『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第56回 華村あすかさんと女子トーク(後編)「自分は自分。そう思っていないと、このお仕事は続けられない気がします。」

グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。


第56回は、華村あすかさんと女子トーク・後編「爽やかなグラビアは自分には似合わないんじゃないかなって思います」


■友達から“ベイマックス”と呼ばれていました


とり 今年1月末に発売された写真集『月刊 華村あすか 今』(小学館)、買わせていただきましたよ。南国・高知を舞台に、海でじっとり濡れていたり、旅館でぐったり肌を晒していたり。今までのどのグラビアよりも、大人っぽくて色っぽい写真集だと思いましたね。


華村 本当ですか?ありがとうございます!


とり なかでも、お刺身を食べている口もとだけが写された見開きのカットがあったじゃないですか。私、あのカットが特に好きで。


華村 あはは。ちゃんと顔が写ったカットではないですけど(笑)。


とり すみません(笑)。でも、この間コラボさせていただいたYouTube『女子のためのグラビア講座』で、「デジタル写真集『暴風亜熱帯。』にある夕日のカットを見たとき、自分のホクロが好きになった」と話されていたじゃないですか。私も、そのお刺身を食べているカットを見たとき、ホクロが魅力的だなって思ったんです。顔が写っていない口もとだけのカットでも、華村さんだと一発で分かるすてきなチャームポイント。むしろホクロがあったからこそ、写真集の見開きで大きく使われたような気がするんですよね。


デジタル写真集『暴風亜熱帯。』(撮影/ 桑島智輝)より。本人曰く「ホクロを好きになった一枚」。


華村 確かに、(写真集を撮影した)アンディ(・チャオ)さんも、「ホクロがいいね」と言いながら撮ってくださっていた気がします。うれしいですね。そうやって魅力的に感じていただけるのは。友達には「あすか、口もとにゴマついているよ」なんて言われるので、結構気にしていたんですよ。


金髪 小学生ならまだしも、そんなこと言う人いるの!?


華村 たまに言われますよ。ドラマの撮影では、「色が濃すぎるから」とコンシーラーで消されたこともありました。もしグラビアをやっていなかったら、ただのコンプレックスで終わっていた気がします。


とり お刺身のカットに惹かれたのには、もうひとつ理由があるんです。華村さん、一度、週プレのインタビューで、カメラマンさんの思いに応えられない自分が悔しくて泣いてしまったと話されていましたよね。デジタル写真集には、本当に涙を流されているカットも収録されていました。


デジタル写真集『その涙を超えて。』(撮影/ 丸谷嘉長)より


華村 はい。ありましたね。カメラマン・丸谷嘉長さんの現場でした。


とり 私、そのときの涙が忘れられなくて。きっと、深く考え込んでは、食事も摂らずに自分を追い込むタイプなんだろうなと。華村さんの真面目さと涙の理由を思うと、胸がキュッとなったんです。だから、あんな風に活き活きとお刺身を頬張っている姿が見られたとき、ちょっと安心したんですよね。


華村 あはは。何だかご心配をおかけしていたみたいですみません。


とり いやいや!私が勝手に妄想して、勝手に心配していただけなので(笑)。


金髪 とはいえ、撮影前は基本的にあまり食べていないんじゃないですか?


華村 そうですね。食べるとすぐにお腹が出ちゃう胃下垂なので、撮影があるときは、食事の量とタイミングを気を付けています。食べるのは大好きなんですよ?中高でバスケをやっていたときは、ヤバいくらい食欲旺盛で、今よりだいぶ太っていましたしね。友達から“ベイマックス”と呼ばれていたほどです(笑)。


金髪 いくら何でも、ベイマックスは言い過ぎでしょ!


とり 食べているイメージがないから、その話を聞けただけでもホッとします(笑)。具体的には、どんな食べ物がお好きなんです?


華村 定期的に食べるのは、プルダックポックンミョンですかね。ご存知です?


とり えっ、あの韓国の激辛インスタント麺ですか?


