『グラビア美女画報〜女子のためのグラビア講座』第83回 人気YouTuberのいけちゃんとグラビア女子トーク!(後編)「好きなことより向いてることをやっていきたい」

グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによる、グラビア好き女子ふたりが気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。今回は人気YouTuber・いけちゃんとグラビア女子トークの後編!


「現場に行くと、なぜかお酒を渡されます(笑)」


とり いけちゃんが週プレ本誌でグラビアデビューしたのは約1年前。タイトルは「ありふれない。」。自由気ままなひとり温泉旅の様子を、セルカ棒を使って撮影しているシーンがあるなど、YouTuberらしいVlog風のグラビアでしたよね。


金髪 お菓子とトランプが散らかった旅館の客室で、ゴロゴロしているカットがスゴく印象的でした。YouTuberのいけちゃんだからこそできたユニークなシチュエーションだなって。見ていて面白かったです。


 

デジタル写真集『ありふれない。』(撮影/横山マサト)より


いけちゃん うわー、懐かしいですね(笑)。今回、ファースト写真集『いけとりっぷ』を出させていただけたのは、この最初のグラビアで予想外の反響があったから。信じられない展開に、自分がいちばんビックリしています。ありがたい限りです。


金髪 個人的に、いけちゃんのグラビアには毎回お酒が登場するのが気になっていて(笑)。初グラビアの『ありふれない』では川辺で氷結を、今回のファースト写真集でも、海でワインを飲まれていましたよね?


いけちゃん そうですね。現場に行くと、なぜか毎回のようにお酒を渡されます(笑)。別に自分からお願いしているわけじゃないんですけど。


とり そういえば、過去にはサングラスをかけて、一升瓶を持っているカットもあったような……。

 

2022年6月6日発売『週刊プレイボーイ25号』(撮影/藤本和典)より


いけちゃん あぁ、ありました。週プレさんでの2回目の撮り下ろしで、初めて沖縄ロケに行かせてもらったときのグラビアですね。撮影が終わりがかったタイミングで、いきなり担当編集の方に「一升瓶を持ってきてたの忘れてた! いけちゃん、これ持って走ってみて」って言われて、よく分からないまま「ウェ〜イ」って(笑)。


金髪 アハハ。かわいいとはいえ、シチュエーションが謎すぎる!


とり 衝撃の一升瓶でした(笑)。実際、いけちゃんは酒豪なんですか?


いけちゃん いやいや、酒豪ではないです! お酒は好きなんですけど、べらぼうに強いわけでもなくて。好んで飲むお酒も、イチゴミルクとかチョコバナナとか、甘いリキュールのものばかりなんです。


たまにワインは飲むものの、日本酒や焼酎は、ほとんど飲まないですね。最近はみんなで居酒屋に行く機会も減りました。むしろ、ひとりでバーによく行っています。


金髪 えっ、ひとりでバーに行くんですか? スゴいですね!?


とり あ、私も行きますよ。ひとりでバー。


金髪 ほ、本当に?


いけちゃん いいですよね。気が向いたときにフラーっとひとりでバーに行って、ほろ酔いで帰宅するの。私は家の近所に行きつけのバーがあって。結構、頻繁に行っています。


金髪 行きつけのバーなんてあるの!? カッコいいなぁー。


とり 金髪さんは、あまりお酒を飲まないタイプですもんね。


金髪 それもあるんですけど、バーって閉鎖的なイメージがないですか? 常連さんだけで空気が出来上がっていそうで、どうしても入りづらく感じちゃうなー。


いけちゃん 一見さんお断りのお店ならまだしも、だいたいは初めてでも問題なく通してくれますよ。


金髪 そ、そうなんだろうけどさ。


とり ところで、いけちゃんは酔っぱらうとどうなるんですか?


いけちゃん あのー、自分でも本当に面倒くさいなって思うんですけど……、酔うとキレキャラになります……。


とり えーっ!?


