2022年5月7日 構成/とり
グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。今回は、菊地姫奈さんと女子トーク・後編「そのときいちばん新しいグラビアが、いちばん好きです。」
“ムッチリボディ”に憧れます
金髪 後編では、もう少しグラビアの話を掘り下げてお聞きしていきたいと思います! もともとは女優志望で芸能界に入った菊地さんですが、正直なところ、今後もグラビアを続けたい気持ちはどれくらいあるんですか?
菊地 全然ありますよ! グラビアのお仕事、楽しいので。
金髪 ひゃぁ〜、うれしいお言葉ですねぇ。
とり グラビアをやっていて、何がいちばん楽しいですか?
菊地 何だろう……、現場で用意されているお弁当が美味しいところ?
金髪 来た! 私が思うに「グラビアが楽しい」って言うコは、みんな「お弁当が美味しいから」って答えるんですよ。それで、そうやって言ってくれるコは大体グラビアを長く続けてくれるんです。多分それは、性格が素直だから。いろいろ考えすぎちゃうと壁にぶつかることもあるだろうけど、それくらいラフに挑めるコの方が柔軟にやっていける気がするんですよね。
とり 確かに、グラビアの現場の雰囲気が好きだってコは多いですよね。ほかのどの現場よりも和やかで、自分らしくいられるって話もよく聞きます。ちなみに、どんなお弁当が用意されてあるとテンション上がります?
菊地 お肉系ですかね。カツとか!
とり まさかのガッツリ系(笑)。
金髪 実際、グラビアの現場は男性スタッフが多いし、お弁当の種類も、おじさんが好きそうなものが多いよね(笑)。
菊地 私は、そういう系の方が好きです。脂っこいのとか大好きで。撮影の前日に食べすぎないよう気をつけている分、終わったあと、ガッツリ美味しいものが食べられたら最高に幸せですね。
とり あー、分かります。空腹状態で食べる脂っこいものって、異様に食欲そそりますよねぇ。
菊地 はい。基本的に食べるのが好きなので気をつけないと。でも、ほかの方のグラビアを見ていると、ちょっとだけムチっとした体型もかわいらしいなって思います。
金髪 へぇ、自分以外のグラビアもチェックする派なんですね。
菊地 わりと見ていますね。歴代ミスマガの方のグラビアとか。写真集もたまに買いますし。あと、頓知気さきなさんのグラビアとか。スゴく好きです。
金髪 頓知気さん、人気者だなぁ。グラビアをやっている女のコから「好きなグラビアアイドル」としてよく名前があがるよね。
とり グラビア好きを公言したうえで、自身も積極的にグラビアに挑戦されている。その影響力は凄まじいですね。どんなグラビアでも、頓知気さんらしい世界観になってしまうんですから。菊地さんは、頓知気さんのどんなところが好きなんですか?
菊地 顔がタイプなんです。何だか、昭和のアイドルにいそうな雰囲気じゃないですか。前に週プレさんじゃないほかの雑誌で、私のとなりのページに頓知気さんが掲載されていたんですよ。「かわいいなぁ」って、自分のグラビア以上にずーっと見ていました。
とり 頓知気さんも、いわゆる“ムッチリボディ”の持ち主ですよね。
菊地 そうなんですよ! 洋服を着ていると華奢なのに、水着になるとムチっとしているの、すてきですよね。色白で、お人形さんみたいで。そういう方のグラビアは結構見ちゃうかもです。
金髪 菊地さんにそんな視点があるなんて、意外でした! グラビアをやりはじめた15歳の頃なんて、そもそもグラビアを見た経験もなかっただろうし、「水着姿の何がいいんだろう?」みたいな感覚にならなかったですか?
菊地 えーっと、どうだったかなぁ?
金髪 グラビアを続けるうちに目が肥えてきたとか?
菊地 あー、それはあるかもしれないです。自分が掲載されている雑誌に載っているほかの方のグラビアを見るようになって、魅力的なポージングやその人ならではの雰囲気に目が行くようになったというか。
とり ほかの人のグラビアを見ることで、学べるポイントもたくさんありますもんね。では、いずれは菊地さんも“ムッチリボディ”を目指して?
菊地 いや、それは全く考えていません! 多分、ムチっとしても太って見えないコって限られているんですよ。私が“ムッチリボディ”を目指しちゃうと、ただ太って見えるだけな気がしているので、ムチっとしすぎには気をつけたいと思っています。
とり ほぉ、“ムッチリボディ”になるにも、生まれ持った骨格的に向き不向きがあると。鋭いですね。
菊地 絶対ありますよね!? “ムッチリボディ”は見て憧れるだけにしておきます(笑)。
常に新しい自分を探して
菊地 あと、普段着ないような衣装をたくさん着られるところもグラビアの楽しさだと思います。女のコって、いろんな服を着ていろんな自分を探すのが好きじゃないですか。グラビアは、そうやって新しい自分が見つけられる場所でもあると思うので、どんどん挑戦したくなるんですよね。
デジタル写真集『ちょっとだけ』(撮影/唐木貴央)より
とり この『グラビア美女画報』で菊地さんについてお話させてもらったとき(第6回「2020年『ミス少年マガジン賞』受賞の16歳・菊地姫奈の大人っぽさが、大人たちを魅了する理由(わけ)とは?」)にも、その話題に触れていたんですけど、デジタル写真集『ちょっとだけ』では、水着の色のバリエーションが豊富でしたよね。水着の色にあわせて、菊地さんの表情がガラリと変化しているのが印象的でしたよ。
菊地 ありがとうございます。衣装やロケーションにあわせて表情を切り替えるのは、撮影中に心がけていたことだったので、気付いてもらえてうれしいです。
金髪 いま週プレ グラジャパ!には、菊地さんのデジタル写真集が4冊あって、それぞれコンセプトも違います。自分ではどれがいちばん好き?
