『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第48回 橋本萌花と女子トーク(前編)「そのひたむきな性格は昔からなんですか?」

グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。第48回は、橋本萌花と女子トーク(前編)「そのひたむきな性格は昔からなんですか?」


写真を見なくても写りが分かるんです


とり 金髪さん、知っていました? この『グラビア美女画報』ついに連載1周年を突破したんですよ。


金髪 そっか! 昨年の4月からスタートしましたもんね。もう1年経つのか。あっという間だなぁ。


とり 周年記念というわけではないですけど、今回は『グラビア美女画報』初の試みとして、私たちがこの連載で語らせてもらった女のコをゲストにお呼びしました。女子トークで盛り上がりながら、記事に書いたアレコレやグラビアへの思いなんかをお聞きしちゃいましょう!ということで、ゲストは“社長令嬢”グラドルの橋本萌花さんです!


橋本 よろしくお願いしますー!


金髪 おぉー! よろしくお願いします!


とり 橋本さんについては、昨年6月公開の第9回(「注目の“社長令嬢”のグラビアアイドル・橋本萌花は“風の時代”が生んだ逸材!?」)で語らせてもらいました。橋本さん、こちらって……?


橋本 はい。もちろん読ませていただきました。制作側の方から褒められるのは、ファンの方に褒められるのとは違ったうれしさがありますね(照)。私のグラビアについて細かく書いてくださり、ありがとうございます! ただひとつだけ疑問があって。記事に書かれてある“風の時代”って、一体何のことですか?


金髪 「橋本萌花は“風の時代”が生んだ逸材!?」なんて言われても、正直分からないですよね(笑)。私も最初にとりさんから聞いたとき、何の話をしているのか分からなかったもん。


橋本 すみません……。ジブリみたいな感じですか?


とり いや、ジブリは全く関係なくて(笑)。西洋占星術の話で、2021年は“土の時代”から“風の時代”に切り替わった年だと言われているんですよ。どういう意味かと言うと、“土の時代”である2021年までの200年間は、肩書きや財産など“物体のあるモノ”を大事とする価値観が主流だったんですね。でも、2021年以降の200年間は、知識や経験など“物体のないモノ”が重要視される“風の時代”になるそうなんです。ちょうど橋本さんのグラビアについて語らせてもらった時期に、ラジオか何かでそんな話を聞いて、コレだ!と。つい、結びつけて話してしまいました。


橋本 な、なるほど。そう言われると確かに、今は“風の時代”なのかも?


とり 社長令嬢という肩書きに固執しない好奇心旺盛さ。芸能活動に対する人一倍貪欲な姿勢。登場されるたびに、表現力が豊かになっていく週プレのグラビアを見ては、そんなひたむきさをひしひしと感じていたんですよ。やりたいこと、楽しいことを軸に、あらゆる挑戦をされている感じは、まさに“風の時代”らしい生き方ですよね。


橋本 おぉ〜、何かカッコいい! LINEのひとこと「風の時代」に変えようかな(笑)。


とり いきなりスピリチュアルに目覚めたのかと、変に心配されそうですけど(笑)。そのひたむきな性格は昔からですか?


橋本 うーん。思春期の頃は、自分のしたいことが分からなかったから、何にもひたむきになれなかったですね。子どもの頃から好きだった歌とダンスを活かせたらと、高校卒業後、六本木にあるショークラブ「バーレスク東京」で働きはじめたんですけど、そこでも「自分は何を目指して日々頑張っているんだろう」と方向性を見失う時期がありましたし……。


金髪 へぇ、そんな時期があったんですね。


橋本 はい。でもバーレスクには、芸能活動に限らず、夢を叶えるため有名になりたいってコがたくさんいたんです。そんな周りの姿を見るうちに、やっぱり私も芸能活動を頑張ろうと。そして一緒に、バーレスクの存在も大きくできたらと思い始めてから、ようやく自分自身の将来にも、ひたむきになれたって感じです。こうやって振り返ってみると、バーレスクを辞めて全くお仕事がなかった時期に、週プレさんが声をかけてくださったおかげで、今の私があるようなものですね。


とり ひたむきにグラビアに挑戦されるなか、今はどんな将来を目指しているんですか?


