週刊プレイボーイ創刊55周年スぺシャルインタビュー『7日間の女神たちへ!!』~2006年のほしのあき②~

“週プレ”の華はいつの時代も、その時代に生きる日本中のオトコたちの心と体をつかんだ、他の雑誌よりページ数が断然多い、そのとき日本で一番のオンナたちが彩る「グラビア」ページだった!


そんな各時代の誌面に登場してくれた“伝説のオンナ”たちに会いに行き、グラビアの魅力を改めて紐解くインタビュー連載企画。


第2回目に登場するはゼロ年代のグラビアを常にリードし続けた正真正銘のレジェンド・ほしのあきさん。なんと公の場には約8年ぶりの登場となる彼女は、数ある雑誌の表紙をジャックしていたあの頃、一体何を考えながらグラビアに登場していたのだろうか?


取材・文・インタビュー写真/大村克巳


* * *




――ここから週プレ誌面への登場数もガンガン増えてきてますよね。もちろん撮り下ろしだけでなくパブリシティものも含まれますが。橋本(雅司)カメラマンのワイルドな世界観で撮影されたグラビアも、素敵です。国内外とロケも多くなってきたでしょう?


ほしの 東京にはあまりいなかったですね。タイのパタヤとか月に何回か行ったときもあります。ホテルの人に「おかえり」って言われました(笑)。


――今はロケもままならないですね。


ほしの そうですね。ほんと、楽しかったです。


――それは、ほしのさんがそうさせた、ってことですね。スタッフみんなが楽しい。現実にはそうならないロケもありますから。これはグアムで撮られた写真ですが、かなりエロスの香りがしますね。


ほしの お尻がキレイ。うん、若い(笑)。



――今、グラビアに写った自分と対峙してどんな気持ちになりますか?


ほしの お家にも本は置いてありますけど、ちょっと刺激的なものが多いので高い所に。そっと置いてあります。


――一連のグラビアは、ほしのさん青春のアルバムを見ている感じがしてきました。


ほしの ほんとです。ほんと。


――ほしのさんの作品を眺めていると、どうしたらこのような「くびれ」ができるのか、すごいですね。今はCGでできちゃいますけど。


ほしの 確かに本物ですよ。きっと私は、お尻、骨盤がしっかりしていて上半身が細いから、そのギャップでうまくくびれができたのだと思います。


週刊プレイボーイ2004年18号より(撮影/小塚毅之)


――胸があってウエスト、ヒップのバランスがね、このくびれでシルエットにコントラストを作る。なかなかそういう方はいませんね。


ほしの 嬉しいです。


――グアムで撮影されたものは、まだフィルムでしょ。ポラ切って、納得してもらって撮影がスタートする。


ほしの 懐かしいですね。ポラ待ちとかありましたものね。


――こういう写真を見せられたら、どのカメラマンも撮りたがります。


ほしの この頃、少し痩せてたかな。


――今も変わらないでしょう?


ほしの ウエストと胸のサイズ感は変わらないです。


――この週プレの表紙なんですが、磯山さやかさんとのコラボですね。


ほしの ほんとですね。


――“むちむち色気とフェロモンボディー”。キャッチーなコピーが付いています。


ほしの 素敵なネーミングをいただきました。


――このロケはどこでしょう?


ほしの 山奥の温泉旅館です。ずっと歩いていったように思います。


――2004年の撮影、かなり撮影慣れしてきた?


ほしの そうですね。年齢が年齢だから、何を撮りたいか何を見せたいかをわかってからのグラビアだったと思います。


週刊プレイボーイ2004年35号より(撮影/橋本雅司)


――カメラマンの橋本さんもノっている感じが伝わります。


ほしの 橋本さんにはたくさん撮影してもらいました。西條(彰仁)さんにも多く撮影してもらいましたね。


――グッと迫って撮影された写真を見ると、大体カメラに付いているレンズのミリ数がわかります。かなりの広角レンズですよね。被写体のギリまで寄らないとこうは写りませんから。カメラマンとの信頼関係ができているということでしょうね。


ほしの そうですね。


――で、また気が付くのですが、やっぱり「笑顔」がないですね。


ほしの そうなんです。基本、笑顔なしですね。


――それが良かったかもしれない。そこが売りになっている。


ほしの もう20代後半でしたから。


――若く見えますけど?


ほしの 最年長ですから。


――今だったらそんなことないでしょうが、当時は「最年長グラビアアイドル」って言葉はほしのさんによって作られた感じですか?


ほしの そうだと思います。


――次は西條カメラマンとのセッションですね。覚えてますか?


ほしの 覚えてます。新宿か渋谷のラブホテルで撮影しました。


週刊プレイボーイ2004年48号より(撮影/西條彰仁)


――シチュエーションでテンション変わります?


ほしの それはありますね。暗さだったり色合いとかね。でも求められていることはわかっているので、基本同じスタンスです。


――この写真からは「寂しさ」があって、そこに男性はぎゅっとくるんですね。


ほしの そうなんですか。


――グラビアの写真の中で、ほしのさんは演じている。けれどもどこか素の部分が出ることがある。そんな風に感じたことはないですか?


ほしの そうかなって思います。そのときは感じなかったけど。



★第3回は、6月13日(日)配信予定です


●ほしのあき

1977年3月14日生まれ。東京都出身。

高校時代にティーンズ誌『プチセブン』の専属モデルとしてデビュー。

2001年頃よりグラビアで人気に火が付き「最年長グラビアアイドル」として数々の雑誌の表紙をジャック。

その活躍は雑誌だけにとどまらずバラエティ番組でも大活躍した。一児の母。


●大村克巳(おおむら・かつみ)

1965年、静岡県生まれ。写真家。

1986年にJPS展金賞受賞し。99年ニューヨーク・ソーホーでギャラリーデビュー。

2002年日韓交流事業「済州島」を日本と韓国で発表し、

2009年から2017年より毎年「NEWS ZERO展」を開催する。

個展、グループ展の開催多数。

著書に写真集『伝言 福山雅治』(集英社)、

『はだしのゲン 創作の真実』(中央公論新社)など。


★ほしのあき×週プレ【2004~2010グラビアアーカイブス】配信中!

永久保存版! 2004年から2010年までの7年間、ほしのあきの選りすぐりのグラビアをパッケージしたデジタル写真集! 価格 2,200円(税込)


衣装/黒ワンピース 29,000円 sov.

白ワンピース 68,000円 CORCOVADO

お問い合わせ先 株式会社フィルム TEL 03-5413-4141

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