『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第20回 素朴なグラビアから、魅せるグラビアへ! 大原優乃のデジタル写真集には「成長記録」を見る悦びが溢れている!

グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。第20回は、大原優乃さんにクローズアップ! 素朴なグラビアから、魅せるグラビアへ! 大原優乃のデジタル写真集には「成長記録」を見る悦びが溢れている!


いくつになっても不動の”愛され力”


とり 最近、改めて大原優乃さんのグラビアを見返すのにハマっています。というのも、グラビアアイドルの女のコたちが「好きなグラビアアイドル」として大原さんの名前をあげているのをよくお見かけするんですよね。それで見返していると、やっぱり「かわいいなぁ」と思って。


金髪 確かに「参考にしてます」とか「憧れています」って声、よく聞きますよね。それに、業界内で「大原さんのグラビアが好きだ」って公言している方も多い気がする。週プレ グラジャパ!で公開されている「俺のグラビア愛!」という企画でも、杉作J太郎さんや、グラビアアイドルとして先輩にあたる磯山さやかさんが名前をあげていましたし。


とり それって、かなり凄いことですよね。ルックスだけじゃなく声も可愛いし、存在そのものを思わず愛したくなる感じがあるというか。男性人気はもちろん、女性人気もすこぶる高いグラドルのひとりだと思うんですよね。


金髪 私、大原さんが在籍していたダンス&ボーカルユニット・Dream5の追っかけをしていたことがあって。2009年にグループ最年少の10歳でCDデビューして、小柄だったこともあり、ずっと妹的なポジションだったんですよね。当時も人懐っこくて、どこか放っておけない女のコだったから、その愛したくなる感じっていうのは、Dream5時代からずっと変わっていない気がします。


とり Dream5が世間から注目されるようになったのは、2014年のテレビアニメ『妖怪ウォッチ』のエンディングテーマがきっかけでしたが、金髪さんは、それよりずっと前から応援されていたんですか?


金髪 そうです。もう、ずーっと見ていました。だから”大原さん”とか”優乃ちゃん”っていうより、”ゆうの”なんですよね(笑)。どうしても子どもだったときのイメージが強いから。


とり それが今や、グラビアを経て女優として活躍されています。感慨深いですよねぇ。私が大原さんのグラビアを見て素敵だなぁと思うのは、”穏やかさと心の強さ”が感じられるところ。Dream5解散後の2017年にグラビアデビューして、ひっきりなしにグラビアに登場して、1年経たないうちに1st写真集まで発売されましたけど、順調に見えて、その目まぐるしさに気持ちをついて行かせるのは大変だったと思うんです。それでも、ずっといいコンディションを保って、結果を出し続けることができたのは、Dream5で活動した7年間にいろんな苦楽を経験したからこそなんじゃないかなって。


金髪 それはあると思いますよ。Dream5時代は、毎週どこかしらのイオンで5~6時間の長時間のイベントをやっていましたから。しかもなかなかお客さんが集まらないときには自分たちで「イベントやってますよ~」って集客までして。


とり そんな時期があったなんて……。


金髪 『妖怪ウォッチ』で人気を集めたといっても、イベントでジバニャンが登場すると、子どもたちはみんなそっちに行っちゃいますからね。でも、Dream5解散が決まって、これからどうなるんだろう?って思っていたら、まさかのグラビアデビュー。しかも、いきなり人気が出ていたのには驚きましたね。


デジタル写真集『実は私、○○だったんです』(撮影/藤本和典)より


とり 解散からグラビアデビューまでの間、仕事が全くなかった時期もあったと聞いたことがあります。そんななか、グラビアに挑戦するっていうのは大きな決断ですよね。当時まだ17歳。幼い頃から芸能界の過酷さを人一倍経験してきただろうし、グラビアをやってどういう方向に転ぶかも全く分からなかったと思います。なのに、そんな迷いを一切感じさせない明るさは、まさにDream5時代に培われた”穏やかさと心の強さ”の表れですよね。これは、大原さんのデビューグラビアをまとめたデジタル写真集『実は私、○○だったんです』のカットですけど、過去にそんな苦労話があるとは思えないほど、明るい笑顔を見せてくれています。


金髪 そうですね。Dream5時代、お客さんが集まらない状況でも明るく振る舞っていた姿は覚えているし、頑張り屋さんな性格はずっと変わっていない。だから、Dream5のファンからも愛され続けているんだろうね。それに、グラビアで人気が出て、女優としても活躍している現状は、これから頑張ろうとしているグラビアアイドルのコたちにとって理想的な道筋でもあるんじゃないかな。それも、よく憧れとして名前があがる理由だと思うな。


とり なるほどなぁ。こうして振り返ると、大原さんは、グラビアで未来を大きく変えた希望的存在でもあるわけですね。何にせよ、子どもの頃から頑張ってきたことが報われてよかった!


10代の女のコから20代の女性までの成長記録


金髪 週プレ グラジャパ!には、合本版を除いて、大原さんのデジタル写真集が7冊あります。とりさんのお気に入りはどれですか?


とり 2冊目にリリースされた『晴れやか南国少女』です。やっぱり大原さんって、癒しの笑顔や大きな胸、海や夏景色が似合う雰囲気など、王道なグラビアの権化じゃないですか。それが何より表れているデジタル写真集がコレだなって思って。あと、ストーリー性もグッとくるところがお気に入りですね。


金髪 ストーリー性?


