『グラビア美女画報〜女子のためのグラビア講座』第83回 人気YouTuberのいけちゃんとグラビア女子トーク!(前編)「グラビアの経験が浅いとはいえ、私にもこだわりはあるんです」

グラビアライター・とり&グラジャパ!スタッフ・金髪りさのグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。今回は人気YouTuberのいけちゃんとグラビア女子トークの前編!


「思ったことは、心を無にして全て伝えました」


金髪 ここ数ヵ月、週プレ編集部からたくさんの紙の写真集が発売されていますね。発売に即したイベントも多く、編集部がせわしないです(笑)。


とり デジタル写真集も良いけど、やっぱり紙は特別感がありますよね! 出版業界がシビアな時代だからこそ、紙の写真集が盛り上がってくれると、テンション上がりますよ。


金髪 その中で、ついに、あの大人気YouTuberの方も紙の写真集を発売されたみたいですよ! 今回の女子トークは、その方がゲストに来てくださっているので、早速お呼びしちゃっても良いですか?


とり もちのロンです! どうぞ〜〜!


いけちゃん はい、YouTuberのいけちゃんでーす。


とり おぉ〜、よろしくお願いします! いけちゃんといえば、週プレ本誌でも初表紙を飾られたばかり。勢いありますねぇ。


 

2023年4月17日発売『週刊プレイボーイ18号』表紙(撮影/藤本和典)より


いけちゃん いやいや、とんでもないです。エヘヘ。


金髪 週プレ公式YouTubeチャンネルで公開中の『女子のためのグラビア講座』でもトークをさせていただきましたが、私はいけちゃんと初めましてだったので、どんな雰囲気になるか勝手にドキドキしていて。わりと仲良くお話しさせていただけたなって、今、ちょっとホッとしているんですよね。


いけちゃん あのー、正直に言っていいですか? 収録の部屋に入るなり、金髪りささんと名乗る人は金髪じゃないし、とりさんと名乗る人は“いぬ”のイラストが描かれた服を着ているしで、最初はやや戸惑いました(笑)。スゴく楽しかったんですけど。


金髪 アハハ。意図せずなんですが、ツッコミどころが多かったですね。


とり おもろいコンビでやらしてもろてます!


いけちゃん ふふふ。


とり 前置きが長くなってしまったので、本題に移りましょう。改めて、ファースト写真集『いけとりっぷ』の発売、おめでとうございます〜!


 

ファースト写真集『いけとりっぷ』表紙(撮影/藤本和典)より


いけちゃん ありがとうございます! 地元の秋田県と、沖縄の西表島・小浜島で、旅をテーマに撮影していただきました。週プレで何度もお世話になったスタッフさんとの現場だったので、終始、楽しかったです。


金髪 沖縄らしい海のシーンと、寒そうな雪景色が交互に出てくる構成が面白かったです。雪の上でビニールプールに入っているカットなんて、季節感がチグハグで、ビックリしちゃいましたよ。


 

ファースト写真集『いけとりっぷ』(撮影/藤本和典)より


いけちゃん アハハ。私は「秋田パートと沖縄パートで区切りをつけたほうが良いんじゃないか」と提案させてもらったんですけど、編集さんのこだわりで、あえて混ぜこぜにした構成に仕上がりました。


編集さんとは密にやり取りをさせていただいて、いくつかカットの差し替えも行なったのですが、最初に編集さんから提案された構成だと、もっと、秋田と沖縄を行ったり来たりしていたんですよね。


金髪 へー、それはそれで見てみたい気もします(笑)。


とり タイトルも、いけちゃんからの提案で?


いけちゃん そうですね。いただいた候補の中から、私が選ばせていただきました。最初は英語で「いけTrip」だったんですけど、「私、活動名も全部平仮名だし、Tripも平仮名が良くないですか?」って軽い気持ちで提案させてもらったら、意外と自分でも“いけとりっぷ”がしっくりと来て。そのまま採用されました。


金髪 かわいいタイトルですよね。全部平仮名のほうがいけちゃんっぽい感じがするし、ナイス提案でしたね!


