『グラビア美女画報～女子のためのグラビア講座』第9回注目の“社長令嬢”のグラビアアイドル・橋本萌花は“風の時代”が生んだ逸材!?

2021年6月5日　構成／とり

グラビアライター・とりとグラジャパ！スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。第9回は、橋本萌花さんにクローズアップ！　注目の“社長令嬢”のグラビアアイドル・橋本萌花は“風の時代”が生んだ逸材!?

とり　「社長令嬢はウーバーイーツ」。独特なキャッチコピーを携えて『週刊プレイボーイ』37号（2020年8月31日発売）の巻末にて、ソログラビアデビューされた橋本萌花さん。『週刊ヤングジャンプ』の表紙を2度も飾り、現在はAbemaTVで配信されているリアリティショー『水溜りボンドの青春動画荘』に出演中で、モデルとしても活動されています。今、すごく勢いがある女のコですよね。

金髪　橋本さんは、男性人気が高いことはもちろん、女性からの支持も強い印象があります。Abema TVのリアリティーショーに出ているのは、それこそ若い人からの人気があってこそだろうし、老若男女問わず、幅広い世代から受けるタイプですよね。

とり　社長令嬢でスタイルがよくて、セクシーでかわいくて……。女性からすると羨ましい要素しかないから、ある種反感を買ってもおかしくないのに、むしろ親近感があって応援したくなる存在ですよね。個人的にとても注目しています。

金髪　私も同じくです。では今回は「週プレグラジャパ！」から発売されているデジタル写真集『社長令嬢はウーバーイーツ』と『社長令嬢はひたむき』の2作品を見ながら、橋本さんの魅力を探っていきましょうか！

ヨコイチか、それともタテイチか

とり　私が橋本さんの存在を知ったのは、週プレで初グラビアに登場したとき。やはり、写真集のタイトルにもなっている『社長令嬢はウーバーイーツ』という言葉の並びに惹かれました。

金髪　今でこそ「ウーバー配達員やっています」って公言する女のコをちょくちょく見かけるけど、その先駆けは橋本さんだったんじゃないかな。「社長令嬢が」ってところも含めて、最初に聞いたときのインパクトが忘れられません。

とり　“社長令嬢”とだけ聞くと、身の回りのことは全部家政婦さんがやってくれて、毎週習い事に通いながら、余裕を持って芸能のお仕事をしている……みたいなイメージを持ちかねませんが、そこに”ウーバーイーツ”が含まれることで一気に親近感が湧きますよね。コロナ禍で多くの人にとってウーバーイーツが身近なものになったし、あの大きなリュックを背負って自転車を漕いでいる橋本さんの姿を想像すると、日々一生懸命働いて生きているコなんだなって、めちゃくちゃ感情移入できるようになりました。

金髪　その真面目で頑張り屋さんなところが、橋本さんの人気の理由のひとつですよね。『社長令嬢はウーバーイーツ』。事実を並べた言葉ではあるものの、橋本さんの上品さと努力家な個性を端的に、キャッチーに表しているいいタイトルです。

デジタル写真集『社長令嬢はウーバーイーツ』（撮影／栗山秀作）より

とり　そして、中身を開いたときにグラビアの大胆さに驚かされたことも印象的でした。“社長令嬢”の先入観ゆえに控えめなグラビアを想定していたら、かなり肌見せした衣装で迫力のあるポージングを決めていて。「ここまで攻めてくれるの!?」と衝撃を受けましたね。「芸能界で頑張っていきたい」、「自分を目一杯表現したい」。そんな気概が伝わってくるデビュー作だったなぁと。

金髪　この1作目のデジタル写真集では7つの衣装を着用しています。シンプルなビキニから派手な柄物、フェミニンな衣装まで、幅広く着こなしていて。ちゃんと露出はしているのに、おしゃれな感じにまとまっているのは、橋本さんの上品なオーラとスタイルの良さがあってこそですよ。

とり　そんなところも女子人気の所以かもしれないですね。そうそう。私、ちょっと前までタテイチや正方形で切り取られた写真が好きだったんですよ。普通、人間の視界は横に広がるものだから、ヨコイチの写真は見慣れた風景に近い印象があって、タテイチや正方形こそ、写真ならではの視界だって感じがしていて。でも橋本さんのグラビアを見たときは、断然ヨコイチの写真がいいなって思いましたね。173cmの長身にスラリと伸びる長い脚。橋本さんのこの迫力は、タテイチじゃ収まらないんだぞって。

デジタル写真集『社長令嬢はひたむき』（撮影／栗山秀作）より

金髪　このスタイルを収めるとなると、タテイチだと引きになっちゃうし、そう言われてみると、1作目は特にヨコイチの写真が多いですね。私はどちらかというと、学校を舞台に、教室や音楽室、体育館で撮影された2作目の『社長令嬢はひたむき』がお気に入り。特にこの体育館に競泳水着という組み合わせは、普通だったら青春の青臭さが漂うグラビアになると思うんですけど、クールにカッコよく決まっています。橋本さんのスタイルがあれば、競泳水着をこんなふうに着こなせるんだって、ひとつ発見でしたね。