とり そうです。まず、このグラビアのロケ地は奄美大島。大原さんは鹿児島県出身なので、恐らく故郷に近い環境での撮影だったと思います。そして、デジタル写真集を見ていただければ分かる通り、冒頭は大原さんが制服姿で登場するんですね。ビーチサンダルを脱いで、裸足で防波堤に立って。もう、この絵が現地に住む素朴な女子高生にしか見えないんですよ。


金髪 そこからストーリーが始まっていくと。


デジタル写真集『晴れやか南国少女』(撮影/熊谷貫)より


とり そうです。そのあと水着になって、海で無邪気にはしゃぐシーンなんかが続くんですけど、特に好きなのがこの一枚!他のカットに比べて幼く見えてかわいらしいし、畳というロケーションから南国での大原さんの生活がぼんやり想像できるような気がして。


金髪 例えば、どんな?


とり おばあちゃんの農家のお手伝いをしていたり、夏休みになったら、都会から遊びに来る親族にかわいがってもらったり。そんな島暮らしならではの生活ですかね。なんとなく、まだ島から一歩も出たことのない箱入り娘って感じです。全部、妄想ですけど(笑)。


金髪 確かに、島でのんびり過ごしていそうな雰囲気はありますね。


デジタル写真集『晴れやか南国少女』(撮影/熊谷貫)より


とり そうですよね! でも、写真集を見ていくと最後の方に、夕暮れのなか海を眺めるシーンが出てきます。当時の大原さんは18歳の高校3年生。普通の学生生活を送っていたら、進路を考える時期です。島暮らしだと尚更、島に残るか、島を出るかの選択を迫られるタイミングですよね。このカットを見たとき、未だ見ぬ海の向こうにある街を想像して、期待と不安を胸に寄せている心情が伝わってきて。覚悟を持って、これからひとりで旅立とうとしている瞬間を描いているように見えて、感動したんです。


金髪 なるほどね。実は私も、この『晴れやか南国少女』がお気に入りなんです。奄美の景観と大原さんの見た目が凄くマッチしているんですよね。


とり 分かります。大原さんと言ったら、この南国感ですよね。そんな大原さんも、今年で22歳。最近のグラビアを見ていると、もう大人のお姉さんって感じですよね。この頃の初々しさはもう撮れないんだと思うと、そういう意味でも凄く貴重なデジタル写真集ですよ。


金髪 いちばん直近で週プレに出ていたのは、確か昨年10月の週プレnet『吐息が聞こえる。』でしたよね。このグラビアを見たときは、あまりの大人っぽさにビックリしちゃったなぁ。顔は童顔なのに、胸の張りや体型が、10代の女のコから20代の女性に変わったのを実感しましたね。あと、小物使いも上手だったし。


とり 小物使い?


+アーカイブス『吐息が聞こえる。』(撮影/桑島智輝)より


金髪 例えば、この木を持っているカットとか。一枚の写真として収まりがいいですよね。柵とかカーテンとかもそうなんだけど、この手の小物ってただ手を添えるだけになりがちなのに、大原さんは、小物を活かしながらちゃんと自分を魅せられているじゃないですか。違和感が残らないし、ちゃんとポージングも決まっています。それって、大原さんの表現力だと思うんですよね。


とり そう言われてみると、全く不自然な感じがしないですね。これからこの木をオールにして、どこかへ泳いで行くのか。はたまた、遭難してたどり着いた先での一枚なのか。そんな風に捉えると、さっき私が紹介した海を眺めているカットとの連続性も感じますね。


金髪 それはどうなんだろう(笑)。とはいえこの週プレnetのカットは、週プレ プラス!のアーカイブでいますぐ見られるので、ぜひチェックしてもらいたいですね。同じシチュエーションで撮っていても、一枚一枚が違った写真としてしっかり成立しているから、とても見応えがあると思います。


とり そうですね。今回紹介した以外のデジタル写真集もあわせて見返すと、17歳から20歳を迎えるまでの大原さんの成長記録が楽しめます。一気に大人になるんじゃなくて、緩やかに大人へと変化していく様子が見られるのは、本当に貴重ですよ。


金髪 コロナ禍が落ち着いたら、もう一度南国に行ってグラビアを撮ってみてほしいな。週プレの撮り下ろしのなかだと、南国で撮ったのは、奄美大島や与論島が舞台になっている2nd写真集『吐息』が最後だから、今の大原さんが南国でどんな風に写るのかとても興味があります。きっと、今までにないほどカッコいいグラビアを見せてくれる気がするなぁ。


(構成/とり)


<週プレ PHOTO BOOK> 大原優乃「実は私、○○だったんです」 撮影/藤本和典 価格/1320円(税込)

大原さんの記念すべきグラビアデビュー作! コンプレックスだったという胸を武器に変えて挑んだ最初の一歩。ピンクや黄色、黒など、いろんな色のシンプルなビキニで、キュートだったり、クールだったり、幅広い表情を見せてくれています。初々しくも、明るく楽しそうに笑っている姿にただただ癒されます♡


【デジタル限定】大原優乃写真集「晴れやか南国少女」 撮影/熊谷貫 価格/1650円(税込)

舞台は、鹿児島県・奄美大島。コラム内でご紹介した通り、島内で暮らす18歳の大原さんとの出会いから、海を越えて、独り立ちするまでの”心の揺らぎ”を描いたようなデジタル写真集です。やっぱり大原さんは、南国の景色がよく似合う! 海で楽しそうにはしゃいでいるカットも盛り沢山です!!


+アーカイブス 大原優乃 No.247「吐息が聞こえる。」 撮影/桑島智輝

2020年10月、2nd写真集『吐息』から約1年のタイミングで再び写真集のスタッフが集結し作り上げた、大人な大原さんが見られるグラビア集。デジタル写真集にはなっていないものの「+アーカイブス」では、150点以上ものグラビアと20本以上のムービーを見ることができます! 大人になった大原さんの深みのある表現力を、ぜひその目で見てみてください!!

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