『初グラビア物語~My First Gravure Story~』第45回前編 “エチエチグラドル”小日向ゆかが語る初めてのグラビア撮影の記憶

『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズが『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回はグラビア、テレビ、YouTubeと大活躍のグラビアアイドル・小日向ゆかさんの前編。

 

小日向さんは、女優・有村架純さんに似ているとSNSで話題に。『フライデー』2021年3/5号で初グラビアを披露本格デビュー。圧倒的透明感のある超絶美少女として人気を博しました。


週刊プレイボーイでは2021年15号(3月29日発売)に初登場。ほんわか癒し系で、隙があって、ちょっぴりエチエチ。そんな彼女のグラビアは号を重ねる度に反響を増し、現在はグラビア、テレビ、YouTubeなどで幅広く活躍し、支持されています。

 

今回は小日向さんにデビューの経緯から、初グラビアに至るまでのエピソードを聞きました。


『週刊プレイボーイ』2021年15号(撮影/熊谷貫)より


ーー初グラビアにまつわるお話を皆さんに聞いています。まず幼い頃のお話から聞かせてください。小日向さんは子供の頃、引っ込み思案で内気な性格だったそうですね。


小日向 小学生の頃はわりと活発だったんです。地元が群馬の田舎なんですけど、いつも外で遊びまわっていました。変わったのは中学生からです。友達を作るのが苦手。グループ分けがあるといつも「どうしよう」って悩んでいました。あといわゆる“厨二病”というか、「人生とは?」「死とは?」みたいなことばかり考えたりしてもしていました。


ーーグラビアでいつも笑顔を見せている、いまの小日向さんからは想像がつかないです。何かあったんですか?


小日向 思春期なのもあっただろうけど、家が母子家庭で、お母さんとケンカばかりだったせいもあるのかも。たまに家出もしました。貧乏だったので、高校は通信制の学校に進学して、毎日ひたすらアルバイト。同世代の友達と仲良くする機会はさらになくなりました。


アルバイトは多い時だと朝はコンビニ、昼がファミレス、夜に居酒屋と3つ掛け持ち。回転寿司店やホテルのレストランでも働きましたね。


ーーハードな生活ですね。芸能活動をするようになった経緯は?


小日向 20歳になりコンパニオンの仕事を始めたことです。ネットで見つけたんですけどバイト代がいいうえに、可愛い衣装を着られることに惹かれて。じつは中学生の頃、モデルに憧れていたんです。


ーーモデルに?


小日向 はい。雑誌とか買えなかったけど、美容室で「セブンティーン」をたまたま見て、こんなキラキラした世界があったのかとびっくりしちゃって。自分もモデルになれたらって思いました。


ーー実際にオーディションに応募したことは?


小日向 あります。でも一次審査が通り、その確認で連絡が来たら、お母さんが勝手に断っちゃって。お母さんは公務員にしたかったみたいです。ケンカになったけど「東京には可愛い子が山ほどいるから無理だ」って言われ「確かにそうだよな」って諦めました。


ーーじゃあ、憧れてた華やかな世界に少しでも近づきたかったと。


小日向 そうです。でも最初は全然華やかではなかったです。コスプレするような派手な仕事はSNSのフォロワーが何千人いないと呼んでもらえないシステムで、私はティッシュ配りとか、展示会の商品説明とかをやっていました。


でもSNSを開設して、頑張って写真をアップしていったら徐々にフォロワーさんが増え始め、可愛い衣装を着られる仕事もできるようになって。そうしたら撮影会の運営の方から、お誘いの連絡があり、参加することになりました。



ーーどんな撮影会だったんですか?


小日向 一番最初は振袖でした。バイトが忙しくて成人式に出られなかったんですよ。あとは私服ですね。撮影会は楽しかったです。いらしてくださる方が全員、本当に優しいんですよ。


あとビックリするくらいキレイに撮ってくださる。それをSNSにも使わせていただけるし、嬉しいことばかりでした。あ、あと差し入れもたくさんいただきました(笑)。


ーーこの頃はまだ群馬に?