とり　絶対に学校だと分かる背景なのに、全面的に大人の色っぽさが出ていて、いい意味でスクール感がない写真集ですよね。1作目では明るくて頑張り屋さんなイメージがあっただけに、表現力の振れ幅の大きさを感じました。学校にひっそり忍び込んで過ごす大人の放課後って感じがします。

金髪　それに、この2作目も衣装のバリエーションが豊富なんですよ。競泳水着のほか、ベージュのレース下着や小花柄のチューブトップなど、見方によってはダサくなってしまいそうな衣装も着ていて。でも、表情とスタイルで雰囲気を作ってしまうから、全然ダサさが気にならないんです。

とり　ちなみに、金髪さんのお気に入りの一枚はどれですか？

デジタル写真集『社長令嬢はひたむき』（撮影／栗山秀作）より

金髪　この”階段映え”の一枚ですね。とりさんは迫力が伝わるヨコイチを推してくれていましたけど、この写真はタテイチながらも橋本さんのスタイルの良さを実感できる写真だと思います。薄汚れた階段。くすみカラーのビキニ。地味目な要素が詰まっているにもかかわらずカッコいいグラビアになっていて、グッときました。

とり　階段って、いちばん脚の長さがバレちゃうシチュエーションですよね。意地悪な見方をすると段数を数えられるから、誤魔化しが効かないというか……。でもこの一枚から、橋本さんの脚の長さは本物だって立証されましたよ。数えると、階段3段分の長さがありますから。つまり、階段を3段飛ばしで登れるってことですよ！

金髪　そう言うことになるのか！それって、かなり凄くない!?

とり　凄いですよね！私なんて1段飛ばしでやっとなのに（笑）。

金髪　恐るべし圧巻のスタイルですね。迫力を感じられるヨコイチもいいけど、スタイルの良さを引きでシンプルに楽しめるタテイチも、やっぱり捨てたもんじゃないですね。

「できないことこそやらないと」

とり　いきなりですけど、2021年から「風の時代」になったって話、知っていますか？

金髪　聞いたことがあるような、ないような……。それにしても、急ですね。

とり　西洋占星術の話なんですけど、厳密には2020年の12月22日に木星と土星が重なる「グレート・コンジャンクション」が起こったことをきっかけに、今後200年間は「風の時代」になるらしいんですよ。これまでの200年間は「土の時代」と言われていて、ものを持つことが重視されてきた時代だったそうなんです。例えば、豊かな人生のためには、土地や財産、資格、肩書きなどを持つことが必要だったと。でも、新しく始まる「風の時代」では、目に見えないもの、つまり知識や経験が重視される時代になるらしいです。

金髪　断捨離やミニマリストという言葉が流行ったり、リモートワークの普及で東京近郊から離れる人が増えたり。何となく、そんな感じはしますよね。

とり　そうなんです。私もぼんやりと時代の流れと価値観の変化を感じていて……。そこで橋本さんこそ、「風の時代」を象徴しているグラビアアイドルだなと思ったんです。

金髪　唐突だなぁ！

とり　冒頭でお話しした通り、橋本さんはグラビア以外にも、ウーバーイーツやリアリティーショーへの出演、モデルなど、さまざまな活動を行っているじゃないですか。表舞台に出るにしても、橋本さんくらいスタイルがよければモデルに振り切ることもできただろうし、わざわざウーバーイーツのアルバイトをしたり、グラビアで大胆な姿を披露したり、険しい道を選ばなくてもやりようはあったと思うんですよね。それに、そもそも橋本さんは“社長令嬢”。これが「土の時代」であれば、いやらしい話、土地や財産の心配はないわけですよ。でも、そこをあえて今の道を選んだところに「風の時代」の到来を感じて。

金髪　なるほど、そう繋がるわけですね（笑）。

デジタル写真集『社長令嬢はウーバーイーツ』（撮影／栗山秀作）より

とり　グラビアアイドルとして、モデルとして。それぞれにプライドを持って向き合うことは大事ですが、今やひとつの肩書きに固執する時代ではないんですよね。1作目の『社長令嬢はウーバーイーツ』のラストで泥を塗られているシーンがありますが、いろんな仕事をコツコツ重ねていく泥臭さを楽しむという橋本さんの仕事への向き合い方、生き方を表している場面だと感じました。それに、週プレ2回目の登場の際、インタビューで「いろいろなお仕事を経験するにつれて『できないことこそやらないと』って考えるようになった」「『今日はこれをできるようになったな』って経験を積み重ねていくことが今は楽しい」とも語っていて。この考え方こそ「風の時代」じゃないですか？

金髪　確かに、最近は橋本さんに限らず、あらゆる手段を用いて自分の可能性に挑戦している女のコの姿をよく見かけます。「風の時代」なんですかねぇ。特に橋本さんはモデル並みにスタイルがいいし、実は歌も上手いから、さらに活躍の場を広げられそうです。それにしても、西洋占星術とグラビアを結び付けて考える人はなかなかいないですよ（笑）。面白い視点でした。

とり　普段は占いとかあまり信じないんですけど、ついグラビアに重ねて考えちゃいました（笑）。グラビアでも、アナウンサーや声優、スポーツ選手など、あらゆる肩書きの女のコが活躍しているし、私たちも肩書きに囚われず、貪欲にいろんなことを経験していきたいですね！

（構成／とり）