菊地 好きな作品は毎回更新されていますね。そのときいちばん新しいグラビアが、いちばん好きです。
金髪 おー、素晴らしい! 毎度、前回を超えているとは。さすがですね。
デジタル写真集『ススメ、夏色女子高生』(撮影/Takeo Dec.)より
菊地 あ、でも週プレさんに初登場させてもらったときのグラビア(デジタル写真集『ススメ、夏色女子高生』に収録)にあるこのカットが特にお気に入りかも。
とり 初々しくてかわいらしいカットがたくさんあるなかで、あえてクールな一枚を選びましたね。どうしてそのカットがお好きなんです?
菊地 え、エモいから……?
とり エモいんですね、このカット(笑)。
金髪 エモいかどうかはさておき、まだグラビア歴の浅い15歳とは思えない表情ですよね。
菊地 えへへ。自分の顔立ち的には、かわいい系よりも大人っぽくてクールな表情の方が合っている気がしているんですよ。だから、こういう強い表情のカットはわりと好きですね。
金髪 いや、でもギャルに扮したグラビアめちゃくちゃ良かったですよ。(ヤンマガWebにて公開の『ミスマガギャル化計画』で披露)。あれを見たとき、感動しちゃったもん。菊地さん、ギャルも似合っちゃうの!?って。ほんとーに、かわいかったよ……。
とり 金髪さん、いちファンとしての純粋な心の声が出ちゃっていますよ!
菊地 恥ずかしいです(照)。
金髪 何でも似合っちゃうんだなって、ますますこれからが楽しみになってきちゃって(笑)。次に着てみたい衣装とかあります?
菊地 ずっと着物で撮影をしてみたくて、この前、ついに浴衣が叶ったんですよ。だから次はもっと本格的な着物に挑戦してみたいですね。和テイストグラビア拡大版、みたいな。
金髪 和風をメインに撮ってみたいってことだね。うんうん。絶対、似合うはず!
とり ギャルに、和風に……。まさしく新しい自分への挑戦ですね。ただ、いろんなテイストのグラビアをやるんだったら、ロングヘアの方が髪型でも変化をつけられると思うんですけど、今やトレードマークでもあるショートカットにはこだわりがあるんですか?
菊地 実は、中学3年生の頃までロングヘアだったんですよ。幼少期からバレエを習っていたので、ずっと腰に届くくらいの長さに伸ばしていて。でも、事務所のオーディションに受かったあと、勝手に切ってしまったんですよね。
とり えっ、どうして?
菊地 長い間ロングヘアで過ごしていたし、ここでバッサリ切ったら新しい自分に出会えるかもって。ただの好奇心でした。当時はまだ素人でしたし、髪を切る前に事務所の方と相談しなきゃいけないという芸能界のルールも、何も知らなくて。オーディションでロングヘアの私を見てくださった事務所の方は、ビックリしたと思います。
とり どれくらい切ったんです?
菊地 「肩につかないくらいまで切ってください」とオーダーしたので、だいぶ短くなったと思います。
とり 30cmは確実に切っていますよね。「オーディションのときと印象が全然違う!」ってなりませんでした?
菊地 それが思いのほか好評で。それで今もショートヘアなんです。とはいえ、勝手に30cm近くも切っちゃうなんて。問題児ですよね(笑)。
金髪 結果的にお似合いだったんだし、良かったんじゃないですか?
菊地 そういうことにしてもらえるとありがたいです(笑)。
とり グラビアでいろんな衣装を着ること然り、髪をバッサリ切ったこと然り。お話を聞いていると、菊地さんは常に自分探しをされていますね?
菊地 そ、そうかもしれません。まぁ、考えても“自分”ってよく分からないですし。だからこそ、グラビアでいろんな自分になれるのが楽しいのかな。
撮影/金髪りさ
菊地姫奈(Hina KIKUCHI)
2004年10月19日生まれ 茨城県出身
身長160㎝
「ミスマガジン2020」で「ミス週刊少年マガジン」を受賞。ファースト写真集『はばたき』が発売中。2023年公開予定の映画『まなみ100%』に出演するなど、新進女優としても注目される存在。
公式Twitter【@k_hina_1019】
公式Instagram【@hina_k_1019】
公式TikTok【@k_hina1019】
【デジタル限定】菊地姫奈写真集「ちょっとだけ」撮影/唐木貴央 価格/880円(税込)
週プレでは2回目の撮り下ろしとなった16歳の頃、“ちょっとだけ”背伸びをしてみたグラビア。黒、白、赤、ピンク、緑など、シンプルかつカラフルなバリエーションの衣装を身に付けているのが印象的です。そして、その衣装の色にあわせて表情が切り替わっているところも……。いろんな菊地さんに出会える一冊。もしかしたら“ちょっとだけ”イメージ変わるかも?