『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第16回 1年半でデジタル写真集10冊発売! 無敵のグラドル・高崎かなみが走り続け、見つけたものは?

グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。第16回は、高崎かなみさんをピックアップ! 1年半でデジタル写真集10冊発売! 無敵のグラドル・高崎かなみが走り続け、見つけたものは?


“無敵のグラドル”、その裏側にある努力


とり 先日、高崎かなみさんの1st写真集『カナミノナカミ』が発売になりました。待望でしたよね。改めて週プレ グラジャパ!を見てみると、デジタル版『カナミノナカミ』を合わせて、10冊もデジタル写真集がリリースされていました。


金髪 週プレで初表紙(2020年5月25日発売号)を飾ってから、約1年越しの写真集です。高崎さんといえば、「サンスポGoGoクイーン」「ミスジェニック」でそれぞれ初代グランプリになり、「週プレ×LINE LIVE ソログラビア争奪オーディション」、さらにファッション誌『mina』専属モデルオーディションでも1位を獲得されましたよね。オーディションの強さから”無敵のグラドル”と呼ばれるようにもなりました。


とり これら全て、2019年の出来事ですよ(『mina』専属モデルオーディションの結果が出たのは2020年1月)。想像するだけでも怒涛の1年間ですよね。その間、高崎さんの進展に合わせてリリースされた10冊だと思うと、一冊一冊のデジタル写真集に対して感慨深い気持ちになります。


金髪 4つともライブ配信サービスを使ったオーディションでしたし、4冠獲得も高崎さんがコツコツ配信を続けられた結果。それに現在多くの雑誌に出ているにもかかわらず、撮影会も引き続き積極的にやられています。そういった姿勢から、ファンの方との繋がりを大切にしていることが伝わってきますよね。


とり 本当に頑張り屋さんですよね。私も、ライブ配信やグラビアから高崎さんの頑張る姿を見て、元気をもらったうちの一人です。ただ、「ちょっと頑張りすぎではないだろうか?」と勝手ながら心配していた時期もあって。ちょうど「週プレ×LINE LIVE ソログラビア争奪オーディション」で1位を獲得された頃です。「女優になる夢を絶対に叶えたい。そのためにはまず、グラビアの世界でトップを目指さなきゃ」。グラビアで見られる鋭い表情や大胆なポージングから、そんな気持ちが溢れ出ているような気がして……。


金髪 どうなんでしょうね。頑張りすぎていたかどうかは分かりませんが、連続して1位を獲り続けていただけに、プレッシャーを感じる瞬間はあったかもしれないですね。


とり そうですよね。特に気になったのがデジタル写真集『野に咲く美少女』。「野に咲く」というタイトルが持たせるイメージの通り、高崎さんの穏やかな人柄が見られる写真集ではあるものの、オーディションを勝ち抜く勢いのなかにある”孤独感”も潜んでいると感じたんです。


金髪 ”孤独感”って、例えばどんな?


デジタル写真集『野に咲く美少女』(撮影/佐藤裕之)より


とり ライブ配信で見る高崎さんって、常に明るくニコニコしているんですよね。とはいえ、日々全力で頑張るのって大変じゃないですか。どこかでガス抜きをするのが自然だし、家でひとり、静かに自分と向き合う時間もあったんじゃないかなぁと、『野に咲く美少女』を見たときに想像力が働いたんですよ。この印象的なカットを見てください。電気の付いていない和室で、窓から差し込む自然の光に照らされて、切ない表情をしています。

オーディションで連勝し多忙を極める日々のなかの貴重な休日。買い物に出かけたり、友達とご飯に行ったり、楽しく過ごそうと決めていたのに、何となく気分が乗らない。気が付けば、朝起きてから一度も部屋の電気を付けずにただただボーッと過ごしていた……。

そんな背景が頭に浮かんできて、毎日のようにライブ配信で明るい姿を見せてくれていた分、穏やかな空間でボーッとしている表情に人間らしさを感じました。


金髪 深い妄想ですね(笑)。それがリアルなお話だったら、ちょっと心配になる気持ちも分かる気がします。


とり それだけ高崎さんの気持ちが伝わってきたってことですかね(笑)。こんなふうに、過去のデジタル写真集を当時の近況と重ねて見ることで、ひとつのカットから豊かな妄想ができるはず。『野に咲く美少女』以降のデジタル写真集では、冠を獲ってきたことが少しずつ自信に繋がっている様子も見られると思うので、気持ちの変化を想像しながら過去作も楽しんでもらいたいです!