いけちゃん 性格上、普段は言いたいことを抑えて過ごしているからか、特に人と飲んでいるときは急にテンションがおかしくなって、ネジが外れたみたいに荒れ狂っちゃうんですよね。


後から話を聞くと、思っていないことまで言っちゃっているみたいで。それに自己嫌悪して、ストレス発散のためにまた飲んで、また自己嫌悪して……の繰り返しです。だから最近は、人と飲みに行くんじゃなく、ひとりでバーに行くようにしているんですよね。


金髪 酒のことは酒で忘れるタイプなんですね(笑)。確かに、友達と飲みに行ったら変に揉めそう。


いけちゃん 幸いなことに、まだ喧嘩に発展したことはありません。酔いが覚めてから、一方的に後悔するだけでとどまっています。


とり 私は、毒舌吐きまくるいけちゃんも見てみたいですけどね(笑)。


いけちゃん やだー、やめてくださいよー(汗)!

 


建築士の資格学校の先生になりたいです


とり 現在、一級建築士の資格取得を目指して勉強中だという、いけちゃん。前回は、スペインでガウディ建築を見たなんて話もされていましたけど、そもそも建築に興味を持たれたきっかけは?


いけちゃん 最初に興味を持ったのは、高校3年生のとき。修学旅行の帰りに乗った飛行機で、たまたま手にした機内誌がきっかけでした。というのも、私が通っていた高校って、そこそこの進学校だったんですよ。修学旅行が終わったら、みんな一気に受験モードに突入するのが当たり前の環境で、私は、まだ具体的な進路が決まっていなくて。「はー、どうしようー」なんて思いながら、何気なく機内誌を読んでいたら「世界の建築特集」が載っていて、「これでいっかぁー」みたいな。


とり へー、そんな急なきっかけだったんですね(笑)。そのときは、世界の建築の何に惹かれたんです?


いけちゃん ずっと秋田に住んでいたから、変わった建物や高い建物をあまり見たことがなかったんです。「世界には、こんな建物があるんだ。どうやって作られているんだろう?」って、その設計に興味を持ったというか。踏み込んで勉強してみたいって思ったんですよね。


金髪 世界の建物って……、例えばピラミッドとか?


いけちゃん いや、ピラミッドには興味ないですね(キッパリ)。謎が多過ぎて答えが分からないし、分かったところで応用が効かなそうだし。


金髪 めちゃくちゃハッキリしているな! そっか、正解があるほうが良いんだ(笑)。


とり アハハ。やっぱり、最終的には建築家になるのが夢なんですか?


いけちゃん なりたいのは、建築士の資格学校の先生です。建築家の仕事も面白そうだけど、私、建築士の試験対策が大好きなんですよね。


金髪 どういうこと?


いけちゃん 一級建築士は、合格率が例年10%を切るほど難易度の高い国家資格なんですね。学科試験を受けて、合格したら次の設計製図試験を受けられる流れになっているんですけど、この設計製図試験がとにかく難しいんですよ。


とり 図面を製作する、いわば実技試験ってことですか?


いけちゃん そうです。与えられた条件が全てクリアになるよう図面を描いていくのですが、その条件が毎年違っていて。ひとつでも失格条件に当てはまっていると判断されたら、他が完璧でも不合格になってしまうんです。単純な学力だけでは、まず受かりません。運の要素も結構強いんです。実際、私も昨年落ちましたしね(苦笑)。


とり あー、でも何となくわかってきました。どんな条件を提示されても対応できるよう試験対策するのがお好きなんですね。


いけちゃん そうそう、そんな感じです。


とり でも、初めから資格学校の先生を目指して受験する人も珍しいんじゃないですか? 私だったら、まず最初に建築デザイナーに憧れる気がするんですよ。「ちょっと変わった建物を設計してみたい!」みたいな、もっと実践的なところに憧れるというか。だって、自分が設計した建物が完成するの見てみたいじゃないですか?