華村 そうです。日本でも人気がありますよね。私、めっちゃ好きなんです。少なくとも週1ペースでは食べていますね。


とり 想像以上に定期的でした(笑)。


金髪 私も食べたことあるけど、かなり辛いですよね。平気なんですか?


華村 全然平気。何なら、ちょうどいい辛さです。私、キッチンの引き出しに辛いものコーナーを作っているくらい激辛好きなんですよ。プルダックポックンミョンは、常に2ヶ月分ストックしてあります。


金髪 ストック量がガチだ……。本当に激辛好きなんですね。ちょっと意外です(笑)。じゃあ、蒙古タンメン中本の北極ラーメンはどうです?


華村 正直、北極は辛くないですね。普通に味噌ラーメンを食べているのと変わりません(笑)。食べるときは、いつも辛味を足しています。


金髪 それ、もはや普通の味噌ラーメンを食べても味を感じないんじゃ……。


華村 そんなことないですよ!辛くないラーメンも、それはそれで好きです。


金髪 ほ、本当に?


とり 逆に、甘いものが食べたくなる瞬間はあるんですか?


華村 ないですね。スイーツとかパンケーキとか、いわゆる女子が好きな食べ物はあまり食べないです。好んで食べるとしたら、辛いものかしょっぱいもの。って、かわいげなさすぎですかね(笑)。


とり グラビアのイメージ的には女のコらしいというか。てっきり甘いものやあっさり系の食べ物が好きなのかと思っていましたよ。そっかぁ、激辛好きなのかぁ。今度はお刺身じゃなく、汗だくで激辛ラーメンを頬張っている華村さんを見てみたいですね。


■いつかはヨーロッパでグラビアを


とり 意外なキャラクターが分かってきたところですが、比較的はっちゃけた華村さんが見られるグラビアというと、同じ事務所の北向珠夕さんと一緒に撮影された『夏、駆ける、青春。』ですよね。バスケにバレーに卓球と、体を動かしているおふたりの様子が新鮮でした。


デジタル写真集『夏、駆ける、青春。』(撮影/ 岡本武志)より


華村 中高でバスケをやっていた私と、中学生の頃にバレーで県代表に選ばれた珠夕ちゃん。スポーツが大好きなふたりだったので、特に卓球対決のシーンはお互いガチでした(笑)。個人的には、バスケットボールを触ること自体が久々だったので、懐かしい気持ちにもなっていましたね。


金髪 北向さんとは年も近いですし、普通に仲が良いんだとか。一緒にグラビアを撮る機会もなかなかないと思いますけど、撮影はどうでした?


デジタル写真集『夏、駆ける、青春。』(撮影/ 岡本武志)より


華村 めちゃめちゃ緊張しましたよ。友達同士隣り合わせで水着になって、表情やポージングを決めている状況は、恥ずかしさしかなかったです。休憩中、ふたりでずっと「なんか不思議な感じがするね」って話していましたもん。


とり 北向さんへの対抗意識はなかったですか?卓球対決の延長で「グラビアも負けていられないぞ」みたいな。


華村 それはなかったですね。そもそも私、他人に対してライバル意識を持ったことがほとんどないので。


とり 同世代のタレントさんと自分を比べてしまうなんてことも、あまりない?


華村 グラビアを始めたばかりの頃はありましたよ。そのときは、周りのみなさんの美しさに圧倒されて、自信を失いかけていました。自分なんかがどうしてグラビアに出させてもらえているのか、分からなくなっていたんですね。ストレスで過食が続いて太ったり、その反動で痩せすぎてしまったり。表に出る仕事をする人としては失格なくらい、不安定な気持ちが見た目にも表れてしまっていました。ただ、気が強い性格のお母さんから「比べて何になるのよ。あなたはあなたでしょ」と何度も背中を押されて。意識的に、少しずつ他人と自分を比較しないようになりましたね。


とり 他人と比べるよりも、自分の良さを見つけて伸ばしていく方が大事だと。


華村 正直、根は自信がないんですよ。だからこそ、自分と他人は違って当たり前じゃんってスタンスでいるようにしているんです。他人の魅力を羨ましがっても仕方がないですからね。自分は自分。そう思っていないと、このお仕事は続けられない気がします。


金髪 ただ、これまで週プレでは、しっとり系のグラビアが多かったじゃないですか。他のコみたいに、爽やかなグラビアがやってみたいとか、そういう願望を抱いたことはないんですか?


