらいいな。

五十嵐　ほかに何かしたいことある？

野水　ハウススタジオなりアパートが使えるなら、家からDVD持ってきて散らかして「どれ観る？」みたいな写真撮りたい。

五十嵐　野水さんが好きなものに囲まれている感じ、いいね。

野水　じゃあ、大きいトラックで来るね（笑）。

五十嵐　（笑）。

野水　五十嵐氏は食べ物に囲まれているところを撮りたいな。

五十嵐　普段の私って感じがする。あれも食べたい、これも食べたいっていう気持ちになると、どっちを食べるか決められなくて結局全部頼んじゃう（笑）。このあいだは１人でドーナツを箱で頼んでしまって、食べきったときの絶望感よ……。

野水　でも、そういうのを撮りたい！　『クリスピー・クリーム・ドーナツ』の大きな箱に限定のやつとかいろいろなドーナツ並べて、両手に持っているところを撮りたい（笑）。

五十嵐　私が頼んだのは箱全部『オリジナル・グレーズド』だったけど（笑）。あれが最強。

野水　たしかにあれが一番美味しいよね。

五十嵐　野水さんは、オモチャに囲まれている感じ。フィギュアとかね。撮影、めっちゃ楽しそうだね。こんなに好きなものを詰め込んでいいんだっていう。

野水　ね、こんなに好きにやっていいんだ（笑）。写真撮られるときに「笑顔で」って言われるのが苦手で、大体変にチカラが入って上手に笑えなかったりするんですけど、五十嵐氏とだったら普通に笑ってるところを撮ってもらえそうな気がする。

五十嵐　撮った写真をフィルムっぽい雰囲気に現像してもらったりとか、そういう感じもいいなあ。オシャレ写真撮ってもらいたいんですよね。

野水　せっかく好きな服も着ているしね。

五十嵐　モデルさんの、あの「不思議なポーズでカッコいい」みたいなやつやりたいんだけど出来ないんだよね。

野水　「体どうなってるんだ？」みたいなポーズね。下北だったら街並みも雑多だし、カッコいい場所探してやってみよう。

――撮影場所やシチュエーションのイメージも膨らんできたところで、衣装はどのようなものを選ぶか決めていますか？

野水　イベントとかだとちょっとキレイな恰好になりがちなので、私、ちょっと変な恰好をしたくて。パジャマシャツみたいな、パイピングがついたシャツがあるんだけど、そのセットアップみたいなものとか。下北だったらそういうのも許されるかなと思って。

五十嵐　たしかにいいかもね。

野水　普段の仕事の撮影じゃ出せないようなところも出していきたいね。

五十嵐　そうだね。服の話、もっとしたいな。今まで『コム・デ・ギャルソン』とか私服で着ていると、高いから詮索されたくないなと思っていたけど、「もうそれくらいの着ていいじゃん」みたいなところあるし。

野水　昔、先輩がすごい良い革のブーツを履いていらっしゃって、「カッコいいですね」って言ったら、「年を取ると高いものを履いていないとダメなのよ、安いものじゃ似合わなくなるの」って仰られて。

五十嵐　わかる。

野水　当時は「そうなのかー」くらいにしか思わなかったけど、今になってすごくわかる。高いものだけがいいってわけじゃないけど、縫製とか生地がしっかりしていると違うよね。

五十嵐　そうなんだよね。逆に、若いときには着ていて似合わないものも多かった。高校生くらいから『コム・デ・ギャルソン』をずっと着たくて、でも似合うものが少なくて。将来、絶対に自分で稼いで着るって思っていたなあ。

野水　カッコいい。

五十嵐　こういう好きなものの話もネガティブに伝わるのが嫌で、以前は好きなものほど言えなかったけど、最近は好きなものをファンの人と共有してもいいのかなっていうマインドです。ファンの人には好きなものを好きになって欲しいよね。

野水　わかる。好きな人と話したい。もし好きじゃないことだったらそっとしておいてもらって（笑）。

五十嵐　そうだね（笑）。話が逸れてしまったけど、今回の衣装はあまり表だって着たことのない服にしようかな。

野水　完全に着たいものを着る２人になりそうだけど、いろいろと楽しみで夢が広がるね。

撮影場所やシチュエーションについてのイメージもスムーズに固まり、好きなものを詰め込んだフォトブックが出来そうです。第３回は、撮影直前のおふたりに心境と意気込みをお聞きします！

＊第3回は､5月27日（木）配信予定です

ヘアメイク／町田恭子

五十嵐 裕美（Hiromi IGARASHI）

所属：マウスプロモーション

誕生日：1986年12月13日

出身地：北海道

趣味・特技：スキー・水泳・ボーリング

＜主な出演作＞

「ワールドウィッチーズ」（エディータ・ロスマン）

「ハイスクール・フリート」（ヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルク）

「オーバーロード」（ユリ・アルファ）

「BEATLESS」（スノウドロップ）

「アイドルマスター シンデレラガールズ」（双葉杏）

公式Twitter【@HiRoMi_ig】

公式Instagram【@hiromi_ig】

野水 伊織（Iori NOMIZU）

所属：プロダクション・エース

誕生日：1985年10月18日

出身地：北海道

趣味：映画鑑賞（オールジャンル・特にホラー映画、年間200本前後）、映画フィギュア・グッズ収集、ホラー漫画収集、ホラーコスプレ

特技：執筆、作詞

＜主な出演作＞

「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」（竹乃内 菜々／ナナ）

「デート・ア・ライブ」シリーズ（四糸乃）

「初恋モンスター」（深谷雪）

「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」（黒ウサギ）

「艦隊これくしょん -艦これ-」（翔鶴・瑞鶴、他）

公式Twitter【@nomizuiori】

公式Instagram【@nomizuiorichan】