『声優トモ写!』【菅野 真衣・陶山 恵実里編】第4回

仲良しの声優2人がお互いを撮り合うデジタルフォトブック「声優トモ写!」。このコラムでは、2人の関係性に迫ったインタビューや、衣装選びから撮影のアイディア出しまで、フォトブックの制作過程を全4回に渡りお送りします!!

 

第4回は、完成したフォトブックを見ながらタイトルを考えていただいたり、企画全体を通した感想やアピールポイントまでお聞きしました!!

 

――フォトブックの撮影はいかがでしたか?

 

陶山 撮られる側としては、自分が今までしてこなかったような顔が出来ていた気がします。撮る側としては、上手いかどうかは別としてとにかく楽しすぎて、"プライベートのかんま(菅野さんのあだ名)"みたいな表情もたくさん撮れて、すごく良い日でした。

 

――手元にはカメラがありますが。

 

陶山 撮るのがあまりにも楽しすぎて入手しちゃいました。一応慣れるためのものっていう感じで、そのうち撮影で使ったカメラ(SONY α6100)を買いたいと思っています。カメラは「沼」だと聞いているので、いろいろと買うことになるんだろうなと覚悟しつつ練習します(笑)。

 

――菅野さんはいかがでしたか?

 

菅野 当日は天気に恵まれて、カメラ初心者的には自然光にも助けられました。撮影中にスタッフさんたちが「これめっちゃ良いカットですね!」とか言ってくださるので、そのたびに「ああ~、そうですかね~」って調子に乗ってすごい枚数撮ってしまいました。600枚くらい撮ったと思います(笑)。


――熱心にシャッターを切っていたのが印象的でした。


菅野 あと、撮影前のインタビューでもお話した、一眼レフを持っているお姉ちゃんに私が撮った陶山の写真を見せたんですけど、褒めてもらえました。いつもそっけないお姉ちゃんが「ほ~、まぁまぁまぁ。いいんじゃない?」って。「高いから触らせない」と言っていたゴツいカメラも触らせてくれたり、今度貸してくれるとも言ってくれたので、私も陶山と一緒で今後もカメラを触っていきたいなと思いました。

 

――ご自身の撮った写真の出来栄えはいかがでしたか?

 

菅野 完璧。100点です!

 

陶山 構図とか「ようわからんわぁ~」ってなりながらがむしゃらに撮っていたので、写真を並べてみたときに「こういう角度が良かったな」とか反省点は感じつつも、初めてにしては頑張ったと思います。

 

菅野 撮るのと撮られるのが同じ日だったのも良かったです。緊張もせずにずっと楽しくて、お仕事ですけど旅行気分みたいな。フォトブックというよりもアルバムみたいで、すごいキラキラしていて、いつもの自然な表情が出ているのも友達同士だったからだと思います。

 

――フォトブックとしてレイアウトされた状態の写真を見ていかがでしたか?

 

菅野 陶山が段々と近づいて撮ってくれた写真が、4コマ漫画みたいになっていたのが面白かったです(笑)。

 

陶山 撮って良かった!

 

菅野 撮っているときの陶山がガニ股で不審者みたいで、写真をよくよく見るとリアルに爆笑している私の顔が見えます。

 

陶山 柱の隙間からね。

 

菅野 寝た状態で撮っているのもあったよね?

 

陶山 見下ろしている顔が好きで、スカイツリーをバックにした写真も寝ながら撮りました。下から撮ると背景も大きく見えて良いなって。

 

菅野 あと、接写も多かった。

 

陶山 人の顔をズームするのが好きで、スマホでも近づいて撮るタイプなので。近づいて撮ると絵みたいな印象になるので、一眼ってすごいんだなって思いました。

 

菅野 全体的にレイアウトが物語みたいになっていて、すましている表情から笑顔になっていったり、動きやドラマが見える感じがしました。

 

陶山 撮っていたときよりも動きや流れを感じとれるというか。良いですよね。何回も見てしまいます。

 

――物語という表現もありましたが、撮影したフォトブックにタイトルを付けていただけますか?

 

陶山 『菅野さんといっしょ。』。

 

菅野 なんで?

 

陶山 一緒にいる感じにしたいなと。スカイツリーの下に行ったり、カクテルを飲んでいるシーンがあったり、大人っぽいデートをしている菅野をイメージして作ったので、「かんまちゃん」じゃなくて「菅野さん」を表現したくて。かわいらしさも含まれているので、「いっしょ」はひらがながいいかなと思いました。どうかな?

 

菅野 良い!

 

陶山 タイトルを決めるにあたって、写真集のタイトルをいっぱい見てみたんですけど難しくて。英語のものもあったり、語りかけるようなものもあった、結果、なんでもアリなんだなと思って、自分の中ではこれがしっくりきました。

 

――菅野さんのタイトル案は?

 

菅野 あえてベタにしてみたい気持ちがあります。いろいろな陶山を撮ることが出来て自信がありますし、これが陶山の代表フォトブックと言えるくらい、みんなに手に取ってもらいたいので、タイトルには陶山の名前を入れたいなと。名前とタイトルを掛けるってあるじゃないですか。「スヤ」が「スヤ~」って寝ているような言葉にとれるから、「スヤスヤさせないぞ」、みたいな。「寝させないよ」という大人な感じもありつつ。

 

陶山 やだ~!

 

菅野 なんで!? カッコいいセクシーな表情で寝そべっているのもあったり、自然な表情もあったりして、「2人で夜通し遊ぼう」っていう意味もあって良いと思うんだけどな。

 

陶山 やだよ~!