華村 えっ、どうだろう。逆に、爽やかなグラビアは自分には似合わないんじゃないかなって思います。太陽が照りつけるビーチでのグラビアなんて、想像できないですし。


金髪 一度『ヤングアニマル』(白泉社)で、メイド服を着たグラビアをやっていたじゃないですか。あれ、スゴくかわいいなぁと思っていて。週プレのグラビアとはテイストが違うポップな仕上がりだったものの、こういうのも似合うんだって、新たな華村さんを知れた気がしたんですよね。


華村 ありがとうございます。顔立ちが幼いので、ツインテールをして、ああいうフリフリの衣装を着ると、一気にロリ感が増すんですよね(笑)。珍しいコンセプトでの撮影だったので、私もいつもと気分が違いました。


とり たまにはコスプレ風のグラビアをやるのも楽しそうですね。華村さんとしては、どんなグラビアが理想なんです?


華村 客観的に見て憧れたのは、池田エライザさんの写真集『pinturita』(集英社)の世界観ですかね。学生時代から密かにエライザさんのファンだったので、写真集が出たとき買わせてもらったんです。見させていただいて、私もこんな感じで撮影してもらいたいなぁと思いましたね。


金髪 スペインのバルセロナやカタルーニャ地方など、ヨーロッパを舞台にしたおしゃれな写真集でしたよね。衣装も凝っていましたし、とにかくエライザさんがカッコよかったです。


華村 はい。特に馬に跨っているカットに憧れました。カッコいいのに、着飾ってない感じがスゴくすてきだなぁって。それに私、グラビアの撮影で海外に行ったことがないんですよ。いつか私も、ヨーロッパでグラビアを撮ってみたい。ロケーションが変われば写りも変わるだろうし、その変化は、自分でも見てみたいところです。


金髪 そろそろコロナも落ち着きかけている頃ですしね。狙いどきじゃないですか?


華村 確かに!ふふっ。そのときは是非、週プレさんでヨーロッパの夢を叶えさせてください。よろしくお願いします!


 


●華村あすか

1999年3月18日生まれ 山形県出身 身長168cm

趣味=歌うこと 特技=バスケットボール

Instagram【@hanamura_asuka】



【デジタル限定】華村あすか写真集「暴風亜熱帯。」撮影/桑島智輝 価格/880円(税込)

生い茂る緑に映える赤色ビキニ。八丈島にて人知れず咲いていた、小さな花を見つけたような。華村さんの無垢な存在感に、そんなトキメキを覚えます。だんだん荒さを増す風に、乱れる髪。大きく波が揺れる海を背景に、崖のうえで華奢な体を自由にくねらせ、自身を大胆に表現してみせる。純な心は逞しい。儚さと力強さと。華村さんの幅を感じます。


【デジタル限定】華村あすか写真集「その涙を超えて。」撮影/丸谷嘉長 価格/880円(税込)

舞台は真冬の軽井沢・白馬。静寂のなか、涙の粒が頬をつたう……。インタビューにて「仕上がった写真を見ると、(カメラマンの)丸谷さんの狙いや思いを表現しきれない自分が写っていました」と語る華村さん。この悔しさを超えた先に、きっと新しい希望があるはず!ページを追うごとに光に満ちていく構成に勇気がもらえるデジタル写真集です。


【デジタル限定】華村あすか/北向珠夕写真集「夏、駆ける、青春。」撮影/岡本武志 価格/880円(税込)

学生時代、バスケ部に所属していた華村さんと、特待生に選ばれたほどのバレーの腕前を持つ北向珠夕さん。スポーツ少女コンビにして、同じ事務所に所属する友達でもあるふたりが、スポーツをテーマにしたグラビアでそのガチっぷりを披露!ランニングウェアで走ったり、卓球勝負をしたり。普段のグラビアでは見られない元気満点な姿&ふたりの友情を是非!

おすすめコラム

関連サービス