月刊シリーズから見る、高崎かなみ”3つの型”!?


金髪 週プレ グラジャパ!では、『カナミノナカミ』に向けて、デジタル写真集『月刊 高崎かなみ』シリーズが3ヵ月連続リリースされました。なかなか斬新な企画でしたよね。


とり 私はこの月刊シリーズを見て、『カナミノナカミ』に込められた想いの度量を感じました。これはあくまでも勝手な想像なんですけど、高崎さんが週プレに初登場したときから、撮影を重ねるごとに、最高の写真集制作に向けて”高崎さんの型”を探していたんじゃないかって。


金髪 ”高崎さんの型”?


デジタル写真集『月刊 高崎かなみ 一巻』(撮影/佐藤裕之)より


とり はい。まず『月刊 高崎かなみ 一巻』を見てください。この写真集は、Tシャツ姿の部屋着シーンとシャワーシーンで構成されています。高崎さんって、実際家に帰ったら、かわいい部屋着よりもこのようなラフなTシャツスタイルで過ごしていそうじゃないですか(笑)? そんなところに親近感が湧くし、何となくこのグラビアの感じが「高崎さんらしいなぁ」と思うんですよね。


金髪 うんうん。確かに、高崎さんのグラビアでよくそんな格好をしているイメージがありますね。


とり これが、ひとつ目の”高崎さんの型”。過去のデジタル写真集だと、2020年5月に発売された『駆け抜けてシンデレラ』に、高崎さんのリアルなご自宅で撮影されたカットが収録されているんですけど、その部屋での様子がまさにこんな感じなんです。この親しみやすさこそ高崎さんの魅力だと思うんですよね。つまり月刊シリーズは、過去の撮影からしっくりきた”高崎さんの型”を『カナミノナカミ』に向けて再確認する作業の一環だったんじゃないかと読んだんです。


金髪 なるほど。月刊シリーズは『カナミノナカミ』の序章的な位置付けなんですね。


デジタル写真集『月刊 高崎かなみ 二巻』(撮影/佐藤裕之)より


とり まぁ、私の勝手な解釈ですが(笑)。続く『月刊 高崎かなみ 二巻』は、『一巻』とは打って変わって、華やかでファッショナブルなグラビアとなっています。過去のデジタル写真集だと、「週プレ×LINE LIVE ソログラビア争奪オーディション」で実現した撮り下ろしをまとめた『脱いで、魅せて。』の雰囲気に近いですかね。


金髪 おしゃれなヘアアレンジや衣装の感じが似ていますね。


とり 柄物や形が変わった衣装も着こなせるし、おしゃれなヘアアレンジも似合ってしまう。グラビアだと、基本的にシンプルでストレートなスタイリングが好まれる傾向がありますが、ファッション誌のモデル経験があり、女のコからの支持も集めている高崎さんの場合、華やかな雰囲気で魅せるのも全然アリなんですよね。


金髪 グラビアとしてはちょっとイレギュラーな感じもするけど、これもひとつの”高崎さんの型”と言えそうですね。


デジタル写真集『月刊 高崎かなみ 三巻』(撮影/佐藤裕之)より


とり ラストの『月刊 高崎かなみ 三巻』はグラビアの定番ロケーションである海が舞台となっています。場所は、高崎さんの地元である横須賀。これまた主観的な印象ですが、高崎さんのグラビアで見る海って、はしゃぎに行くというより物思いに耽りに行く場所って感じがするんですよね。あえて人があまりいなさそうな静かな海に行っているような。


金髪 誌面のインタビューで「太陽光に弱くて、高速で瞬きをしてしまう」と語られていたように、海のシーンで目が細めがちになってしまっていることも影響していそうですね。過去のデジタル写真集を見返してみても、海のカットではわりと目を細めた表情をしていますよ(笑)。


とり それはあるかもしれないです(笑)。過去作で言うと『野に咲く美少女』のラストに掲載されている海のシーンが近いですかね。そして、これら月刊シリーズに続くのが1st写真集『カナミノナカミ』。月刊シリーズから見る3つの”高崎さんの型”を応用しつつも、あえて型を破って作られた写真集だと思いました。


金髪 私はシンプルに「かわいい写真集だなぁ」と思いましたよ。沖縄ロケだし、写真集としては王道じゃないですか?