いけちゃん フフフ。


とり でも、ちゃんと編集さんに自分の意見を伝えられるのは素晴らしいですね。写真の構成に正解はないですし、提案があれば堂々と言葉にすべきなんでしょうけど、プロの編集さんに対しては言いづらいこともあると思いますし。


いけちゃん プライベートだったら、そこまで意見は言えていなかったと思います。「こう言ったら相手はどう思うかな」って、どうしても考えすぎちゃうところがあるので。でも今回は、“私の写真集”としてカタチに残るわけなので、思ったことは、心を無にして全て伝えさせていただきました。


グラビアアイドルではないし、グラビアの経験もまだ浅いとはいえ、私にもこだわりはあるんです。われながら、よく頑張りましたよ(笑)。


とり こだわりを持つのは大事ですよね。そこに関していえば、経験年数なんて微々たるものです。じゃあ、ファースト写真集が発売されたばかりではありますが、逆に、改めてご自身で写真集をプロデュースするなら、どんなテーマで撮影してみたいですか?


いけちゃん 何でもOKなら、海外での撮影に憧れますね。スタッフさんに聞いた話だと、コロナが流行る前は、頻繁にグアムやハワイに行かれていたらしくて。チャンスがあったら、是非連れて行ってもらいたいです。海外で、エモい感じに撮ってもらいたい(笑)。


とり じゃあ「どこでも海外に行っていいよ」と言われたら、どの国を選びます?


いけちゃん うーん、ガラパゴス諸島とか? 特に理由はないんですけど、行ったことがない国に行ってみたい欲が強くて。「ここで撮ったの!?」って、思われる場所のほうが面白いじゃないですか(笑)。初めての場所で、新鮮な表情を見せる自分を撮ってもらいたい……かもです。



「怖いけど、なぜか観たくなるんです……」


とり 写真集のタイトルに“いけとりっぷ”とあるように、いけちゃんは旅行がお好きなんですよね。普段更新されているYouTubeを見させていただいても、国内外問わず、いろんなところを旅されているVlog動画があがっています。


いけちゃん 旅行、大好きですね。国内旅行は、動画のコラボも兼ねて友達と行くこともあるんですけど、海外は基本的にひとりで行っています。気まぐれに、フラッと出かけるのが好きなんですよね。


とり ひとりで海外旅行かぁ。カッコいいな〜。これまで行かれた国で、おすすめはどこです?


いけちゃん 昨年12月に行ったスペインは、本当に良かったですね。ふと思い立ってドバイに行った流れで、韓国、フランスと各国を転々と旅していたのですが、フランスがあまりにも寒すぎたので、予定よりも早く気候の暖かいスペインに移動して。(サグラダファミリアなどの)ガウディ建築も感動したし、ご飯もどれも美味しかったんですよね。


金髪 す、スゴい行動力ですね!? しかも見知らぬ国でも充実できるなんて、スゴいです。私は旅行が苦手なタイプだから、ひとりで海外旅行なんて考えられないですよ。


いけちゃん えーっ、何で苦手なんですか?


金髪 だって、移動にものすごく時間がかかるでしょ? そこまでして美味しいご飯を食べたいかって言われると、近場で美味しいご飯を探そうって思うし、建築を見ても一瞬で感動が終わっちゃうんですよねぇ。もちろん、Vlogとかを見させていただくと楽しそうだなって思うんですけど。


いけちゃん スペインから日本までのフライトは約21時間でした。雲を眺めたり、寝たりしていれば、あっという間に着きますよ。機内食も、フライト中に4回出てきましたしね。私の場合は移動時間も好きなので、全く苦じゃないです。


金髪 に、21時間……!? ヒェ〜。考えられないや。


とり 私もひとり旅は好きなんですけど、パスポートとか失くしやすいタイプだから、なかなかひとり海外旅行には踏み切れていなくて。これまで大きなハプニングとかなかったですか?


いけちゃん 小さなハプニングならあります。一度、ドバイでシーシャのお店に行ったとき、うまく言葉が通じなくて。注文が済んだにもかかわらず何度も店員さんに話しかけられて、気付いたら数万円のオプションが勝手に付けられていました。


とり うわーっ。そういうのありますよね! 「あれっ、何でこんな高いお金を払っているんだろう?」みたいな。旅行中は、ついつい財布の紐も緩くなってしまうし……。


金髪 ってか、シーシャのオプションって何なんですか?