いけちゃん うーん。私の場合、資格が取れたとしても、社会に馴染めるかどうかは別問題なんですよね。性格上、大勢の人と関わりながら仕事をするのは多分無理だと思うんです。でも資格学校の先生なら、ひとりで黙々と製図の採点をするのが主な仕事になるわけだし、自分に向いているかなって。


大学生の頃に塾講師のアルバイトをやったときも、それなりに楽しく続けられましたしね。“好きなこと”や“やりたいこと”よりも、“向いていること”をやっていきたいんです。


金髪 なるほどね。YouTubeもグラビアも、“向いていること”だから続けられているんですかね。


いけちゃん そうですね。基本的にYouTubeは自分ひとりで完結できますし、グラビアは“向いている”のか分からないけど、意外と良い反響が続いているから楽しめています。まぁ今は、YouTuberからグラビアに進出した物珍しさだけで注目していただいているんだろうけど。


金髪 “だけ”って、そんなことはないでしょう!


いけちゃん いやー、写真集を出した後も需要が続くかは分からないですよ……。


金髪 そ、そんな! まだ発売されたばかりなんだし、もうちょっと浮かれてください(笑)。


とり でも、そうやって冷静に向き不向きをジャッジして舵を切れるのはスゴいですね。私なんて、例え向いていない気がしても、気づかぬフリして抗っちゃいますもん。「向いていない……、なんてことはないはずだ!」って。全く冷静になれない(笑)。


いけちゃん 私は人よりも、向いている仕事と向いていない仕事の差が激しいんですよ。向いていない仕事はとことん向いていない。すぐに「あ、ダメだ」って思っちゃう(笑)。


金髪 今後、他のお仕事に挑戦してみたい気持ちはあるんですか?


いけちゃん 以前、少しだけ演技のお仕事に挑戦させてもらったんですけど、めちゃくちゃ下手だったんですよね。早々に「こりゃ向いてないな」って。もうやらないと思います(笑)。


新しいことに挑戦してみたい気持ちはあります。向いていると感じれば続けるし、向いていないと感じればすぐに辞めますけど。需要がある限り、グラビアも続けていたいですね。


■いけちゃん(Ikechan)

1997年9月20日生まれ 秋田県出身

○2019年9月からYouTubeを開始。

昨年1月に週プレでグラビアデビューを果たし、同日に発売したデジタル写真集が大ヒット。

公式YouTubeは『いけちゃん / ikechan』で検索。

公式Twitter【@ikechan0920】

公式Instagram【@ikechan0920】


 

【デジタル限定】いけちゃん写真集「ありふれない。」

2022年1月に、週プレ本誌で初グラビアを披露したいけちゃん。YouTuberである彼女らしく、ひとり温泉旅をテーマにVlog風のグラビアを披露。朝起きてすぐ勢いで準備して、セルカ棒を片手にブラブラ。温泉に浸かった後は、客室でごろごろゲーム。最後は川辺で氷結をグイっと。YouTuberの充実したひとり旅の裏側を覗き見しちゃいましょう!


 

+Special「気ままに。」

週プレ2度目の撮り下ろしにて初めての沖縄ロケ。雨に見舞われながらも、自由気ままに、伸び伸び沖縄を堪能するいけちゃんの姿が見られます。着用している水着やランジェリーは柄物が多く、初めてのグラビアよりもグラビア感増し増しな印象。いけちゃんの素晴らしすぎるスタイルを、寄りと引きでたっぷりと。オトナっぽいカットにも注目です!


金髪りさ

1992年生まれ、兵庫県出身。

元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。

趣味/ホラー映画鑑賞

Twitterアカウント【@sutekiend】


とり

1997年生まれ、兵庫県出身。

妄想を得意とするグラビアライター。

趣味/散歩、レコード収集

Twitterアカウント【@seikatsu_tori】

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