『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第51回 藤木由貴さんと女子トーク(前編)「いつも優しい笑顔の藤木さんでも、落ち込むことはあるんですか?」

グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。第51回は、藤木由貴さんと女子トーク・前編「いつも優しい笑顔の藤木さんでも、落ち込むことはあるんですか?」


■何でも受け止めてくれる笑顔の女神


とり 今回は、週プレ公式YouTubeチャンネルにて公開中の『女子のためのグラビア講座』にご出演いただいた藤木由貴さんと女子トーク! これまで見てきたグラビアのイメージから、藤木さんはどんな話も笑顔で優しく受け止めてくれそうだなぁと思っていたので、ずっとお話してみたかったんですよね。実現してスゴくうれしいです。


藤木 私もです! 『女子グラ』のYouTubeは前々からチェックしていて。直接お2人から、自分のグラビアについての感想をお聞きしたいと思っていたので、動画の収録中は、ちょっと感動しちゃいましたよ。


とり おぉ、それは恐縮でございます!


金髪 藤木さんってこまめですよね。YouTube版の女子グラで藤木さんのデジタル写真集を紹介させていただくと、毎回コメント付きでリツイートしてくれるじゃないですか。タレントさんからの反応を求めて紹介しているわけではないにしろ、しっかりチェックしてくださっているんだなぁと思うと、また何かの機会でご一緒したくなるものですよ。


藤木 うふふ。ありがとうございます。私、自分のグラビアに対する反応とか、世間のみなさんが何に関心があるのかとか、結構気にしちゃう性格で。SNSも、かなり頻繁にチェックしているんですよね。自分が出ていなくても週プレさんの公式Twitterの投稿を覗いたり、レースクイーンを卒業して4年も経つというのに、現役レースクイーンではどんなコが活躍しているか調べたりしているくらいで(笑)。


とり エゴサにとどまらず、って感じなんですね?


藤木 はい。例えば、レースクイーン出身でグラビアをはじめたコのインタビューを読んでいると、たまに私の名前を出してくれていることがあるんですよ。「藤木さんのグラビアを見て、私もグラビアをやってみようと思いました」って。そういうの、めっちゃうれしいじゃないですか。世代は違っても、自分と近い境遇のコたちの活躍を見ていると「私も頑張ろう!」と元気をもらえるんですよね。


2017年3月27日発売『週刊プレイボーイ15号』に掲載された藤木さんのグラビアデビュー作!(デジタル写真集『恋する笑顔。~ちょっと、水着になってみました~』収録・撮影/西條彰仁)


金髪 日本レースクイーン大賞で5冠を達成し、最強のレースクイーンと呼ばれていた藤木さんが、現役を引退した今でもレースクイーン界を気にかけてくれているなんて。きっと、現役レースクイーンのコたちにとっても励みになっているはずですよ。


とり うんうん、私もそう思います。優しい先輩が同じ業界にいるだけで、何があっても、もう一踏ん張りできそうな気がしますもん。今回の収録でも、私の意味不明な妄想トークを笑いながら受け止めてくださったし……(詳しくは是非、週プレ公式YouTubeチャンネルで公開中の動画をチェックしてください!)。


藤木 そんな! 「とりさん、何か意味不明なこと言っているなぁ」なんて全く思わなかったですよ。むしろ面白かったです。


とり なら良かったですけど(笑)。でも、私が気軽に妄想を語れたのは、藤木さんが「そういう見方もあるのかぁ」と笑顔で聞いてくださったからなんですよ! たいていの人は「何それ」で終わっちゃうんですから。何でも聞き入れてくれる女神さまかと思いましたよ。


藤木 あはは。そうなんですねぇ。まぁ私は、人とお話するのが大好きなので。自分では絶対にしないであろう妄想トークが聞けて、楽しかったですよ。


とり 本当、聞き上手ですよね! そんな風に言われると、もっと妄想トークしたくなっちゃいます(笑)。


藤木 聞き上手かは分からないけど、いろんな話を聞いてみたいと思うのは、自分になかった新しい感覚を知るのが好きだからなんですよね。SNS上でも、あえて自分と反対意見のツイートを見に行くことがありますし。