橋本 お芝居にもっと力を入れていきたいと思っています。演技レッスンにも通っているんですけど、この前、はじめてドラマに出させてもらったんですよ。セリフはたったのふた言。それなのに、前の晩から緊張して全然寝られなかったんです(笑)。入試と同じレベルの緊張が人生にまだあったのか、と。歌でもダンスでもない表現の楽しさを新しく知ることができたのは、スゴく刺激的なことでした。事務所に入ったばかりの頃は、苦手意識もあって「お芝居は絶対にしたくないです」と、ドラマのオーディションを一切受けなかったのに。


金髪 えーっ、じゃあ何がきっかけでお芝居を頑張ってみようと思ったんですか?


デジタル写真集『社長令嬢はウーバーイーツ』(撮影/栗山秀作)より


橋本 グラビアでの経験が、大きなきっかけのひとつです。というのも、初グラビアの『社長令嬢はウーバーイーツ』のときは「いかにポーズをキメるか」だったのが、回数を重ねるごとに、編集さんやカメラマンさんから「リアルで、自然体な感じで!」とシチュエーションに沿った表情を求められるようになったんです。最初は手探りでしたが、周りのスタッフさんの反応から、うまくハマった瞬間が分かるようになってきて。「この感覚でいけば、お芝居もできそうかも」と、不思議と自信が湧いてきたんですよね。


金髪 そうだったんですね。客観的に、制服ディズニーに感化されて実現した制服キャンプのグラビア(デジタル写真集『社長令嬢のフェロモンキャンプ』)は、どう考えても自然体にはなれない気がしたんですけど、橋本さんなりに、どうシチュエーションと表情をマッチさせたんですか? “山奥で制服姿でキャンプする社長令嬢”って、なかなかカオスな組み合わせですよね。


デジタル写真集『社長令嬢のフェロモンキャンプ』(撮影/小塚毅之)より


橋本 そうですね。正直、私にとっても謎でした(笑)。最初に撮ったのが林のなかでの立ちカットで、編集さんの反応もどこかピンときていなくて。何とか感覚を掴めたのは、このキャンプ椅子に座ったときでした。思うままに表情を作ってみたら、編集さんが「それ、いいっ!!」と食い気味で言ってくださったんですよ。


金髪 ハマったときとそうじゃないときで、そこまで極端に反応が違うんだ(笑)。確かに、このキャンプ椅子に座っている別カットは本誌の扉にも使われていましたし、私も強く印象に残っているなぁ。それに、お話を聞いた感じ、この独特なシチュエーションを自然に見せられているのは、橋本さんのお芝居に向かう気持ちがあってのことだとも思いましたよ。普通のコだったら、絶対もっと戸惑っているだろうから。


とり 同感です! 見事にハマる表情を見つけられましたよね。


橋本 それでいうと「週プレさんはこういう雰囲気のグラビアが好きだよなぁ」と、雑誌のタイプを考えながら撮られていた部分はありますね。もちろん、編集さんの好みも(笑)。


とり おー、鋭い視点!


金髪 うんうん。それってスゴい気づきだと思う! おっしゃる通り、雑誌ごとにグラビアの見せ方って全然違っていて。その意識を撮影で発揮できたのは、グラビアをちゃんと見ている証拠ですよ。


橋本 そ、そうなんですかね? とはいえ、撮影中にカメラマンさんから指示されて気づかされた部分も多々ありますよ。体の見せ方や動かし方なんかは特に。その辺は、画角を知ることでうまく動けるようになった気がしていますね。


とり 画角を知る?