いけちゃん ダイヤモンドオプションといって、ダイヤモンドのカタチをしたオシャレなシーシャが出てきました(笑)。そんな注文、ひとつもした覚えがなかったのに。


あとは、韓国に行ったときにPCR検査で陽性反応が出てしまって、一週間隔離されたのは辛かったですね。半分、涙目になっていました。まぁ、もうだいぶ慣れてきましたけど。生きて帰って来られているし、それもまた思い出ってことで(笑)。



とり 少し話は変わりますが、いけちゃんは、子どもの頃から、ほとんど音楽を聴かずに育ってきたそうですね。私自身、最初に“何かにハマる”経験をしたのが音楽だったので、音楽と無縁な生活が想像できなくて。


いけちゃん 大人になってから「そういえば私、あまり音楽を知らないな」と思うことがあって、親に聞いてみたら、「昔から音楽に関心がなかったよ」と言われたんですよね。幼稚園に通っていたときも、先生がオルガンを弾くと、みんな自然とそこに集まったり、音にあわせて体を揺らしたりするんですけど、私だけは見向きもしなかったみたいで(笑)。


金髪 アハハ。よっぽど興味が持てなかったんでしょうね。


いけちゃん 「ABCの歌」ってあるじゃないですか。みんな、最初は音楽に乗せてアルファベットを覚えていくと思うんですけど、私は、音楽を聴く習慣がなかったからか、歌で覚えることができなくて。TikTokでダンス動画に挑戦したときも、全然リズムに乗れず断念しました。今も大きな音に抵抗があるので、家ではずっと無音で過ごしています。


とり 芸人さんのリズムネタとかも笑えないタイプですか?


いけちゃん あっ。でも私、芸人さんだと、どぶろっくさんのネタが大好きです(笑)。


金髪 えーっ! ガッツリ音楽ネタじゃないですか!


いけちゃん アハハ。本当ですね。何でなんだろう?


とり じゃあ、映画はどうです? 先ほど「21時間のフライトも苦じゃない」とおっしゃっていましたけど、飛行機の中で時間を潰すといったら、ひたすら読書をするか、映画を観るか、だと思うんですよね。


いけちゃん あー、飛行機では見ないですけど、最近、苦手なくせにホラー映画に手を出し始めて。つい先日は『パラノーマル・アクティビティ2』を観ました。


金髪 定点カメラの映像で構成されたモキュメンタリーホラー映画ですね。リアリティのある作品だけど、怖くなかったですか?


いけちゃん 一応、最後までは観れたんですけど、足を引きずられて階段の下に落とされるシーンなんかは観ていられなかったですね。そもそもデカい音がダメなので、フライパンが落ちるだけでもビクビクしちゃって……。


とり めちゃくちゃ怖がっているじゃないですか(笑)!


いけちゃん ホラー映画を観ると、水回りとか、排水溝に落ちている髪の毛とか、怖くなりますよね。でも、なぜか観たくなってしまうんですよ。自分でも不思議です。『パラノーマル・アクティビティ』は、まだ続編があるみたいなので、今出ているシリーズは最後まで観ようと思っています。怖いけど……。


金髪 だ、誰かに「観ろ」って脅されているわけじゃないですよね?


いけちゃん あっ、違います。自分の意思です(笑)。怖いんですけど……。


 

■いけちゃん(Ikechan)

1997年9月20日生まれ 秋田県出身

○2019年9月からYouTubeを開始。

昨年1月に週プレでグラビアデビューを果たし、同日に発売したデジタル写真集が大ヒット。

公式YouTubeは『いけちゃん / ikechan』で検索。

公式Twitter【@ikechan0920】

公式Instagram【@ikechan0920】


ファースト写真集『いけとりっぷ』

撮影/藤本和典

価格/¥3300(税込)

大人気YouTuber・いけちゃんが、ついに待望のファースト写真集を発売しました! 地元の秋田県と、沖縄の西表島・小浜島を舞台にした“旅する写真集”。海と雪景色を行ったり来たり。沖縄編では、ナイトカヤックをしたり、海の中でワインを飲んだり、自由気ままないけちゃんらしさが全開。秋田編では、名物きりたんぽ鍋を食べているホッコリシーンもあります。ショートボブをアレンジするなど、いつもとは印象の違ういけちゃんとも出会えますよ〜!


金髪りさ

1992年生まれ、兵庫県出身。

元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。

趣味/ホラー映画鑑賞

Twitterアカウント【@sutekiend】


とり

1997年生まれ、兵庫県出身。

妄想を得意とするグラビアライター。

趣味/散歩、レコード収集

Twitterアカウント【@seikatsu_tori】

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