 

菅野 もうひとつ案があって、中身が気になるようなタイトルも良いなと思って、「コロッケ」を入れてみたいなと思ったんです。「コロッケって何のこと?」ってなるじゃないですか。だから、『僕とえみりとコロッケと。』。デートしている人の目線を「僕とえみりと」で表現して、「コロッケ」を入れて目を引くというタイトルです。

 

陶山 たしかに「コロッケ?」ってなると思います。

 

菅野 「僕とえみり」と同等のところにコロッケがあるからね。ベタに「スヤスヤ」も入れたいですけど。

 

――……ベタではないと思います。

 

菅野 ええ!? ベタではないですか? あっ、マネージャーさんにもすごい笑われました。真面目に考えたんですけど……。

 

陶山 どっちも入れる?

 

菅野 サブタイトルみたいに?

 

陶山 『僕とえみりとコロッケと。~スヤスヤさせないぞ~』。

 

菅野 長っ(笑)。アニメのタイトルも長いの流行っていますからね。

 

――最終的に四文字くらいに省略されて。

 

菅野 コロ……スヤ?

 

陶山 なんだか物騒。

 

菅野 どっちがいいかな。

 

陶山 迷ったらどちらも買う派なので全部乗せで!

 

――タイトルは『僕とえみりとコロッケと。』で、「スヤスヤさせないぞ」はデザインとして置いてみますか。

 

菅野 吹き出しみたいにあったら良いですね。あと「ぞ」のあとには小さい「つ」とハートを入れてください。

 

陶山 いやすぎる(笑)。

 

――企画会議から撮影、写真のセレクトからタイトル案まで制作に携わっていただきましたが、全体を通しての感想とフォトブックのアピールポイントをお願いします。

 

菅野 普通のデジタルフォトブックとは違うところがいっぱいあるのがアピールポイントだと思います。特にコロッケのシーン。本人が好きなのもあって、すごく輝いていて。楽しかった撮影の景色がみんなにも伝わるカットだと思っています。彼女のものまねは、もはや芸術です。こんな写真、普通のフォトブックだとないと思いますし、陶山だから出来る、陶山のフォトブックの良い部分だと思います。


――ご自身のフォトブックはいかがですか?


菅野 私のフォトブックは、いつもなら撮影が苦手で顔がこわばっちゃうのに、見たこともないような楽しい表情の写真もあったり、「こういうのもアリなのか」っていう普通じゃない構図もあったり、「友達ならでは」が詰まっています。このフォトブックを2人の特別な記念アルバムみたいに思ってくれたら嬉しいです。


――続いては陶山さん。


陶山 近くて息遣いが伝わるような写真が好きで、そういう写真が撮れたんじゃないかなと思っています。菅野のことを好きな方には絶対に見ていただきたいです。「自分も一緒に行ったな」って思っていただけるくらい、私がプライベートで見ているような表情もたくさん撮れたので、そこをアピールしたいです。指ハートをしていたり、手を合わせているところとか、私が写り込んでいる写真があるところも『トモ写』っていう感じが詰まっているポイントです。「私が撮りました」というのを感じる写真も使っていただけたのは個人的に嬉しかったです。


――ご自身のフォトブックはいかがですか?


陶山 菅野に撮ってもらったフォトブックは、今までにないくらい自然に笑っていて。ずっと自分の笑顔にコンプレックスを感じていたんですけど、今回のフォトブックでは自分が出したいと思っていた笑顔が出来ていました。ぜひ、このイキイキとした陶山を見て欲しいです。笑顔以外にも自分が見たこともない表情がたくさんあって、面白いなあと思うと同時に、いろいろと引き出して撮ってくれた菅野には本当に感謝です。

 

菅野 まあまあまあ(ドヤ顔)。

 

陶山 私たちがともに過ごしてきたことを見せつけられる一冊になっていると思います。どちらも普通のフォトブックとは一味違う感じで「トモ写とはこういったものですよ」というのを感じていただけると思います。

 

菅野 自然でかわいい表情が撮れたので、私たちのことを全然知らない人にも見ていただきたいですね。「こんなにかわいい声優がいるんだぞ」と胸を張って陶山のフォトブックを売りたいです(笑)。

 

陶山 「こんなにソファーで寝るのが似合う声優がいるんだぞ」と、私も菅野のことを知っていただきたいですね(笑)。このフォトブックが、こういう声優もいるんだなと知ってもらえるキッカケになったら嬉しいです。

 

 

テーマから衣装選び、撮影に至るまで自らの手で作り上げてきた本人たちも納得の出来栄えのフォトブックは、来週4月29日(木)に発売となります! 次週はコラム番外編として、菅野さん、陶山さんの撮影オフショットを大公開。どんな撮影風景だったのか、フォトブックと合わせてお楽しみください!



*番外編は4月29日(木)配信予定です


ヘアメイク/伊藤遥香


菅野 真衣(Mai KANNO)

所属:マウスプロモーション

誕生日:1998年8月14日

出身地:東京都

趣味・特技:歌うこと、ピアノ、絶対音感、フリック早打ち、カリンバ、羊毛フェルト

<主な出演作>

「IDOLY PRIDE」(川咲さくら)

「アイカツオンパレード!」(小島こころ)

「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」(フローラ)


公式Twitter【@_m_aaii】

公式Instagram【@_m_aaii】


陶山 恵実里(Emiri SUYAMA)

所属:マウスプロモーション

誕生日:1999年5月26日

出身地:東京都

趣味・特技:よく食べる、模写

<主な出演作>

「トミカ絆合体 アースグランナー」(熊猫リン)

「アイカツフレンズ!」(白百合さくや)

「Project:;COLD」(青島玲子)

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