小日向 途中から家を出ました。お姉ちゃんがいるんですけど、上京するというので一緒に暮らして。それから少ししてからかな、事務所に誘われたのは。


舞台とかお芝居の仕事をしてみたいなと漠然と思ったくらいで、「売れたい」とか大きな目標があったわけじゃないけど、ずっとバイトばかりしてきたんで、やはり華やかなことをやりたい。20代前半は好きなことをやってみようって。


ーーちょうどこの頃ですよね。小日向さんが女優の有村架純さんに似ていると話題になったのは。


小日向 ちょこちょこと言われていました。最初は中学の頃に地元の野菜直売所のおばさんに「朝ドラ、出てた?」って言われたんです。本当に本物だと思ったのかはわからないけど、すごく嬉しくて。


SNSで洋服とかメイクを有村さんに寄せて撮った写真をたまに投稿したら、それがバズってネットニュースにも取り上げていただくようになったんです。いまの自分があるのは有村さんのおかげ。決して足を向けて寝られないです(笑)。


ーーそして2月19日発売の『フライデー』2021年3/5号(撮影/西田幸樹)で初グラビアを披露し、芸能界に本格デビューを果たします。


小日向 いまの事務所と契約してすぐに社長が、雑誌の編集部やテレビなどいろんなところへ顔見せに連れていってくれたんです。その中で最初に『フライデー』さんがお声をかけてくださいました。


ーー水着ということで抵抗は?


小日向 なかったです。むしろ撮影が決まったことに驚きましたね。「グラビアみたいな、輝かしいところに私が出ていいんですか!?」って。


小さい頃から熊田曜子さんや井上和香さんなど、グラビアアイドルのレジェンドがテレビで活躍するのを見ていたし、もともとグラビア自体、好きで、学生時代はコンビニでよく立ち読みもしていました。

撮影にはダイエットに励み、しっかり臨みました。



ーー誌面はレトロな洋館で、白いニットやピンクや淡いブルーの水着を着て穏やかな表情を浮かべる、大人の色香を感じさせる美しいグラビアでした。現場では緊張しました?


小日向 めっちゃしました。水着なんて平気だと思ったんですけど、現場に入ったら急に恥ずかしくなって。あとカメラの前でどう動いていいかわからない。いや、一応ポージングの予習はしてきたんです。でも下手に動いて「こいつ、初めてなのにグラビアっぽいこと頑張ってやってるぞ」みたいに思われるのがいやで(笑)。


終始カメラマンさんの指示通り、必死で動きました。でもかなり緊張していたので、撮影中のことはあまり覚えていないですね。


ーー自分が掲載された雑誌を見た時はどうでした?


小日向 じつはほとんど見ていないんです。コンビニで買ったものの、すごく恥ずかしくて。表紙に自分の名前が載ってるのを見た瞬間なんて、嬉しい反面「ひ~!」って血の気がひくほどドキドキしちゃいました。落ち着いて見られたのは1年くらい経ってからですね(笑)。


ーー1年! ちょっと遅すぎません?(笑) それから約1ヵ月後、今度は『週刊プレイボーイ』に初登場します(2021年15号/3月29日発売)。


小日向 お話をいただいた時は嬉しかったです。私、佐野ひなこさんが大好きなんです。週プレさんに佐野さんが出ていたのをよくみていたので、またしても本当に私が出てもいいのかな?って(笑)。


ーー誌面のタイトルは『ゆかっぴぃ』(撮影/熊谷貫)。白を基調としたグラビアで、『フライデー』とはまた違った明るく爽やかな雰囲気でした。


『週刊プレイボーイ』2021年15号(撮影/熊谷貫)より


小日向 グラビア撮影は2度目でこの時もすごく緊張しました。ただこの時の担当編集さんがものすごく明るい方で、メイクの時から面白いお話を延々とするんです。もうずっと笑っちゃって。そのおかげで緊張がほぐれました。


またせっかくだから、今度は自分からポーズをとってみようって頑張ってみました。キレイに見せるつもりで脚を曲げたら、カメラマンさんに「変な感じになってるよ」って言われちゃったけど(笑)。でも自分から動いたことで、グラビアって楽しいなって。一回目の撮影の時はなんだか夢の中みたいだったけど、少し実感がわいてきました。



小日向ゆか(こひなた・ゆか)

1997年8月26日生まれ 群馬県出身

身長160㎝ B87 W62 H90

血液型=A型 趣味=ヤギを愛でる

○"かわいすぎるインスタグラム"で注目され、グラビアデビュー。

公式Instagram【@mogmog_yukappy】

公式Twitter【@mogmog_yukappy】

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