橋本 はい。同じ距離感で撮影しても、カメラやレンズが違えば画角も変わるじゃないですか。何度かご一緒したカメラマンさんだったら、わざわざ写りを確認しなくても、何となくどこまで体が写っているか分かるんですよね。そうやって画角を把握するだけで、ポージングの意識も変わりましたし、ハマる打率もあがってきた気がします。


金髪 へー! 「画角を知る」なんて意識、はじめて聞きましたよ。


デジタル写真集『社長令嬢はひたむき』(撮影/栗山秀作)より


橋本 それから光! 特に自然光は時間との勝負ですし、常にシャッターチャンスを逃すまいと集中しているカメラマンさんは、焦りもあるじゃないですか。現場でのカメラマンさんとアシスタントさんのやり取りから、その緊張感が伝わってきて。いつの間にか、今どう光を当てようとしているのかを想像して写るようにもなってきましたね。


とり お話を聞いていると、モデルとしてグラビアを撮られながらも、編集の視点とカメラマンの視点を同時に持ち合わせていますよね。ただ撮られるだけじゃなく、自ら撮影に関わりにいっているというか。撮り下ろしを重ねるたびに表現力が増している理由が分かった気がします。


金髪 そうだよね。お芝居の経験が増えると、またさらにグラビアも変化しそう。


橋本 そう言っていただけてうれしいです! 私も、経験値が増えるほど表現の幅も広がると思っていて。だから、今後はもっと新しいことに挑戦していきたいんです。そりゃあ、ヤバいくらい緊張はするし不安もあるんですけど、それを乗り越えた先の表現は、きっと見てくださる方にも伝わるはずだと信じています。ちょっと真面目すぎましたかね?


とり いやいや。「もっと新しいことに挑戦していきたい」って言葉に、改めて橋本さんの“風の時代”っぷりを感じましたよ。何よりも経験が大事ってことですもんね。


金髪 そうですよねって、また“風の時代”の話!?


取材/金髪りさ、とり


撮影/金髪りさ


橋本萌花(Moca HASHIMOTO)

1998年7月28日生まれ

身長173㎝ B86 W56 H89

全国展開の某人気ラーメンチェーン創業者の娘。"美しすぎるUber Eats配達員"として話題に。「第34回 マイナビ 東京ガールズコレクション2022SPRING/SUMMER」に出演。

公式Twitter【@mokarinko0728】

公式Instagram【@moca.gram】


【デジタル限定】橋本萌花写真集「社長令嬢はウーバーイーツ」撮影/栗山秀作 価格/1320円(税込)

今となってはかなりレア!? 橋本さんの貴重すぎる“緊張”の初グラビアを収録したデジタル写真集です。初々しいけど大人っぽい。表情はちょっぴりぎこちなくも、スラリと伸びる曲線美に漂う色気は本物です。橋本さんのスタイルの良さを存分に楽しめる一冊! 原点にして高すぎる完成度。本作なくして彼女は語れません!!


【デジタル限定】橋本萌花写真集「社長令嬢はひたむき」撮影/栗山秀作 価格/880円(税込)

みなさん、学生時代の記憶を呼び起こしてください。真冬の体育館、ゲキ寒でしたよね(震)。こちらは、そんな冬の学校を舞台に橋本さんの頑張り屋さんな一面が見られるデジタル写真集です。音楽室や教室で水着になるという不思議なシチュエーションも、なぜか絵になる橋本さん。圧倒的スタイルがそうさせるのか、それとも急成長した表現力の表れなのか。いずれにせよ、前作からの進歩が感じられます。


【デジタル限定】橋本萌花写真集「社長令嬢のフェロモンキャンプ」撮影/小塚毅之 価格/880円

一冊丸ごとキャンプ号となった本誌(2021年4月27日『週刊プレイボーイ19・20合併号)にて掲載された“フェロモン出まくりのキャンプグラビア”をまとめた一冊です! 制服ディズニーが流行るなら、制服キャンプも流行るはず!? またもや不思議なシチュエーションで「果たしてこれはキャンプなのだろうか?」と思わず疑問を抱いてしまいますが、きっとこれもキャンプなのでしょう。金髪もとりもお気に入りの一冊です♡

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