金髪 えぇ〜! スゴいですね。それ、私も一度やったことがありますけど、すぐにストレスたまっちゃいましたよ。


藤木 反対意見ばかりが入ってくると疲れちゃいますよね。ただ、耳心地のいい意見や自分の好きなものだけに囲まれるのは幸せかもしれませんが、それで考え方が一方向に偏ってしまうのもどうなんだろうと思いません? 何も考えずにSNSを見ていると「あなたへのおすすめ」が自然と流れてきて、どんどん狭い世界に閉じこもってしまうし……。いろんな意見に触れてみて、ときに理解できなかったとしても、まずは興味を持ってみることが大事な気がするんですよね。


金髪 かえって、それでストレスがたまったらどうするんです?


藤木 うーん、やっぱり誰かと話すかな。「疲れているときはひとりでいたい」って考えの人もいると思いますけど、逆に私は、ひとりでいると余計なことを考え過ぎて疲れるタイプ。もし気持ちが落ち込んでいたとしても、大好きな人と一緒にいる時間は楽しさが上回りますし、誰かとお話している時間は、私にとっての癒しなんですよね。


とり なんとも藤木さんらしい回答!藤木さんのグラビアで見る笑顔の包容力は、人間性からにじみ出ているものなんだなぁ。はぁ〜〜。そりゃあ、甘えたくもなるし、癒されるわけだぁ。


■「zoomの打ち合わせで泣いてしまいました」



とり 笑顔が優しいだの、癒しだの、読者視点でいろいろ言わせてもらいましたけど、そんな藤木さんでも、落ち込むことはあるんですか?


藤木 全然ありますよー(笑)! この前も、新しいお仕事の打ち合わせで先方とzoom会議をしているときに思わず泣いてしまって。


金髪 えっ、打ち合わせで泣いてしまうって、何があったんですか!?


藤木 お互いに譲れない主張があって、うまく意思疎通ができなかったんです。気付いたら涙が溢れていました。おかしな話ですよね。ほぼ初めましての方との打ち合わせで泣いてしまうなんて……。


先ほど収録した「1min.自己紹介チャレンジ!」(週プレ公式YouTubeチャンネルにて公開中)で「もし彼氏と喧嘩したら?」の質問に「泣いてしまう」と答えたのも同じ感じで。どう頑張っても思いが伝わらないとき、泣いてしまうんです、私。悲しいというよりは、もどかしさや悔しさが大きいんですけど。


とり あー、ちょっと分かるかもしれないです。私も結構、涙もろいところがあるので。

金髪 私はそんな経験ないなぁ。大体、聞き役に回ることが多いし、そもそも涙が出るほど深い話をプライベートでもしたことがないので。逆にスゴいなって思いました。お仕事の方とそこまで話し込まれるなんて。


藤木 打ち合わせが終わったあと、スゴく反省しましたよ。その打ち合わせにはマネージャーさんが同席していなかったので、すぐに「すみません、泣いてしまいました」と電話をして。「何があったの? 大丈夫なの!?」と変に心配させてしまいましたね。


金髪 そりゃあ心配にもなりますよね。何かヒドイことを言われたんじゃないかって。


藤木 ただの意見の食い違い。どちらが悪いとかではないものの、さすがに落ち込みましたよね。


とり でも、もしそれがグラビアの打ち合わせで、自分が編集として携わっているとしたら、多少感情的になっても、しっかり自分の思いをぶつけてくれる方がうれしいかも。何せグラビアは、周りが思う藤木さんのイメージと、藤木さん自身が表現したいイメージを通い合わせて作っていくもの。コミュニケーションの有無や関係性が、仕上がりを大きく変えますからね。