ファースト写真集 『カナミノナカミ』(撮影/佐藤裕之)より


とり その王道さが、”高崎さんの型”のうえでは少々型破りな感じというか……。例えば『月刊 高崎かなみ 三巻』で「海ははしゃぎに行くのではなく、物思いに耽りに行く」って話をしましたが、やはり沖縄の鮮やかな海を前にしたら、はしゃぐほかないですよね(笑)。今まで以上に、明るい表情で海へと向かっている印象を受けました。


金髪 そっかぁ。沖縄の海ではしゃぐ姿は写真集の王道だけど、”高崎さんの型”としては珍しさもあるってわけですね。


とり 私はそんなふうに見させてもらいました。またそれ以外に、表紙にもなっている大きな麦わら帽子のカットや体のラインがはっきりと見えたカットも新鮮でしたね。全体を通して、月刊シリーズにある型に倣ったカットも取り入れつつ、あえて新しい魅せ方にも挑戦されているように思いました。


金髪 そう考えると、月刊シリーズと合わせて見ることで、より『カナミノナカミ』を楽しめそうな気がしますね。


とり それどころか、せっかくなら過去のデジタル写真集をできる限り遡って見てほしいとも思います。なぜなら、最初にお話ししていた”孤独感”がなくなっているような雰囲気がとても印象的だったから。数々のオーディションを一人で戦い抜き、信頼できるスタッフの人たちと記念すべき1st写真集を作ることができた……。これまでのデジタル写真集を眺めながらそう思いを馳せると、『カナミノナカミ』には、開放的で幸せそうな表情がいっぱい詰まっているように見えてくるんですよね。ここから、また女優という大きな目標に向かって駆け抜けていく。そんな未来までもが写されている写真集だと思います。


(構成/とり)


【デジタル限定】高崎かなみ写真集「野に咲く美少女」

撮影/佐藤裕之 価格/550円(税込)

「週プレ×LINE LIVE ソログラビア争奪オーディション」で1位を獲得し、3冠に輝いたタイミングで撮られたデジタル写真集です。高崎さんの明るくて穏やかな人柄が感じられる反面、どこか孤独で寂しそうにも見えるような……。SNSでは見られない豊かな表情に注目して見てみてください!


【デジタル限定】高崎かなみ写真集「月刊 高崎かなみ 一巻」

撮影/佐藤裕之 価格/550円(税込)

高崎さんの魅力その1、親しみやすさ。ゆったりサイズのTシャツ姿で、ベッドの上をゴロゴロ。白いタイルが並ぶ浴室で、髪と体を大胆に濡らす。お休みの日は、本当にこんなふうにのびのびと過ごしているんじゃないだろうか……?と、思わず想像してしまいます。


【デジタル限定】高崎かなみ写真集「月刊 高崎かなみ 二巻」

撮影/佐藤裕之 価格/550円(税込)

高崎さんの魅力その2、華やかさ。ユニークな形の衣装も、派手な色味の水着も、何でも着こなせてしまう屈指の強み。普段のグラビアでは見られないちょっとおしゃれな高崎さんに、きっと惚れ直してしまうことでしょう。


【デジタル限定】高崎かなみ写真集「月刊 高崎かなみ 三巻」

撮影/佐藤裕之 価格/550円(税込)

高崎さんの魅力その3、穏やかさ。グラビアの定番ロケーションである海。賑やかなイメージがありますが、なぜか高崎さんのグラビアで見ると、穏やかで静かな場所のように感じられるのが不思議です。高崎さんの故郷・横須賀の静かな波音をぜひ感じてみてください。


高崎かなみファースト写真集 「カナミノナカミ」

撮影/佐藤裕之 価格/2970円(税込)

記念すべき1st写真集です! ぜひ紙の本としても見てもらいたいですが、月刊シリーズと見比べる際には、同じくデジタル版での閲覧がおすすめです。沖縄の地で見る新鮮な高崎さんの表情。今までにないほど大胆なカットも登場するので、高崎さんが気になる方はチェック必須です!

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