藤木 そ、そうですか? ふふふ。やっぱり私、みんなで意見交換しあってひとつのものを作り上げるのが好きみたいです。芸能のお仕事をはじめる前、パティシエをやっていたんですけど、パティシエの厨房は、ひとりひとり与えられた役割を流れ作業でこなしていく工場のような場所で。作業自体は好きだったものの、黙々と仕事をこなす職場環境は、ちょっと自分に合っていなかった気がするんですよね。


とり その点、芸能のお仕事は、積極的に自分の意見を言わないと成り立たない。パティシエとは違った苦労もたくさんあるでしょうけど、客観的に見て、聞き上手な藤木さんには今のお仕事があっていると思いますよ。


金髪 実際、根強いファンの方がたくさんいらっしゃる印象ですし、グラビア界で長く活躍されていますしね。


藤木 でも最初は、自分にファンがつくなんて想像できないくらい自信がなかったんですよ。ありがたいことに、レースクイーンとしてデビューした日からずっと応援してくださっているファンの方もいらっしゃいますが、当時の自分からすれば、今もこうして活動しているのが信じられないくらいです。


とり 何年も応援し続けたくなるのは、ファンの方にも藤木さんの芸能活動に対する真っ直ぐな気持ちが伝わっているからですよ。ちなみに、最初にファンの存在を実感した瞬間とか覚えています?


藤木 サーキットで直接「応援しているよ」と声をかけていただいたとき。それから、レースクイーン大賞で賞をいただいたときですね。レースクイーン大賞って、ファンの方の投票で賞が決定するんですよ。お金と時間をかけてサーキットに通い、投票期間にコツコツ投票をしてくれたと思うと、愛を感じずにはいられませんよね。私自身、そこまでの愛を持って何かを応援した経験がないので、本当にありがたいなって思いました。


とり 確かに! 愛がないとできないですよねぇ。そういえば金髪さんは、好きなアイドルへの推し活にお金と時間をゴッソリかけるタイプじゃないですか。推しにそれだけ費やす感覚ってどうなんです?


金髪 え、どうって……。当たり前のことすぎて考えたことなかったよ(笑)。


藤木 さ、さすが!


とり オタ活の鑑ですね(笑)。


金髪 私は好意を行動で示すのが好きなんですよ。お金を積むことが推しへの愛情表現になるのは、やりやすいし、分かりやすいじゃないですか。


とり いわば、愛が数字に表れるわけですもんね。


金髪 そうそう。いくらお金を積んだ、何回イベントに足を運んだ。多ければ多いほど推しへの応援や愛に繋がるのは、シンプルで良くないですか?


藤木 へぇ、そんな感覚でみなさん推し活されているんですね。


金髪 あくまでも私の感覚ですけど!


藤木 正直、レースクイーン大賞で賞をいただいたときは「私でいいのかな?」といった不安もありましたけど、そうやって応援してくださるファンの方がいると思うと、私ももっと、みなさんの愛に応えていかなきゃいけませんね。こうしてグラビアを続けられているのもみなさんの応援のおかげですし。お2人とお話して、今改めて、気が引き締まりましたよ!



■藤木由貴(ふじき・ゆき)

1989年9月27日生まれ。静岡県出身。

2015年にレースクイーンデビューし、2018年をもって卒業。その間、「日本レースクイーン大賞」を3年連続で受賞。"史上最高にかわいいレースクイーン"としてグラビアなどで高い人気を獲得。

公式Twitter【@yukichii927】

公式Instagram【@yuki.grm】


【デジタル限定】藤木由貴ファースト写真集「恋する笑顔。~ちょっと、水着になってみました~」撮影/西條彰仁 価格/2016円(税込)

遡ること約5年前。レースクイーンとして活動していた藤木さんが週プレに初グラビアを披露してくれました。本作には、初々しさの残るあどけない笑顔がたくさん収録されています。改めて見返すと、笑顔もスタイルも今とほとんどお変わりない!金髪りさイチオシの“ヤワラちゃんヘア”が見られるのもレアですよ♪ 

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